備えよ常に! 備えあれば憂いなし
2023年8月に、中国メディアが報じた中国の
2022年の合計特殊出生率は、1・09だったと
報じ、20年の1・30、更に21年の1・15から
劇的な減少を続けていることが判った。
この流れだと、2023年は1・0割れは必至だ。
中国共産党は、7月の第20期中央委員会
第3回全体会議(3中全会)で、[出産に優しい
社会]の構築に向けた計画を公表した。
危機感を抱いた指導部は、出生率の上昇へ
力点を置き、新たな施策を進めるようだ。
3中全会では、育児や教育の費用負担を
軽くするといった対策をすると発表した。
だが、同時に住宅需要喚起など都市部への
人口移動を奨励するとの方針も発表。
農村部から都市部への移住を推進し、より
よい育児や教育環境で生活のレベルアップを
進める方針だとすれば、歓迎される施策だ。
しかし、実態はそうではなく、全国に3000
万戸とされている住宅在庫の消化のために
都市部への移住を促進するのが目的なのだ。
地方出身者にとっては、都市での生活は
苦難の連続であり、ストレスの連続の生活を
強いられことは既に明らかになっている。
働けど、働けどの生活環境で、出生率が
上がらないのは、上海の23年の上海の合計
特殊出生率が0・6であることを見ても明らか。
習近平の進める施策は、目的も手段も滅茶苦茶。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?