大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

筋肉疲労のメカニズム 乳酸の働き

2018年06月12日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



乳酸が疲労に関与しているメカニズムの説明

では、筋肉疲労の原因は、筋肉の運動で乳酸が

多くつくられることで乳酸の生成過程で発生

する水素イオンの影響により、身体が若干

酸性に傾くこと、またエネルギー源である

筋グリコーゲン(糖)の蓄えが少なくなることが

筋肉疲労の原因と言われている。

運動では、筋肉に蓄えられている糖質の一種で

ある筋グリコーゲンが分解され、ATP(アデノ

シン三リン酸)が作り出されることでエネル

ギーが産みだされる。

また、筋グリコーゲン(糖)の分解時には乳酸も

同時に造り出される。

乳酸は酸素の供給される活動や運動(日常生活

動作やジョギングなど)よりも無酸素性の激しい

運動(短距離走など)でより多くつくられる。

身体には乳酸を一旦中和させてから、ミト

コンドリアで酸化してエネルギー源として

再利用する働きを備えている。

乳酸はエネルギー源として再利用されるが、

乳酸の生成が消費を上回ると乳酸が蓄積される。

乳酸は筋肉からカリウムが漏れ出して筋収縮を

阻害することを防ぐ働きを備えるとされている。

筋収縮の阻害を防ぐということは、乳酸が

疲労を起こすのではなく疲労を防ぐ物質で

あることもいえる。

また、血管新生や傷の修復促進、ミトコン

ドリア(酸素を利用してATPを産生する)新生、

遺伝子発現調節などの働きも備えているとされ、

乳酸にプラスの効果があることも判って来た。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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