韓国銀行（中央銀行）が8月１日に発表した国際
収支によると、６月の経常収支は121億7000万ドル
(約1兆2450億円) の黒字で、単月としては昨年6月の
118億7000万ドルを上回り過去最大の黒字となった。
経常黒字は2012年3月から52ヶ月連続。
上半期(1～6月)の黒字は499億8000万ドルで、
前年同期に比べると3億8000万ドル減少。
韓国銀行は今年の経常黒字が950億ドルと推計。
だが、経常黒字の積み上げは強力な輸出力を
備えている結果ではなく、限り無く萎みゆく輸出の
減少とそれを上回るペースで減り続ける輸入だ。
2013年2月に朴槿恵が大統領に就任して以降、
取り続けてきた韓国経済の中国依存一辺倒で
中国向け輸出額は2015年度には輸出総額の26％に
達し、香港を含めると30％以上にも及ぶ。
中国経済の減速で対中輸出は減少し続けている。
財閥企業に依存する中小企業数は60％に達して
いるため、仕事が細るこれらの企業は倒産へ。
中国市場そのものが崩壊し始めている上、中国
企業の採算度外視の安売り価格と製品品質向上が
著しい競合商品との競争で輸出は細るばかり。
サムスンのスマートフォンさえも「小米科技」など
中国メーカーに追い越され、今では５位に転落。
家庭債務は120兆円にも膨れ上がっており、国民は
今や経済を押し上げるだけの購買力も備えていない。
朴槿恵は習近平の尻馬に乗って得意満面だったが
深入りしたツケは韓国にとって余りにも大きい。
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