大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

雲仙雲仙普賢岳の大規模火砕流 1991年6月

2018年06月28日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        




1991年6月、雲仙普賢岳で火砕流が発生し、

撮影などのために山裾に入っていた報道陣を

中心に43人が火砕流に巻き込まれ犠牲になった。

島原半島の西側の橘湾にあたる千々石カルデラの

外輪山として形成された雲仙岳は、最高峰の

平成新山(1,483m)を中心に、普賢岳(1,359m)や

国見岳(1,347m)、妙見岳(1,333m)、野岳(1,142

m)など、1000mを超える峰々により構成される。

主峰は普賢岳とされるが、1990年(平成2年)から

1995年(平成7年)にかけての火山活動で、平成

新山が誕生して最高峰となった。

普賢岳など火山へは、橘湾地下13km付近の

マグマだまりから斜めにマグマが上昇している。

普賢岳は、約7,300年前の鬼界カルデラの

大噴火に伴って噴出した火山灰層のアカホヤ

火山灰層
の上に火山噴火に伴う火砕流の痕跡を

遺していることから、周辺の峰々と共に繰返し

活発な噴火活動を続けてきたようだ。

最近では、1990(平成2)年11月に普賢岳山頂

東側の火口などで水蒸気噴火が発生し、翌年

溶岩ドームが出現して成長、火砕流が頻発。

1991年(平成3年)5月20日、普賢岳に溶岩

ドームが出現すると日に日に成長を続けて、

24日にはドームの一部が崩落して、最初の

火砕流が発生し、小規模な火砕流が頻発した。

この現象を観察や撮影するために報道各社を

中心に多くのカメラマンや関係者が集中した。

当局の安全に備えた規制による避難勧告地域内

ではあったが、溶岩ドームから4Kmほども

離れており、40mほどの高台であったため、

不安ながらも安心感をもっていたのだろう。

6月3日16時8分に、大規模な溶岩ドームの崩落と

共に火砕流が発生し、多くの犠牲者を出した。

雲仙普賢岳の噴火による建物の損壊状況は、

火砕流と土石流によるものを合わせて建物

2511棟が損壊し、被害額は2299億円に上った。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?









備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?