大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

エタノール生産の問題点

2008年07月18日 | Weblog







バイオマスエタノールは、再生可能な自然エネルギー

ことや、燃焼しても、地上の循環炭素量を増やさない

ことなどから、地球に優しい燃料として評価されています。

しかし、全てが良いことづくめでは決してありません。

そこには、大きな落とし穴もあれば、解決すべき問題点

も多く残されています。

自然界に無尽蔵に自生している植物やスイッチグラス

のように比較的安定的に多量に容易に入手が可能な

バイオマスであることが、本来の前提条件です。

バイオエタノールの原料の生産に備えて、農業機械や

装置を稼動させて、肥料や農薬を使用するのであれば、

それ自体が既存の化石エネルギーを消費していること

であり、さらに、バイオエタノールを生成するのにも化石

エネルギーを消費することになります。

それらのエネルギー源が、化石燃料に由来するので

あれば、バイオマス燃料を得るために、化石燃料を

消費していることなのです。

バイオマスの種類や生成方法などの条件を検討して

二酸化炭素の放出の収支バランスを分析、調査する

ことも非常に大切なことです。

また、バイオマスの調達のために、他の作物、特に

穀物の供給に影響を与えたり、自然林の伐採、開拓

で環境破壊を野放図に行われれば、決して次世代の

夢の代替燃料などと言えるものではありません。

バイオエタノールの生成工程で排出される副産物や

廃液で河川などの環境を汚染し、破壊している実態も

由々しきバイオエタノールの大きなマイナス負荷と

なっています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?






  





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