最近、韓国内では白頭山が再び噴火した場合、
韓国が受ける影響についての研究が活発化。
韓国など国際共同研究チームが、白頭山付近の
岩石を調査した結果、946年の白頭山の噴火が
有史以来最も強力な火山噴火だったとの研究
結果を報告している。
噴火では、約45メガトンの硫黄ガスが噴出し、
火山灰は、日本の北海道から本州北部、
グリーンランドの氷河にも達したという。
研究チームは、これを根拠にして、これまで
最も強力とされていた1815年のインドネシアの
タンボラ火山噴火よりはるかに多い量だとし、
白頭山噴火が有史以来最も大きい規模の火山
噴火だったと推定したとする。
報告では、白頭山が再び噴火し946年の噴火の
約半分(20メガトン)の硫黄ガスを噴出した
状況をシュミレーションした結果、火山の
噴出物が空を覆い、約3ヶ月で北半球の平均
気温が最大で0・5度下がることが分かった。
過去約100年間の人間の活動により、地球の
平均気温が0・85度上がったことを考えると、
非常に大きな気候変動といえる。
また、噴火時に北から強い風が吹いた場合は
韓国でも大規模な航空機の欠航や、灰による
水質汚染などの被害発生の可能性を警告。
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