中国経済の崩壊はいよいよ今年か、というショッ
キングな表題が踊る記事があった。
不動産バブルの崩壊が叫ばれて以来、経済の
破綻を予想して来た弱気論者に取っては、既に
破綻の可能性を備えていたリーマンショック後に、
４兆元投資で息を継いだ後、投機資金の流入で
益々不動産バブルは膨張し続けて来た。
だが、昨年来の「影の銀行」絡みの資金調達難、
短期金融市場の流動性混乱や社債のデフォルト
などに加えて人民元安トレンドが呼び起こす
不動産バブル破裂の予測が現実味を増して
中国経済はかってない危機的状況を備える
状況になって来たと言う。
中国経済の回復に備えた改革の施策も早々に
お蔵入りして再びインフラ重視の対応に逆戻し
過去の不採算投資や汚職を覆い隠して、更に
負債を膨張させて止まる所がないのが現状だ。
民間債務が既に国内総生産（ＧＤＰ）の２倍に
まで膨れ上がっていることに危機感が募る。
ハルマゲドンが今年にもと、弱気派は予想する。
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