大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国 三峡ダムの3倍規模のダム建設計画

2021年10月01日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




日本人は、古来、自然と共存し、自然の中に

神を見て文化を築いてきたが、無神、無宗教で

神の存在を否定する中国では、自然とは戦う

相手であり、克服すべきものだとする。

世界最大のダム、三峡ダム完成で中国指導部は

胸を張り、自然を制御することに成功したと

宣言し、祝った。

2020年の豪雨で、三峡ダムが貯水容量を超えた

ときは、下流域に住む4億人の人々は、決壊の

可能性を知り、不安に慄いた。

中国政府は、第14次5ヶ年計画(2021~25年)の

重要プロジェクトの一つに、三峡ダムが2020

年に記録した、年間約1030億kWhの約3倍の

発電容量を備えたダム建設がある。

バングラデシュで、インドの大河ガンジス川と

合流してインド洋に流れ込むブラマプトラ川の

上流のヤルンツァンポ川に、年間3000億kWh

程度の発電容量を備えたダムを建設する計画。

ヤルンツァンポ川は、チベット高原を源流と

して、川の平均標高が約4000mの高地に在る。

氷や氷河の溶解で、洪水や地滑り発生が懸念

される地帯で、現実にダム建設予定地の上流

約40Kmに在るチベット自治区林芝市米林県

付近で2018年10月に大規模な地滑りが発生。

この地滑りで、東京ドーム約480個分に相当

する約6億立方メートル堰止湖ができており、

2021年3月にも大規模な地滑り発生があった。

近年の気候変動に伴う氷河の融解に加え、集中

豪雨が重なって地滑りが発生し易くなっている。

2021年2月7日には、インド北部ウッタラカンド

州でヒマラヤの氷河の一部が崩壊して大洪水が

発生したため、下流で水力発電所の建設工事

現場の190人が土石流に流され、14人死亡、

170人以上が行方不明になる事故が発生した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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