……「(献金は)ダムや空港など東北地方の公共工事の受注のためだった」ダミーの政治団体を使った小沢氏側への迂回献金が、平成18年までの12年間で2億円近くにのぼった西松建設。捜査関係者によると、西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)ら西松の関係者は特捜部の調べに、“実弾”の趣旨についてそう供述しているという。……5~6年に建設相や宮城県知事、仙台市長らが、大手ゼネコン幹部らとともに摘発されたゼネコン汚職事件……。ゼネコン側が、公共工事をめぐる、いわゆる“天の声”を期待して政治家にわいろを渡すという「政・業」の癒着構造……事件の背景には、東北地方の強固な談合体質とその変質があったといわれている。
■長野県、和歌山県、大分県などの地名も出て来ているのですから、取り立てて「東北地方」だけを異界のように扱うのは如何なものでしょうなあ。北海道や沖縄あたりも、相当に怪しい話が転がっているようですし、群馬県なども……。
……「東北では古くから大手ゼネコンの支店幹部が談合の仕切り役となって業界をまとめ、うまみのある大規模工事は大手が独占していた。西松などの後発組は、それが不満で発注権限を持つ地方首長らにわいろを渡すようになり、強固だった談合組織に亀裂が入った」西松関係者によると、ゼネコン汚職後、西松が頼ったのが、自民党を離党したばかりの小沢氏だった。……自民党元副総裁の故金丸信氏の存在がある。金丸氏は竹下派七奉行の中でも、小沢氏を特に重用。金丸氏の次男が西松元社長の娘と結婚しており、「金丸氏から西松を託されたのが小沢氏だった」(西松関係者)という。
■古くは佐藤派から分離独立したのが田中派で、そこから分かれたのが竹下派、田中角栄さんは早世した息子と同年齢だった小沢一郎さんを事の外可愛がっていたのは有名な話ですが、田中首相が金権政治を批判されて辞任して再起を狙うようになってからは、総裁候補を持たない巨大派閥となって他の派閥から4代の首相を担ぎ出しているのに倦んだ連中が竹下総理を実現する為に決起したという流れがありました。竹下派の大番頭だった金丸さんが暗躍して田中金脈の基盤となっていた建設業界ネットワークを根こそぎ奪ったという話もありまして、それを小沢一郎さんが継承したという事なのでしょうなあ。
建設業界に君臨した故田中角栄元首相の秘蔵っ子とも呼ばれた小沢氏は、自民党を出た後も、東北地方の建設業界に影響力を持ち続けてきたとされる。西松はこのころ、ダミーの政治団体を使った小沢氏側への迂回献金を始めた。 「○○(大手ゼネコン)さんからは、これくらいの献金を受けている。西松さんも、もっと増やすことはできないのか」小沢氏側の窓口は、小沢氏の「側近中の側近」といわれた元秘書だったとされる。西松は元秘書と、年間2500万円程度を献金する約束を取り交わした。献金先を指示されるなど、元秘書の“言いなり”だった。
■現在、厳しい取調べを受けている第一秘書が何かを証言したというリーク情報は見当たらないので、頑として口を割っていないのでしょう。一説にはこの年度末に東京地検特捜部は、他の地方から多数の検事を動員しているという話もあるようです。人海戦術を使って何を調べるのでしょう?
■長野県、和歌山県、大分県などの地名も出て来ているのですから、取り立てて「東北地方」だけを異界のように扱うのは如何なものでしょうなあ。北海道や沖縄あたりも、相当に怪しい話が転がっているようですし、群馬県なども……。
……「東北では古くから大手ゼネコンの支店幹部が談合の仕切り役となって業界をまとめ、うまみのある大規模工事は大手が独占していた。西松などの後発組は、それが不満で発注権限を持つ地方首長らにわいろを渡すようになり、強固だった談合組織に亀裂が入った」西松関係者によると、ゼネコン汚職後、西松が頼ったのが、自民党を離党したばかりの小沢氏だった。……自民党元副総裁の故金丸信氏の存在がある。金丸氏は竹下派七奉行の中でも、小沢氏を特に重用。金丸氏の次男が西松元社長の娘と結婚しており、「金丸氏から西松を託されたのが小沢氏だった」(西松関係者)という。
■古くは佐藤派から分離独立したのが田中派で、そこから分かれたのが竹下派、田中角栄さんは早世した息子と同年齢だった小沢一郎さんを事の外可愛がっていたのは有名な話ですが、田中首相が金権政治を批判されて辞任して再起を狙うようになってからは、総裁候補を持たない巨大派閥となって他の派閥から4代の首相を担ぎ出しているのに倦んだ連中が竹下総理を実現する為に決起したという流れがありました。竹下派の大番頭だった金丸さんが暗躍して田中金脈の基盤となっていた建設業界ネットワークを根こそぎ奪ったという話もありまして、それを小沢一郎さんが継承したという事なのでしょうなあ。
建設業界に君臨した故田中角栄元首相の秘蔵っ子とも呼ばれた小沢氏は、自民党を出た後も、東北地方の建設業界に影響力を持ち続けてきたとされる。西松はこのころ、ダミーの政治団体を使った小沢氏側への迂回献金を始めた。 「○○(大手ゼネコン)さんからは、これくらいの献金を受けている。西松さんも、もっと増やすことはできないのか」小沢氏側の窓口は、小沢氏の「側近中の側近」といわれた元秘書だったとされる。西松は元秘書と、年間2500万円程度を献金する約束を取り交わした。献金先を指示されるなど、元秘書の“言いなり”だった。
■現在、厳しい取調べを受けている第一秘書が何かを証言したというリーク情報は見当たらないので、頑として口を割っていないのでしょう。一説にはこの年度末に東京地検特捜部は、他の地方から多数の検事を動員しているという話もあるようです。人海戦術を使って何を調べるのでしょう?