旅限無(りょげむ)

歴史・外交・政治・書評・日記・映画

気だるい紀元節

2006-02-11 22:05:11 | 日記・雑学
■待ちに待った、とは誰も思っていないような冬季オリンピックが開幕です。必死の形相でオリンピック気分を盛り上げようとしているのは、地上波デジタルの商売を上手くやろうとしているテレビ局と電機会社だけのような気がしますなあ。夜中の生中継を、照明と暖房器具を使って日本中がテレビで観るのでしょうか?参加しているのは80カ国・地域なのだそうです。つまり、世界で主権が認められている国・地域の4割しか参加していない歪な祭典なのです。それでも、流行に敏感?な人が多い日本ですから、薄型テレビが売れているのだそうですなあ。

■今、世界の心配はイスラムの怒りと欧州の困惑に集中しています。日本国内では小泉劇場に幕が引かれそうだと、小泉政権の功罪を論じ始めています。勿論、姉歯さんの次に出て来るに決まっていた手抜き建築士が見つかって、「非姉歯」と名付けられたり、ライブドアの闇は沖縄を経由して香港・台湾・マカオへと広がっているようです。偶然この時期に諸問題が集まったのでしょうが、オリンピックの開催は決まっていたのですから、この時期を狙って「道路公団民営化案」がこっそり提出されたり、社民党が誰も注目しない党大会を開催したのを受けて変な事を言い出すのは、相当に意図的なものを感じますぞ!


社民党の村山富市元首相は11日午後、党本部で記者会見し、衆院への小選挙区比例代表並立制導入に賛成し、自衛隊合憲を打ち出した自らの判断について「残念に思う。反省がある」と述べた。さらに、路線転換した執行部を「これで良かった。情勢に応じて戦術・戦略が変わるのは当然」と評価した。時事通信 - 2月11日

■村山さんが反省すべき事は他に沢山有るでしょうに!ゴラン高原やイラクで働いている自衛官や、インド洋で頑張っている自衛官にもこのニュースが伝わるのでしょうなあ。村山さんは、すっかり記憶力が衰えて、老人性の幼児期への退行が始まっているのでしょうか?そうではないと思います。阪神淡路大震災を呑気に一般国民と一緒にNHKのニュースでし知ったばかりか、午前中のスケジュールを役人に言われるままに淡々とこなし、随分経ってからま新しい作業着姿で被災地に行った時にも、何の救済策も法案も無く、「しっかりやります」などと虚しい空手形を切って歩き、石を投げられそうになったのを忘れない国民だっているのですぞ!その後の、神戸で起こったサカギバラ事件の遠因が、あの見棄てられた震災被災者の姿だった事も判明しているではありませんか!サカキバラは、或る領域では強烈なアイドルとなってその影はどんどん大きくなっている事も分かっています。

■「やるっきゃない」「山は動いた」で奇怪なマドンナ旋風で、傍迷惑な砂塵を巻き上げて去って行ったパチンコ文化人の土井たか子さんと仲良く祭り上げられたのだそうですが、その土井たか子さんが「動いた」と自惚れた「山」が健在だったなら、『皇室典範』改正法案にも真っ先駆けて小泉総理の支持に回るはずですが、社民党は大人しく事の成り行きを見ているようですなあ。今こそ、ジェンダー・フリー!の旗手として、1980年の国会で性差別法に大反対して、「男女雇用差別」、「女性のみ必修の家庭科」、「父系しか認めない国籍法」などに関してズケズケと集中質問して、時の政府を前年の国連総会で採択されていた女性差別撤廃条約(CEDAW)に署名させた事も、決して忘れない国民だっています。

■それが、「男女雇用均等法案」になって、多くの女性を泣かせ、男も女も家事がぜんぜん出来ない困った夫婦が増えて、可愛いはずの幼子に八つ当たりして殺してしまう時代になりましたなあ。そんな事はどうでも良いらしいのが、今の社民党です。


社民党が11、12両日の党大会で採択する新たな綱領的文書「社会民主党宣言」の最終案が1日、判明した。自衛隊について、旧社会党時代の1994年に当時の村山富市首相(委員長)が打ち出した合憲・容認路線を放棄し「現状、明らかに憲法9条に違反する」と明記。自衛隊を国境警備、災害救助、国際協力などの任務別組織に改編することで「解消」し「非武装の日本を目指す」ことも盛り込んだ。…民主党の前原誠司代表が集団的自衛権の行使容認論を唱えるなど安保政策での「現実主義」を掲げる中で、あえて「違憲」と踏み込むことで平和重視の姿勢をアピール、来年の参院選での党勢拡大につなげる狙いがあるとみられる。共同通信 - 2月2日

■自分が委員長でもあり、首相でもあった村山さんには何の責任も無いのでしょうか?金日成の金ぴか銅像には献花して最敬礼するのに、靖国には行かないような政治家が、まだ偉そうにしていられる政党が生き残っているのですから、正に、日本は「八百万の神々の国」なのでしょうなあ。


社民党は10日、旧社会党時代の細川政権下で、衆院に小選挙区比例代表並立制を導入する政治改革法案に賛成したのは、その後の党勢激減を踏まえれば「正しかったとは言えない」との新見解をまとめ、当時法案に反対して処分された故岩垂寿喜男元環境庁長官ら9人の名誉回復を図る方針を固めた。11、12両日の党大会で決定する。…党関係者は「党名変更10年を契機に、党の歴史上の問題を解決し、新生社民党のスタートにしたい」としている。共同通信 - 2月11日

■拉致事件で壮大で深刻な茶番のピエロ役を演じた事は、大して恥ずかしいとは思わない人達が集まっている政党らしく、「非武装」と書いた手紙を、北朝鮮に送れば、また御招待に与れるかも知れませんが、米国とのパイプもなければ、献上金も無い貧乏政党の相手をしてくれないかも知れません。北朝鮮にも冷たくされたら、社民党議員は長期休暇を利用して、何処に「外遊」に行くのでしょう?マスコミには、何のメッセージにもならなかったようですが、これでも、かつての野党第一党の意地を示そうと、小泉さんの「刺客作戦」に対抗して、「名誉回復」の手続きに出たのではないでしょうか?しかし、今時、「名誉回復」なんて言っても、革命政党の血生臭い権力闘争の歴史を知らない世代には、何のことやら、さっぱり分からないでしょうなあ。こんな「儀式」を大真面目にやっているのは、共産党と社民党だけなのですから、若き日の社会主義革命の夢から覚めることなど不可能のようです。

■「建国記念日」にこうした嫌がらせを仕掛けるのも、昔なら大きなニュースになったのでしょうが、単なる連休の一日に成り果てた旧・紀元節を目の敵にして見せても、誰も反応はしないでしょう。右も左も、昔の仕来りと対抗軸が無くなって、どうしたら良いのか分からないようです。こんな状態で参議院選挙などやったら、投票率が歴史的な低さを示して、自民党だろうが社民党だろうが関係なく、公務員の人員削減と合わせて「参議院」を廃止しましょう!という事になるのではないでしょうか?でも、それを「マニュフェスト」に掲げる政党に投票するほど、日本国民はアホではないとは思うのですが……。

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祭りの後の心構え 其の弐

2006-02-11 00:09:42 | マスメディア
■親亀がコケた後の子亀は情けないもので、「偉大なるイエス・マン」は、いよいよその偉大さを明瞭にしているようですぞ。

自民党の武部幹事長は10日の記者会見で、来年夏の参院選の候補者選定について、昨年の通常国会で郵政民営化関連法案に反対した「造反組」も公認する考えを明らかにした。昨年の衆院選では、「造反組」は公認されなかった。衆参で対応が異なることに関しては、「反対者も(特別国会では)賛成に転じた。郵政民営化の問題は解決した」と説明した。党執行部は9日付で、都道府県連に、選挙区の公認候補者を4月28日までに党本部に申請するよう通知した。参院の「造反組」については、公認時期を他の改選議員より遅くする案もあったが、結局、同じ5月前半に公認することにした。
読売新聞 - 2月10日

■味方を裏切って見棄ててまでも「鳴くまで待とう」を決め込んだ、青木さんがニンマリしている顔が浮かびますなあ。じゃあ、あの騒ぎは何だったんだ?と、あのお祭り騒ぎに共鳴した人達はしっかりと説明を求めないと、同じアホ踊りをさせられますぞ!先の総選挙は「郵政民営化選挙」などではなく、象徴的な意味で「ホリエモン選挙」だったのではないでしょうか?自民党が現在の執行部のままで参院選に突入したら、「武部さんは、今度の選挙で誰を弟・息子にするのだろう?」「竹中さんは、今度は誰とスクラムを組むと言うのだろう?」「今度は、どんなオネエちゃんが出て来るのかなあ?」そんな意識しか選挙民から涌いて来ないのではないでしょうか?

■こんない訳の分からない、いくら話を聴こうと思っても、意味が取れず辻褄も合わない総理大臣を、5年間以上も人気者にしたのは、ホリエモンを人気者にした人達と同じ集団だとしか思えません。小泉総理もヒルズ族系ホリエモン種の人達も、登場してからずっと違和感の有る人物でした。ホリエモンが酔っ払って吐き散らしたような言葉が並んでいる本が、結構な売れ行きだったというのですから、日本中が祭りの熱狂、空騒ぎに沸き返っていたのでしょう。かつてのバブル時期には、大火傷したのは金持ちばかりで、貧乏人はオコボレをちょっと楽しんで終わったような気がします。しかし、ライブドア祭りでは、道端に落ちている硬貨でも株が買えるような事になって、貧乏人がホリエモンの野望=株の時価総額額世界一に追い風となったとの事です。無知な貧乏人というのは、いつも悪知恵に長けた金持ちの食い物にされるのだ、とまたまた学ぶ機会がやって来たのですが、大して深刻な騒動は起こっていないのが不思議です。

■小泉政権を支えたのも、「時価評価額」みたいな支持率だったような気がします。身近に「小泉支持!」と断言する知人を持たない者にとっては、マスコミ各社が時々発表する支持率の数値を「耐震偽装計算」ではないか?と訝(いぶか)っています。信じられる報道が、いつの間にか随分と減ってしまったような気がしますなあ。だからこそ、ブログの利用者が急増しているのでしょうか?検索した事は有りませんが、「ホリエモン大好き!」「小泉大明神!」などの熱狂的なメッセージで埋め尽くされたブログも存在しているのでしょうか?アクセス・ランキングでは、この種のサイトは見かけないようですから、少なくともテレビ・メディアよりも、総合的に判断すればブログ社会の方が健全だということかも知れませんなあ。寿命が短いと気付かれる極端で独断的なサイトは、読者を失って淘汰されるようですし、自分の意志でサイトを選択した上に、自力で読解しなければならないのですから、習慣的に「何かやってる」テレビやラジオなどのメディアとは違うようです。

■ブログ界では、そんな激しい淘汰が進んでいるのに、政治の世界ではシーラカンスみたいな政党が、税金を使った政党助成金という輸血を受け、NHKの日曜討論や国会中継で人工呼吸器のような割り当て時間を持っているだけで生き残っているようですぞ。


社民党は10日、村山富市元首相と土井たか子元衆院議長の両党首経験者を「名誉党首」に内定した。12日の党大会最終日に正式決定する。旧社会党からの党名変更から今年で10周年となるのにあたり、同党は「党に多大な貢献をした」(又市征治幹事長)両氏に名誉党首就任を求めることを決めた。毎日新聞 - 2月10日

■「国益」という事を考えないのがイデオロギー信奉者です。教養とウィットに恵まれた人が政治家になるのは大歓迎ですが、学問か趣味の延長で政治家になっている人は度し難いものです。慣れない「国益」など考えなくても良いですから、少しは「国難」については考えて貰いたいものですなあ。神戸淡路の大震災で亡くなった5,000名以上の犠牲者の内、一体、何人がトボケた総理の御蔭で焼き殺されたのか?そして、今も外務官僚の手に余って国民が自国の情けなさに自身を無くしている原因になっている、北朝鮮が拉致事件を筆頭に起こした残虐な事件を、ちょっと前までトンデも話の受け売りをして得意になっていた平壌訪問経験の有る人まで担ぎ出す。これはもう正気を失った狂気の集団なのかも知れません。

■東京直下型を始め、現代科学では探りだせない眠れる活断層が動き出そうという時に備えれねばならない日本。最終的には隣国が崩壊して大混乱を来たす事を覚悟で強攻策に出ねばならない時期です。変な意地や腐れ縁で一票を無駄にしない決意が必要なのではないでしょうか?
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祭りの後の心構え 其の壱

2006-02-11 00:08:19 | マスメディア
■祭りがもうすぐ終わります。祭りを始めた一人は、寂しげな一茶の俳句を呟いて竹林の賢人みたいな事を言っているようです。


小泉純一郎首相は9日、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会提出を断念した。複数の政府筋が明らかにした。秋篠宮妃紀子さまのご懐妊により、政府・与党内に慎重論がいっそう強まったことを受け、国政の混乱を回避するためにも提出は困難だと判断したものとみられる。これによって、小泉政権下での改正の動きは“凍結”されることになった。…首相は9日午後、安倍晋三官房長官と首相官邸内でひそかに皇室典範改正案の取り扱いを協議した。

■或る報道によると、「御懐妊」速報が流れた後でも、小泉総理は『皇室典範』改正法案をゴリ押ししようとしていたようです。安倍幹事長に「子供でも分かる」事情説明をしてもらって、「ああ、そうか」と言ったとか、言わないとか。


首相は、紀子さまが無事に出産されるまでは、国論の深刻な対立を避けるためにも、皇位継承問題をこれ以上、政治の場で取り扱うべきではないと判断。今国会での法案提出を断念する考えを伝えた。
 この後、首相は、自民党の武部勤幹事長を官邸に呼び、皇室典範改正について「政争の具にすることなく皆が一致することが望ましい」と述べた。
 
■「政争の具にしない」とは、これほど人をバカにした話は有りません!問題が皇室に関連するからというだけで、マスコミは掌を返して波風立てずに事勿(なか)れ姿勢に急転換しています。ホリエモンを囃し立てたのは誰か?そんな事よりも、『皇室典範』を改正するのかしないのか?改正しないのなら、男系継承者の正当性をどうするのか?秋篠宮家に第三子が誕生されるらしい、たったそれだけの変化で、無理やり「奉祝」報道をしているマスコミはホリエモンや麻原尊師を異常に育て上げた病気がますます酷くなっているようです。

■露骨な方向転換を小泉さんに詰(なじ)られて、尤もらしい「検証番組」と称して言い訳がましい電波と時間を無駄にしています。そんな事をしている民放は、NHKに対して何も言えませんなあ。もう、ホリエモンの次に「視聴率男」は誰なのか、と鼻をひくひくさせているのでしょう。ホリエモンの前は、圧倒的に頼りになる「視聴率男」は小泉総理でした。だからテレビや週刊誌は、二人に感謝の言葉は贈れても、悪口雑言は投げ付けられないはずなのです。「物言えば唇寒し」という状況になったテレビ局ほど情けない物はないのだなあ、と改めて勉強になる日々が続きます。


自民党内では皇室典範に関する勉強会などが予定されているうえ、改正慎重派の国会議員が議員連盟を立ち上げる動きをみせていることも懸念し、慎重な対応を促したものとみられる。首相はさらに、山崎拓自民党元副総裁とも会い、「国論の分裂は望ましくない。全会一致が望ましい」と述べた。ただ、首相は記者団には、「よく議論すれば改正が必要だという認識になる」と語り、法案提出断念が苦渋の決断だったことをにじませた。

■『典範』改正に諸手を挙げて賛成していたバイアグラ無用の山崎さんを呼び付けるとは、いよいよ小泉さんも御仕舞いかも知れませんなあ。日本の1000年を決める大問題は「政争の具にしてはいけない」のなら、ほんの100年前に大急ぎで拵(こしら)えたまま肥大化した郵政事業の民営化など、小さな小さな問題です。「公務員の数を減らす」などという国民の無知につけこんだ乱暴な理屈を叫び続けて、参議院での否決を受けて衆議院を解散しての総選挙、それでも足りずに「公認拒否」「除名」「刺客」と馬鹿でも分かる「政争の具」にした張本人が、同じ手法を使わない理由をまったく説明しません。否、出来ません。元々、正確には法律でもない『典範』を立法機関で圧倒多数を抑えたのを利用して、冗談のようなお祭り騒ぎの飾りにでもするような、小さな法律を改正するかのような印象を作り出して推し進めて来た小泉さんは、事の次第を説明など出来ないのです。しかし、マス・メディアはそれを攻め切れない!


皇室典範改正をめぐっては、自民党内で賛成派と慎重派が激しく対立。先月末、麻生太郎外相や中川昭一農水相ら有力閣僚が相次いで慎重な意見を表明したこともあり、「首相が法案提出を強行すれば政権を揺るがす事態になりかねない」(閣僚経験者)との見方が広がっていた。首相は9月に退任する意向だが、安倍官房長官や麻生外相をはじめとする「ポスト小泉」候補の多くは、改正そのものに消極的だ。……ライブドア問題などの内政の不安定要因に加え、対中国、北朝鮮外交、米軍再編などの外交・安全保障問題も手詰まり状態にあり、各種世論調査では政権支持率が漸減傾向を示している。このため、予算成立後は本格的に「ポスト小泉」レースに突入する可能性もある。産経新聞 - 2月10日

■ますます話が分かりませんなあ。「郵政民営化選挙だ!」とマドンナやらホリエモンやら、手段を選ばない品格の欠片も無い総力戦を仕掛けた小泉さんが、どうして「女系天皇選挙だ!」の一言で衆議院を解散しないのか?その理由がまったく分かりません。今更、皇室に対する尊崇の念などを持ち出したら、さすがに「自民党をぶっ壊す!」と叫んだ手前、まるで宛が外れた2・26事件の反乱将校と同じになってしまいます。天皇家のために日本をぶっ壊して米国風の「金色夜叉」を増殖させたわけでもありますまい。靖国神社を騒々しい外交(ただの喧嘩)の具(愚)にしてしまった小泉さんが、皇室に対する心情など言葉に出来るとは誰も思っていないでしょう。そして、今、やっとその事実に多くの国民が気が付き始めているのかも知れません。