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中國メディアの報告では、中国の高齢化には、
「高齢化のスピードが速い」、「農村部の高齢者が
多い」、「女性の高齢者が多い」という3つの
特徴を備えている。
2013年、中国の高齢者人口は2億の大台を
超え、2億200万人に達して総人口の14・8%を
占め、高齢社会の仲間入りをした。
研究者の報告では、2030年に65歳以上の高齢
者は総人口の20・2%にあたる2億8000万人となる。
2050年には、4.8億人となり、予測される総
人口13.6億人の35%を占めることになる。
中国には、養老施設が2017年末時点で15・4
万ヶ所存在しているが、正式に登録されている
のは約2.9万カ所に過ぎず、これら施設が備える
ベッド数は700万床しかなく、必要数には程遠い。
また、国家資格を持つ介護士は2万人しかおらず、
今後必要となる介護士1000万人を養成するには
相当な年月を必要とする。
北京市では、介護を受ける場所についての
目標値で、自宅が90%、在宅サービスが7%、
病院や施設が3%としており、上海市でも
9割が自宅介護を目標としている。
富裕層は、地方から雇用して介護に当らせて
いるが、一般庶民には程遠い話だ。
中国の憲法、第28条で、国家は基本年金保険
制度を通じて、老人の基本的生活を保障する。
更に、29条では国家は基本医療保険制度を
通じて、老人の基本医療の需要を保証する。
しかし、既に年金制度の破綻が懸念されている
中で、国家衛生委の焦雅輝副局長が「今後、
“養老”の主体は国家ではなく、地域社会と
家庭である」と言明し、国は憲法を無視して
果たすべき義務の放棄を宣言している。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?