大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 鉄道負債87兆円 利益の2580年分

2019年05月08日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




中国の鉄道事業を運営する鉄路総公司の3月末

時点の負債残高が、過去最高の5兆2683億元

(約87兆2400億円)に達し、2018年通年の事業

純利益の2580分に相当する金額だった。

2018年の運輸収入は7569億元(約12兆5500

億円)で、うち客運収入は3570億元(約5兆

9200億円)、貨物輸送収入は3522億元(約5兆

8400億円)、純利益は20億4500万元(約339

億円)で前年の18億1900万元(約302億円)を

12・2%余上回り、過去最高だった。

経済の底上げに備えた相次ぐ鉄道建設投資の

増加で、2018年末の負債残高は5兆2134億元

(約86兆4300億円)だったが、年初からの投資

増で2019年3月末にはさらに増えて5兆2683

億元に達し、過去最高になった。

中国鉄路総公司の巨額の負債は、中央政府に

よる地方開発、経済発展策などの政策による

ほか、いざというときに備えた軍の迅速な

移動を目的としていることもあり、高速鉄道

網の急速かつ大規模な建設事業を続けている。

時速250㎞以上で走る中国の高速鉄道網は、

2018年末で2万9000キロを超えた。

この内、利益が出ているのは大都市エリアを

結ぶ北京と上海間の京滬高速鉄道、北京と

広東間の京広高速鉄道のみだとされる。

西南交通大学の教授は、鉄路総公司の資産

負債比率は65%前後で、資産は優良な国有

資産であり、債務は鉄道体制・メカニズムの

改革の深化といった措置により形成される

厳格なリスクコントロール制度を備えている

ので、完全に、適切に対処ができる。

リスクを適切にコントロールすれば、中国は

高速鉄道発展の新たな黄金の十年を再び迎え

ることが完全に可能だと自信をのぞかせている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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