心理的瑕疵

皆様、心理的瑕疵のある物件ってご存知でしょうか？ある物件の売却依頼をお受けしましたが、この物件は、心理的瑕疵のある物件となります。数年前にも、同じような売却依頼の相談をお受けしましたが、私は受諾できず、他同業者を紹介しました。その後、売却できたようで、買主様は、その物件を賃貸にされ、第３者がお住まいになられているようです。心理的瑕疵のある物件とは、事件や事故その他の理由で、物件内で入居者(所有者・賃借人）が亡くなられたり、事件が起こった物件です。このような物件は、見た目では判別できません。売主様や家主様が、自発的に私達に告知しない限り、わからない場合が多く、調査しきれない場合があります。また、＜告知しなくても済んだことだし、昔のことだし、知れば誰も買ってや借りてくれない。＞と悪意(善意？）で隠される売主様や家主様も多くいらっしゃいます。この問題は、裁判になることもあり、非常に難しい問題です。私は、勿論、物件をご紹介する前に、お客様にお話します。ですので、非常に売れにくい物件になり、価格を下げても売れないかもしれません。ーでも、今回は、ご相談をお受けした以上、正当な方法で売却したいと思います。