「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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福島県民が国立東京医療センターで事実上、診察を門前払いにされたと訴えている

2011-08-23 10:57:09 | 福島第一原発と放射能
 福島県内で、避難地域ではないですが、原発から比較的近い地域の住民の方から訴えが届きました。
元々、福島県立医大で診察していたのですが、3.11以降、目の腫瘍が突然大きくなっていて、ご本人は「被曝の影響かも」と疑いをもっています。
  その辺の話を、福島県立医大と話しても、話が平行線となり、彼はかなり不信感を持ったそうです。
彼は別の病院を受診する事にきめて、都内のクリニックの医師の紹介で国立病院機構東京医療センターを受診したそうです。
  病状がどのような原因かは別として、セカンドオピニオンは受けたいというのが彼の考えで、そこで国立の大きな病院を受診したものの、結果的にまともな診察をされず、門前払い同様の状況になったということです。
  いただいているメールは下記の話になりますが、さらに直接伺うと、県立医大にある種の隠蔽行為をされたうえに、国立病院が、ふつうのセカンドオピニオン的な対応もしてくれないと話しています。県立医大は元々の症状に関してのデータを患者である彼に提供しなかった。別から紹介を受けていった国立東京医療センターは、きちんと診察に入る前に「福島県立医大へ行ってくれ」の一点張だったということです。
 被爆についてという観点でなくても、最近のセカンドオピニオンの流れからすると、意味不明な国立病院の対応です。彼自身は「被曝している可能性がある福島県民に対して、おふれが回っている気がする」と話しています。その認識の妥当性はともかく、僕もおきている状況はおかしいと思います。
   こうしたことがわかる度に、何の問題もない場合におきるはずではない事が、おこりつづけている現実を実感します。僕は異常なことが、現在、社会の組織の中で、あちこちでおきているのだと理解しています。特に、医療現場にそのことは、今後もはっきりと出てくると思います。
 
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国立の東京医療センターに紹介状を持ち、診察に行き検査をしてもらうつもりでした
 
眼科なのではじめに視力測定があります。 
目の検査は自分の場合10分くらいかかったと思います
 
視力測定のあと間髪いれずに診察で呼ばれました
 
検査がいっぱいなので早めの問診なんだと思いました
 
まずは、眼球の簡単な問診で、ボールペンを目だけで追いかけるというごく簡単な診察、
次に目の奥を見る機械での診察
少なからず目を見たのはこれだけです
 
 
ここからは口頭で福島県立医大でのいきさつを話しました。
紹介状に書いていますので分かってるはずなんです
 
自分がしゃべり終わるまで先生は後ろ向いていました
なんかむかつくと思っていましたがまさかこんな結果になるとは思わなかったです
 
でしゃべり終わり出た言葉は
「福島医大の先生は眼窩底疾患に関しては権威がおられるのでそちらで引き続き受診する事をお勧めいたします」
 
何を言ってるんですか!?
自分はセカンドオピニオンを探しに来ているのにたいしてきちんと診察もしないでそんなこと言えるのですか?と反論しました
 
 
そういえば福島医大でも先生に言われた言葉があります
腫瘍の全摘出をやらないのであればもう診察はしないと言われています
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 この原発事故や放射能被害に関連して、医療機関でおきている様々な事象について、情報のお持ちの方は、コメントでなく、直接渡しにメールしてください。最近ツイッターで出した下記の情報も、このように頂いた情報を、直接確認して、出しています。メールアドレスはこちらまで。被曝被害の実態はこうした情報の集積が鍵になります。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
 
 「最近、NICUに搬送される新生児が多い。例年、6月~8月は病床が空いて暇なのに、満床どころか定員をはるかにオーバー。搬送される原因で、奇形が多いとのこと。小腸閉塞や水頭症など命に関わる奇形が多い。関西地方の大病院からの情報。」