日本の労働市場は急転、様変わりをしてきた。
法律に適合した労働環境を備えていない企業は
ブラック企業と名指しされぬよう、また噂を恐れ、
労働条件改善に必死に取組みだした。
厳しい労働環境が敬遠されてパート従業員が
定着せず、遂に閉店続出の事態に追い込まれた
大手牛丼チェーンが大きなニュースに。
働かしてやる、から働いて頂く、への対応の
切り替えを誤ると口コミの噂は企業の存廃の
決定権を備えた恐ろしい渦となって広がる。
現在、日本には外国からの労働者が約７０万人
滞在しているが、早晩１００万人に増える。
生産年齢層の減少は国力の衰退に直結する。
中国の人口動態の現状はいよいよ危険域に。
このほど一人っ子政策を緩和したが２０３０年
までに人口のピークを迎え減少に向う。
２０１２年に生産年齢人口はマイナスに転じた。
合計特殊出生率１．１８、男女出生比率１．１７。
産業構造の高度化を目指すにも軸足は汚染
物質垂れ流しの成長路線に置いたままだ。
所得格差を改善し、国民を中産階級化すると
唱えてみても、購買力平価ベースで日米の
１/４にも達しないうちにピークアウトする。
このままでは将来も毒性を備えた濃霧の国だ。
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