公安当局は8日早朝から、漢族が多い市中心部北側と、ウイグル族居住区との境界である人民路を中心に大量の治安部隊を配置した。中央政府幹部として初めて孟建柱・国務委員兼公安相が8日、ウルムチに入り、陣頭指揮をとった。香港メディアによると、人民解放軍も動員された。
7月9日 読売新聞
■一体、人民解放軍は誰のために誰を殺す目的で動員されたのでしょうなあ?少なくともこの報道の中には脱出するウイグル人を説得して引き止める当局者の姿は見えません。空家だらけになったウルムチのウイグル人街を「制圧」した後は、目出度くシルクロード観光と地下資源の積み出し拠点にして重要な軍事拠点としてウルムチは安定を取り戻し、それを記念して地元政府が中央からエライ人達を招いての熱烈「感謝」の式典が開催されることでしょう。
■その一方では。ウルムチを逃げ出した人々が避難生活を始める次の町に圧力をかけ、再びそこを脱出した人達がやっと落ち着いた所をしつこく監視して……最後は何事も起こらない平和なウイグル自治区が誕生するというシナリオが出来ているのかも知れませんなあ。
……暴動は、漢族によるウイグル族への“報復”という事態に発展した。共産党中央指導部は、対立がこれ以上激化することを食い止めようと、現地で「民族団結」を呼び掛け始めた。しかし、ウイグル族と漢族の住民は、互いに怒りと憎悪の視線を投げかけ、一触即発の状態が続いている。
■……「この刀を振りあげて漢族は襲ってきた。友人は頭に重傷を負った」自治区の区都ウルムチの中心部に近いウイグル族の居住区。7日夕、暴徒化した数千人の漢族が凶器を手にここを襲撃した。長刀、中華包丁、クギを刺した棍棒、スコップ、鉄パイプ…。漢族が残していった凶器を、住民は1カ所に集めていた。「一人一殺だ」。漢族はこう叫びながら凶器を振りあげ、投げつけたという。「あの路地奥では4人死んだ」と、住民の一人は指さした。警察官が短銃2発を発砲し威嚇したが、けが人を助けずに去ったという。「『襲撃の死傷者は1000人近い』と、政府機関の友人から電話があった」とも話す。
■市内の人口比が4:6なのだそうですから、「1人1殺」が実行されたら、単純計算でゼロ:2(正しく書けば0:10)になる可能性がありますなあ。武器の中に「中華包丁」が含まれているのが無気味!殺した後に料理でもする心算だったのでしょうか?「長刀」は文化的な伝統を背景にチベット人やウイグル人などの「少数民族」だけに、装飾品か美術品として所有が認められていると聞きましたが、ウイグル自治区に居住する漢族にも許可されているのでしょうか?一体、何の目的で?!
別の場所でも話を聞いた。「鉄パイプとヌンチャクで襲われた」と、声をあげ泣きながら振り返るのは、女性……。この一角も長刀などを手にした「1000人ほど」の暴徒に襲われ、グリーさんの雑貨店はガラスが割られドアが壊された。彼女は洗濯機の中に隠れた。「ごめんなさい。助けてください」。そう何度もつぶやいた。18歳の妹は天井裏から逃げた。父は5日に武装警察に連行されたままだ。
■出ました!「ヌンチャク」。元々、琉球(沖縄)で馬具を転用したのが始まりとされる有名な武器ですが、一説には、東南アジアのカンフー映画で活躍していた日本の倉田保昭さんが、香港に戻ったばかりのブルース・リーにプレゼントしたことから、『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』『燃えよドラゴン』などで派手な演出が加えられて注目を集めることになったのだとか……。本物は樫の木ですから、直撃されたら頭蓋骨は陥没しますなあ。襲った連中はブルース・リー気取りだったのかも?
7月9日 読売新聞
■一体、人民解放軍は誰のために誰を殺す目的で動員されたのでしょうなあ?少なくともこの報道の中には脱出するウイグル人を説得して引き止める当局者の姿は見えません。空家だらけになったウルムチのウイグル人街を「制圧」した後は、目出度くシルクロード観光と地下資源の積み出し拠点にして重要な軍事拠点としてウルムチは安定を取り戻し、それを記念して地元政府が中央からエライ人達を招いての熱烈「感謝」の式典が開催されることでしょう。
■その一方では。ウルムチを逃げ出した人々が避難生活を始める次の町に圧力をかけ、再びそこを脱出した人達がやっと落ち着いた所をしつこく監視して……最後は何事も起こらない平和なウイグル自治区が誕生するというシナリオが出来ているのかも知れませんなあ。
……暴動は、漢族によるウイグル族への“報復”という事態に発展した。共産党中央指導部は、対立がこれ以上激化することを食い止めようと、現地で「民族団結」を呼び掛け始めた。しかし、ウイグル族と漢族の住民は、互いに怒りと憎悪の視線を投げかけ、一触即発の状態が続いている。
■……「この刀を振りあげて漢族は襲ってきた。友人は頭に重傷を負った」自治区の区都ウルムチの中心部に近いウイグル族の居住区。7日夕、暴徒化した数千人の漢族が凶器を手にここを襲撃した。長刀、中華包丁、クギを刺した棍棒、スコップ、鉄パイプ…。漢族が残していった凶器を、住民は1カ所に集めていた。「一人一殺だ」。漢族はこう叫びながら凶器を振りあげ、投げつけたという。「あの路地奥では4人死んだ」と、住民の一人は指さした。警察官が短銃2発を発砲し威嚇したが、けが人を助けずに去ったという。「『襲撃の死傷者は1000人近い』と、政府機関の友人から電話があった」とも話す。
■市内の人口比が4:6なのだそうですから、「1人1殺」が実行されたら、単純計算でゼロ:2(正しく書けば0:10)になる可能性がありますなあ。武器の中に「中華包丁」が含まれているのが無気味!殺した後に料理でもする心算だったのでしょうか?「長刀」は文化的な伝統を背景にチベット人やウイグル人などの「少数民族」だけに、装飾品か美術品として所有が認められていると聞きましたが、ウイグル自治区に居住する漢族にも許可されているのでしょうか?一体、何の目的で?!
別の場所でも話を聞いた。「鉄パイプとヌンチャクで襲われた」と、声をあげ泣きながら振り返るのは、女性……。この一角も長刀などを手にした「1000人ほど」の暴徒に襲われ、グリーさんの雑貨店はガラスが割られドアが壊された。彼女は洗濯機の中に隠れた。「ごめんなさい。助けてください」。そう何度もつぶやいた。18歳の妹は天井裏から逃げた。父は5日に武装警察に連行されたままだ。
■出ました!「ヌンチャク」。元々、琉球(沖縄)で馬具を転用したのが始まりとされる有名な武器ですが、一説には、東南アジアのカンフー映画で活躍していた日本の倉田保昭さんが、香港に戻ったばかりのブルース・リーにプレゼントしたことから、『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』『燃えよドラゴン』などで派手な演出が加えられて注目を集めることになったのだとか……。本物は樫の木ですから、直撃されたら頭蓋骨は陥没しますなあ。襲った連中はブルース・リー気取りだったのかも?