長所と短所

不動産は、ヒトと同じで絶対に同じものありません。人間の顔のように、似ているようでも、どこか違います。不動産は、路線価・公示価格・標準地価など、ものさしとなる指標が、有識者により同サイクル・ルールで更新されています。ところが、今日の１００坪の土地には、現地でしか確認できない長短所があり、価格に反映されてしまいます。たとえば、マイナスとして①敷地が大きすぎる。②立派な庭木・庭石がある。③古い土留め擁壁がある。④電柱がある。⑤建物が大きすぎる。プラスとして①角地である②地形が良い。③敷地の高低差がない。④接する道路が公道である。幅員も大きい。⑤敷地南側に庭が配置できる⑥駐車場が２台余裕。⑦夏には、部屋から花火が見える。ーまた、購入される方によっても、上記の条件は、長短所が入れ替わってしまいます。私達は、全てがわかってしまいますから、お客様により、注意喚起することが異なってしまいます。プラスもマイナスも全てお話しますが、お客様の考え方で重要度も違ってきます。この１００坪の土地は、一般の方よりも、私達同業者向けだと思います。が、そのことすら、お客様に伝わらない場合があります。