9月6日3時に発生した、北海道胆振東部地震,
M6・7、震源の深さ37Kmの地震の震源となった
活断層について、動いた断層が震源地の西側の
石狩低地東縁断層帯の南部が動いたとする説と
未知の断層が動いたとする説が出ている。
東京大地震研究所は,「この断層帯が活動した
可能性が高い」とみており、地下の断層面が
東側へ傾斜していることや、地震のメカニ
ズムは岩盤が東西方向に圧縮される逆断層型で、
今回の地震も同じタイプだったことが理由。
ただ、この断層帯で過去の地震の震源の深さが
5~15㎞だったのに対し、今回は37㎞と深い点に
疑問が残るとしている。
他方、道内の専門家らでつくる「石狩沖積低地
研究会」外貨、平成26~29年に実施した地質
調査の結果、過去に繰り返し地震が発生して、
地形や地層が変化してできた「二次的活断層」が
存在し、多くの犠牲者が出た厚真町の吉野や
富里、幌内地区付近の少なくとも4ヶ所に、
南北に走る線状模様があることから、いずれも
二次的活断層が動いた可能性があると指摘。
最大震度7を観測した厚真町の現場付近には、
これまでに知られていない活断層が複数存在
していた可能性があるとするもの。
石狩低地東縁断層帯は、北部の主部と南部とに
わかれ、主部は全長約66Km、地震の規模は
最大M7・9、30年以内に発生する確率はほぼ0%。
南部は、全長が54㎞以上、最大M7・7以上、
確率は0・2%以下となっており、確率としては
高い方とされている。
また、主部と南部が一体となって動く場合は
全長が108㎞となり、規模はM8.2以上となる。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?