大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

韓国 自前のヌリ号 衛星軌道投入できず

2021年10月27日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



韓国人にとって、自前のロケットの打ち上げは

長年の悲願だったが、10月21日にやっと待望の

ロケットを打上げることには成功した。

2009年と2010年には、ロシア製のロケットを

用いて打ち上げを行ったが、2度とも失敗。

2013年1月30日に、全麗南道の羅老(ナロ)宇宙

センターから[羅老号]が打ち上げられ、初めて

搭載された人工衛星[羅老科学衛星]も無事に

目標の周回軌道に乗せることに成功し、世界で

10番目のロケット打ち上げ国になったと大騒ぎ。

だが、この時も1段目のブースターはロシア製を

使用しての打ち上げだった。

前年12月に、韓国大統領選中の朴槿恵候補は

2020年には、月面に太極旗がはためくだろうと

ぶち上げて、大いに科学大国を煽っていた。

風のない月面に太極旗をはためかすとは、と

こちらも話題になったが、その後の在任中を

通じて、自前のロケットブースター開発に

熱心に取組んだが、2020年までに月面に旗が

立つことはなかった。

そして10月21日、待望の初の純国産ロケット

[ヌリ号]が模擬人工衛星を搭載して打上げた。

世界7大宇宙強国への飛躍とメディアは煽って

打上げはしたが、衛星の投入には至らなかった。

重量が1・5トンの模擬人工衛星を搭載した3段目

ロケットの噴射が予定通りに行かなかった

ため、衛星の投入が出来なかったという。

要するに、ロケットを打ち上げるだけの

世界10番目の国の域を出られなかったのだ。

1・5トンの衛星投入に成功して、世界7番目の

ロケット大国の仲間入りをしたはずだったが

期待は虚しく気体となって消えた。

日本や北朝鮮と肩を並べることが叶わなかった

ことが何より悔しいという無念さが満ちている。

2021年2月10日に、アラブ首長国連邦(UAE)が

宇宙探査船[アル・アマル]を火星周回軌道への

打上げに成功した。

このニュースに対して、ロケット打ち上げで

先を越された韓国は、韓国企業の技術陣が

2000年代にUAEに技術指導をした成果だと

報じていたが、この技術陣をしても、今回の

ヌリ号による模擬衛星の地球周回軌道投入の

技術は難しかったらしい。

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