「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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アメリカンフットボール選手の脳障害多発を公表する監察医への業界側の圧力という構図を伝えた映画で感じること。

2016-09-25 06:49:37 | 福島第一原発と放射能




コンカッションという映画を偶然に機内でみました。
アメリカンフットボールで多くの選手が脳に損傷を受けていて、亡くなっている現実に関して、ある監察医が公表したところ、NFL側からどのような圧力がかかっているのかを描いた映画。
ウィル・スミスがシリアスに好演しています。

なんというか、原発による放射能影響などと同じような構造がこういう形で展開していることをみなさんも確認してください。

しかし、アメリカは悪いことも多いですが、こうした話が映画として伝えられるところになるのも、本当にすごいです。

今は、僕はマドリードにいますが、ネット環境も悪く、更新はままなりません。

ご了解ください。

【連絡】明日から、スペインとチェコとウクライナとトルコへ訪欧取材、バンダジェフスキー博士に面会予定。

2016-09-22 23:39:04 | 福島第一原発と放射能

明日から、急ですが、ヨーロッパに行きます。

二週間程度で、駆け足で廻りますが、放射能関連のみならず、いろんな事象に関しての取材目的です。

このため、ブログ更新は優先しません。

時間的ゆとりと、wifi環境がなんとかなっている場合だけ更新します。

更新できるときにしか更新しないことは御認識ください。

廻るのはスペインとチェコ、ウクライナにトルコとなります。

ウクライナではバンダジェフスキー博士との面会も予定して、他の取材も行います。

ウクライナ以外の国では、他の取材も多くなります。

どの国でも首都で数日は滞在します(トルコはイスタンブールのみ)、スペインはバルセロナも短時間の立ち寄りはあり得ます。

これらの国に移住したり、在住の方で、何かお話がしたい方は、僕のメールまで(メルマガ読者はメルマガアドレスまで)ご連絡いただければ、短時間ならお話しできる場合もあるかもしれません。

一都市で複数お申し出の方がいらっしゃる場合は、簡単なお話会も対応可能かもしれません。時間によりますが。

必要な方は連絡を下さい。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

メールはwifi環境があれば見ています。

なお、メールマガジンは明日金曜夜配信は予定通り行います。

9/30(金)は、今月は金曜が五回目となるため、通例に従いお休みといたします。

また、10/7(金)配信予定号は、二日遅れて10/9(日)の三連休の中日に配信するつもりでおります。

ご了解ください。

 

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福島第一原発地下水位が地表まで上昇⇒湾内流出リスクが伝えられる今日、いわき市で今年初のサンマ水揚げ。

2016-09-21 13:57:23 | 福島第一原発と放射能

 

 きょう未明に、地下水位の上昇が東京電力から伝えられました。

 その内容と、更に朝になってからの作業対応状況も続報として一斉メールされています。二つのメールのポイントは下記に引用しておきます。

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 発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)に流入する地下水や雨水については、当該エリアの地下水位を監視しながら、必要に応じて地下水ドレン移送設備にて汲み上げを行い、サブドレン集水タンクまたはタービン建屋へ移送しております。

 8月以降の降雨の影響により、当該エリア地下水位の上昇が確認されたことから、地下水ドレン移送設備による汲み上げに加え、当該エリア観測井に設置していた仮設ポンプ等による汲み上げおよび当該エリア地下水位の監視を強化していたところ、9月20日21時57分頃、台風16号接近に伴う降雨の影響により、当該エリア地下水位が地表面と同等の水位(0.P.+3915mm)まで上昇したことを確認しました。

 当該エリア地下水位が地表面に達したことで、当該エリアに流入した雨水が地下に浸透せず、地表面を通って発電所港湾内に流れ出る可能性があります。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 本日(9月21日)、午前7時5分からバキューム車による汲み上げ操作を開始し、午前10時時点で3877mmと、地表面と同等の水位(O.P.+3915mm)を下回っていることを確認しています。

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 いずれにしても、安倍総理のアンダーコントロールとは凡そ縁遠い状況であることは一目瞭然と思われます。

そうした事が伝えられる本日、近隣海域では秋の味覚サンマ漁がおこなわれ、福島・いわき市の小名浜港で今年初めての水揚げが行われたそうです。

ある種の偶然が示唆することというのは、僕らに現実の実相をきちんと認識させてもらえると思います。

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豊洲市場に関する騒動で僕が疑問に思うこと、誰も語らない江東区における「放射能土壌汚染の現実」。

2016-09-20 12:00:46 | 福島第一原発と放射能

 豊洲市場の土壌に化学物質が含有されていることや、その対策に東京都が地下の構造などで極めておかしい施設にしていたことが、大問題と報じられています。それを問題視した小池都知事の大手柄という構図の中で。

東京都のやっていることは明らかにおかしい話です。確かに。報じるマスコミの感覚もよくわかります。

しかし、これを問題としている状況で、僕はもっと大きな疑問を感じています。

まずは、そんなに化学物質が問題であると言うなら、最初から一定程度わかっていたのに、それを大きく報じているマスコミはもともとかなり少ないということ。

それ以上に、この江東区は放射能汚染がかなりあると思われるのに、そのことにはどこのマスコミも何も触れないということです。

 

 セシウムの放射能土壌汚染について、江東区内のデータで、僕のブログに過去に掲載している情報を挙げておきます。

調査ごとの数値にばらつきはありますが、江東区では数千Bq/kg~数百Bq/kgの汚染実態があることがわかります。

<過去の放射能防御プロジェクトデータ> 

植え込み・公園  江東区毛利  セシウム合算659Bq/kg

 植え込み    江東区森下  セシウム合算389Bq/kg

<個別土壌調査> 

公園      江東区辰巳 セシウム合算1400Bq/kg

<江東区内地元グループの土壌調査>

東部スラッジプラント横グランド
セシウム134 1,780Bq/kg   セシウム137 1,920Bq/kg  セシウム合算3700Bq/kg

大島小松川公園わんさか広場

セシウム134 2,850Bq/kg   セシウム137 3,050Bq/kg     セシウム合算5900Bq/kg

最大の数値は、ウクライナでは避難希望があれば移住できるほどの汚染を示している場所もありました。

 江東区の豊洲では、過去に講演会を僕はおこなったこともあり、その講演会聴衆における緩い雰囲気が、汚染の強い柏などと酷似していたことも当時はかなり気になりました。

 中央区築地にも汚染は当然にありますが、更に放射能汚染が強い場所に、中央卸売市場が移転するのが、放射能メトロポリタン・東京の選択であるということも、貴女は認識してください。

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Facebookでの情報発信は基本的に停止しますので、友人申請などはお止めください。

2016-09-19 17:58:05 | 福島第一原発と放射能

 Facebookで発信をやめると書いているのに、今も友人申請をしてくる人がいます。ほぼフルオープンのウォールに、そうしたことは明記しているのに、こういうアクセスがあるのです。

とても、奇妙です。こちらのウォール内容を実質は読んでいないのに、友人申請をしてくるのはおかしい限りです。とにかく、やめて下さい。


何度も書いていますが、Facebookの運営サイドの運用が、僕の考え方とは合いません。

現況は、実質的な言論統制に近い形になっています。

そして、今回FBにおきている話は、多分一般の日本でのネット運営会社と次元が違うことになっています。

このgooであるとか、ライブドアやヤフーなどとも異なります。

写真処理とか、用語規制がかなり一律化しすぎている。更に、そうした会社の判断基準や方法が極めてあいまいです。
 

しかも、そうしたことを、よくわからない状態で進行してきます。これは、社会的には道理がとおりません。

ジャーナリスト感覚では、徹底的に対峙する相手になりつつあるという認識です。多分、広告収益とのバランス感覚で、代理店的対応に近くなっています。

意見を表明する場としては、適切ではありません。
 
こういうところは、もっとおかしいことがおきますから、早期撤退するのが肝要です。但しアカウントを全部停止すると、乗っ取りなどの問題も起きかねないため、有益な書き込みやデータは、個人ウォールから削除し、新規書き込みはほぼ行わないようにするつもりです。

勿論、こうしたことについて、FBの言論統制を抗議するページなども作成して対応することも可能かもしれませんが、それをしても大きな利益はないと思います。無料のSNSに、こちら側には決定権も異議申し立ての権利も本質的に存在しませんから。

そういうところがおかしくなったら、早期撤退するしかないというのが僕の考えです。

雑誌などに寄稿するときも、その雑誌の考えと噛み合わなければ、書かなくなります。

インターネットメディアもそれと同じことです。このgooブログも、いつそういうことになるのかは、わかりません。
僕の情報発信が、メールマガジン主体となっていることは、そうした背景も影響しています。

僕から見れば劣化が、Facebookではスピードが速まっています。タブレットやスマホしか使えない特定層の受け皿になっていることも劣化が進んでいる原因と思います。


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「ある泉の水を飲んでいたから被曝症に罹らなかった」というウォーター販売業者の奇妙奇天烈な宣伝メール。

2016-09-18 11:23:50 | 福島第一原発と放射能

 チェルノブイリである村の住民が被曝症にかからないのは、ある泉の水を飲んでいるからだとする広告メールがわざわざ僕宛てに届きました。

<原発事故問題にもかかわられて おられると推測いたし、メールをさせていただきます。下記の事実があったことをご存知ですか。>

こういう書き出しでおかしいものと分かります。「推測」なんて言葉の使い方はおかしい。丁寧に見せかけて書いているだけ。そしてこの事実を知らないだろう、知っているかという意識が見え隠れ。押し付けるときによくある手口です。
 

こういう広告宣伝手法がジャーナリストに通用すると考えている時点で、僕も相当に舐められたものだと、週末の朝から怒り続けています。

そして、放射能が周りのどこからも出ているのに、山からの湧き水の「泉」の水からは検出されない>と、このメールは主張しています。

どういう湧き水かは知りませんが、仮にこの泉が地下水が湧いて出ているとしたら、放射能が検出されないのは当たり前です。

放射性物質、特にセシウムは地表から数センチから数十センチに留まり、あまり移動しないことは、チェルノブイリ現地で地質研究を行っている研究者には常識の話です。

ですから、キエフ現地では河川の水を使った水道水をメインに使わず、地下水からの水を利用して生活している一般市民がいることは、普通に伝えています。

こんな当たり前のことを、さも何か特殊な水であって、その恩恵があるかの如く喧伝するメールを僕宛てに送りつけてくる。

そして、こんな奇妙奇天烈な主張が届きます。

<イゴール・スミルノフ博士は分析の結果、その水は、水分子のH2 Oの結合角度が通常の104.5度から108度に広がっているこ とを発見しました。108度に広がっている水を飲んでいることで 避難地域に居住しているにもかかわらず、被曝症にかからなかった のではないかと想像できるのではないでしょうか。>

はぁ????? 正気のメールとはとても思えません。

こんなものを信じ込む人がいたら、中学生くらいから人生をやり直しなさいと僕は断言します。

こうした水ビジネスは、これに限らず酷いものが多いです。被曝に効く水など(被曝症などという言葉の使い方も本当におかしい)、ありえないと百回くらい断言しておきます。

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首都圏で被曝を怖れる母親、我が子が公立小学校で行く日光への修学旅行、放射能防御策についての実状。

2016-09-16 19:00:30 | 福島第一原発と放射能

 首都圏で、被曝回避をしている母親は、我が子を修学旅行や林間学校で、日常よりも汚染が酷いエリアには行かせたくないとする感覚は、少数でも強いと思います。これは横須賀、そうした或る実例です。

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木下さま

 日光修学旅行については、多くの保護者が熱心に被曝防護の活動をしています。

実際に何度も測定に行くなど、とても詳しい方もいますが、私はこの問題には手付かずです。

横須賀では、事故後にこの修学旅行について請願を出したこともありますが(私ではないです)行き先は変わらず、毎年日光です。

食事については、汚染地である日光市がさすが観光に力を入れているだけあり、各学校に食材の変更要望があれば

すぐに受け入れる体制ができていると、旅行会社の学校への説明時に、先生方に話があるそうです。

 

 私の子の校長は、事故後すぐにこのことを知り、保護者から要望の有無にかかわらず、西の食材に変更しました。

今は校長が別の人に変わってしまいましたので、ここ数年は保護者から要望がなければ、通常の西ではない食材使用の食事だったと思います(未確認)。

 今年は、うちの子が修学旅行に行きます。

他学校の保護者からの情報で、担任に一言「西の食材にしてください」と言えば変更することになっていると聞いたので、そのようにしました。

担任はすぐに「旅行会社から、保護者から要望があったらすぐに対応できると言われているのでできますよ!大丈夫です!」と言われ、再度後日懇談会で念押しをしたら、

「大丈夫です。夏休みに、各学校から1名、教員が修学旅行の最終確認で、修学旅行下見があり、その時に食事のことを伝えれば良いと言われています」ということでした。

 9月2日に校長名義で「修学旅行の食材について」の手紙が保護者宛に届き、そこには 「食材については、西日本方面が産地の物で対応しています」と記載がありました。

7日に6年生保護者に向け、修学旅行説明会があり、パワーポイントで2日間の行き先、細かいスケジュール説明がありましたが、その中で、放射能測定(よく見えませんでした)資料を出し、先生から「ご要望があったので、食材は西のものを使用します」と説明がありました。

担任に聞いたところ、今年は横須賀市内の学校で、西のものへの食材変更は、市内公立小学校46校中、3校だということです。

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 こうした被曝回避の意識を貫こうとすると、実は首都圏汚染地に居続けることは精神的に厳しくなります。このケースでも、こうした申し出を行う親がいる学校は、横須賀市全体の一割にも満たないということからも、それがわかります。


 

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福島県民健康調査の検討委員会で「甲状腺検査継続」とする意見多数⇒福島民友の仕掛け記事は失敗。

2016-09-15 08:26:10 | 福島第一原発と放射能

今回は、仕掛けはそのまま上手くいっていません。

県民健康調査の甲状腺検査に関して、星座長が検討委員会を設けました。

これは、福島県小児科医会が「検査で不安が生じている」と検査規模の縮小も含めた見直しを提案したことをうけたものです。

しかしながら、委員からは反対意見が続出する状態。

当面検査は続けるべきとする話が多かった模様です。

元々仕掛け記事に飛び乗った、「福島民友新聞」でどう書いているのか。

なお、福島民友の仕掛けた過去記事はhttp://www.minyu-net.com/news/news/FM20160808-098813.php

実際の紙面はこのネット情報よりもかなり展開していますので、図書館などで確認ください。

8/8にこの記事が大きく打ち上げられ、8/25には小児科医会の要望という流れです。

「甲状腺検査...『在り方』議論」という中立的タイトル(他のマスコミでは<甲状腺検査「継続」意見相次ぐ>と明記する見出しもあります)。

しかし、本文中には下記のような記述が出ています。

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委員からは「甲状腺がんの手術を受けた子どもと家族の意見に沿った対応が必要。少なくとも10年は縮小せず進めるべき」「(放射線影響の有無を判断するための)データが少なくなっては県民が不幸。できる限りデータを集める方向で進むべき」などの意見が出た。

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つまり、県小児科医会や星座長などが動いて、いずれかと連携して甲状腺検査見直しを仕掛けた、福島民友紙自体の流れが、実質的には破たんしていることになります。

 

委員の内部で検査縮小に関しては否定的見解が強いことを書いているのですから。

なんというか、県民の被曝影響を長期的に見ていくことを主張することを言説として事実上放棄しようとした、福島民友という地元新聞が、地元ジャーナリズムとしての役割が破たんしていることが、まざまざと見せつけられた状態です。

しかし、それよりもこの仕掛け記事を、福島民友にやらせていた人や組織が誰なのか、本当に気になります。

表面上見えている座長や小児科医会そのものという場合もありえますが、それよりも大概は裏で仕掛けている人がだれか存在している時が多いですから。

そうした連中が、福島にいる疑いは強く持っておくしかないと思います。

そして、仕掛け記事は即効では効果は出ませんでした。逆作用の側面もあり、今回は事実上の失敗です。しかし、こうした仕掛けは一定期間を経過して、本当に進めるための前哨戦として為されている場合が構造的には多いですから、その後の言説で、事態の推移は見極めておかねばなりません。

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昨日のブログ記事で僕が疑問を指摘した、伊方町長選挙に出馬表明していた杉並区の36歳のフリーターは、一身上の都合で、突然に出馬を取りやめたそうです。記者会見を一昨日されて、翌日には出馬断念。

笑うしかありません。

こうした被曝回避や反原発という現場で、政治的に目立つ存在となることを目的とした他の事例は、来週のメルマガでもお伝えする予定です。是非、購読ください。

 


伊方原発のある伊方町長選挙に、反原発運動側が擁立した杉並区の36歳フリーターに関する疑問。

2016-09-14 21:47:45 | 福島第一原発と放射能
  伊方原発のある伊方町長選挙に、反原発側が候補を擁立したという話が伝わってきました。現職の町長が病気で辞職のため、選挙がおこなわれます。
 
既に、元県議会議長も務めた高門清彦氏が立候補を表明しています。これまでに、保守側はほぼ一本化された状態でした。
 
そうした状況で、伊方の再稼働を差し止める状況を拡大するためにも、反対側から候補が出ることは望ましいと思います。

ただし、それは伊方町、もしくは近隣ゆかりの方で、こうした活動に関わっていた方や、政治家、更には意識のある著名人で選考すべきです。

それが、突如東京・杉並区のフリーター、熊田帆氏(36)が落下傘候補のように登場、しかも高知県の反原発団体が支援と報じられています。

しかしながら、反原発とはいえ、こうした候補の擁立は、勝つための普通の選挙感覚とは、大きくずれがあります。

大きくずれがある時には、往々にして何か更に気になることがある場合が多いですから、この御名前でグーグル検索してみました。

そうすると、2014年に田母神氏の選挙ポスターを破ったとして逮捕された報道に、同姓同名の34歳がいました。
小金井市在住。

更に2012年には、小金井市在住で、長野県の元非常勤職員で、同姓同名の人物が逮捕されていた報道記事も出てきました。当時33歳。大麻栽培の容疑みたいです。

名前がかなり珍しい組み合わせですが、同姓同名の別人であれば、何も言うことはありません。年齢は2012年33歳、2014年34歳、2016年36歳とほぼ同年齢推移ですが、これも偶然かもしれません。かなり低い偶然ですが。

しかし、本当は同一人物なら、僕には理解不能です。

反原発運動はいったい何をやっているのかと、まわりから呆れ果てられると思います。

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要注意⇒福島第一原発1号機建屋カバー解体開始。インテリジェンス提唱の大森義夫元内閣情報調査室長死去。

2016-09-13 22:09:52 | 福島第一原発と放射能

画像は東京電力HPより引用。

きょうから、東京電力は福島第一原発1号機建屋のカバー取り外しを始めています。

これは数か月間は続く作業となります。

きょうの段階では、ダストモニターやモニタリングポストに異常はないということです。

しかし、放射性物質の拡散防止を意図して設置した建屋カバーを外すということは、幾何かは拡散リスク増加は想定される状態になっているということです。

念のため、警戒する状態を意識はして下さい。


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【 「福島で被ばく線量と甲状腺がん発症は関係ない」と主張する論文掲載と、それについての翼賛報道で疑問に思うこと 】

【 関西空港で麻疹(はしか)感染という危険なリスクが拡大、更にワクチン=有害と完全否定する人々の妄想リスクも拡大 】
『2016年 真夏の大放談(5)』
【 身体のマイナートラブルが大きな異変につながらないのかを、被曝者はどのような目線でチェックしていくべきなのか 】

 

インテリジェンスは国家の安全保障を考える際の、広い意味での諜報活動に属することです。

こうしたインテリジェンスの組織というのは、日本では警察の公安部門や公安調査庁、防衛省の情報本部など多岐に分かれていますが、その組織が海外のインテリジェンス機関と比較すると、脆弱であることは否めません。

そうしたインテリジェンス感覚を強めて、日本でも本格的な組織を作ることを強く訴えてきたことで著名な元官僚が亡くなりました。

大森義夫氏、ちょうどオウム事件のころとなる93年から97年にかけて内閣情報調査室長。

腎うがんで亡くなったそうです、76歳。ご冥福をお祈り申し上げます。

内調という存在が、良くも悪くも注目度が高まったのは、大森氏の在任当時からの活動が寄与していたことは間違いありません。

退任後も著作活動などで、そうしたインテリジェンスの啓蒙を盛んに行っていました。

雑誌『選択』での連載をまとめた、『「インテリジェンス」を一匙 情報と情報組織への招待』(選択エージェンシー)などが代表的著作と思います。

日本ではそうしたインテリジェンス活動が、当時も今も十分に軌道に乗らない中で、警察の公安官僚出身である大森氏の指摘は、確認してもよいと思います。また、ネット住民が歪んで見えている内調の実像も、彼の著作でよく認識できますから。

陰謀論にはまる前に、さらに情報やインテリジェンスの重要性を踏まえるために、日本の当局的現実をきちんと認識すべきですから。

 

 

 


 

 


【核テロWelcome!】福島第二原発で、外部侵入者の警報装置を止める暴挙をおこなっていた東京電力。

2016-09-12 20:02:12 | 福島第一原発と放射能

核物質防護規定の遵守について(厳重注意)
貴社福島第二原子力発電所において、監視業務の不徹底により、核物質防護上、重大事
案に発展するおそれのある核物質防護規定遵守義務違反が認められました。
根本的な原因として、核物質防護管理者を含む核物質防護担当者の法令遵守及び核セキ
ュリティに対する意識の不足並びに本社及び上位職者を含めた核物質防護に対する組織的
管理体制の不備が挙げられます。
核物質防護規定を遵守することは、法令で定められた事項であり、核物質防護措置を講
ずる上で、最も基本となる事項です。これを適切に行わなかったことは重大な問題であり、
当委員会としても極めて遺憾であるため、貴社に対し厳重に注意します。
今後、同様の事案が生じることのないよう、再発防止対策を確実に実施することを強く
求めます。

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上記は、原子力規制委員会が東京電力に厳重注意した内容です。

具体的には、誤作動があったから、原発敷地内に外部から侵入者が入ってきた場合に鳴るはずになっている警報装置を、なんと去年10月から止めていたそうです。

頭がおかしいとしか言いようがありません。

緩むとか緩まないとかではありません。

核テロリズムがリアリティを持ち出している時代に、侵入者が原発を襲う可能性は、以前よりも遥かに膨らんでいます。

北朝鮮であれ、イスラム国関連であれ、カルト団体であれ、こうした原発を襲う核テロリズムは現実に起きてもおかしくない状況です。

こうした時に、最低限の防御システムでしかない外部侵入の警報装置すら止めていた東京電力。

この会社が、非常識をどんどん重ねていることは皆さんもよくご存じでしょうが、その度合いがますますひどくなっていることが、今回はっきりとわかる事態になっているということです。

放射能問題、イスラムテロの問題、カルト問題などを考えている僕には全く理解不能な感覚です。

この警報装置停止判断自体、正常な範囲にあるとは到底思えません。

原発事故をおこしていて、更に近隣原発で侵入者に乗っ取られたら、いったいどうするつもりなのか、皆目理解不能です。

被曝ということを深く考える私は、放射性物質を取り込んでいる東電社員が、福島第二原発でも相当数いるだろうことは、想像に難くありません。そうした場合に放射性物質により神経を侵されるケースが多くあったことは、チェルノブイリでは常識ですから、今回の異常判断もそうしたことが背景にある可能性を捨てきれないと思います。

いずれにしても、こんな異常判断を平然と福島県内でおこなう東京電力が、停止している原発を管理維持することすら、日本滅亡に繋がるというシナリオのリスクは想定するしかないと思います。

どうやら我々の命は、更に風前の灯なのです。

 

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「放射能防御という実践を共有する人が見つからなくなるかもしれない」という懸念を理解していない人々へ。

2016-09-11 07:39:16 | 福島第一原発と放射能

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マンガというよりも、こうした感覚の緩い連帯を作ろうとした試みは、なかなか上手くは行っていません。

放射能防御というテーマを掲げていた、「放射能防御プロジェクト」も、ネットでは実質風前の灯と思います。Facebookのグループ機能は、広告出稿とのつながりを運営側が優先しておらず、グループという存在があのメディアではかなり希薄化していることは否めませんから、実質そうした制約のため機能しづらくなっています。

FacebookというSNS中心に運用していた限界が、5年間が経過しておこっている感じです。

僕は、ある種の言論統制的な事態(しかもワクチン全面否定を認めろという立場をFacebookがおこなっているという状態、正気の沙汰ではありません)に置かれています。

このため、Facebookから、僕は投稿情報や内容を整理できれば離脱します。

実際に、「放射能防御プロジェクト」のグループは一部を除いて、僕が管理の大半も行っていて、僕が離脱すれば、最低限の運用すら続かなくなるグループも多いと思います。

いいですか、僕本人はFacebookをやめますので。アクセス禁止が解けたら、その作業にとりかかります。関係者に連絡が終わって処理方針が決まれば、離脱します。

これを僕がいなくて、継続させるのは、多分並大抵の話ではありません。

このことを書いても反応も特にないのを見ていると、実質的にFacebookグループに意味はなくなっているのだろうと思います。

しかしながら、ネットを介在して被曝を回避する人間関係を構築することは少しは実質的なメリットも存在したはずです。

これ難しくなります。困難になります。

こうしたことをどのようにしたいのか、どのようにすべきなのか、まともな人から何も反応がないのが被曝回避側の常とはいえ、もうどうにもならないと感じています。


偶発的な要因に左右されていますが、こうなってくるといよいよ、メールマガジンの発信が圧倒的に僕には重要であるということになります。

僕の方は、メルマガ読者のネットワークを、独自につなげる試みをどう構築するのかということしかありません。


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最新号タイトル。

【 「福島で被ばく線量と甲状腺がん発症は関係ない」と主張する論文掲載と、それについての翼賛報道で疑問に思うこと 】
【 関西空港で麻疹(はしか)感染という危険なリスクが拡大、更にワクチン=有害と完全否定する人々の妄想リスクも拡大 】
『2016年 真夏の大放談(5)』
【 身体のマイナートラブルが大きな異変につながらないのかを、被曝者はどのような目線でチェックしていくべきなのか 】




ワクチン全面否定論者の立場からアクセスを禁止したFacebookの無知蒙昧⇒僕はFBから全面離脱へ。

2016-09-10 22:34:37 | 福島第一原発と放射能

Facebookで3日間のアクセス禁止措置になりました。

今年になって、Facebookのアクセス禁止は、度を越していて、言論の自由という観点から考えると、全く容認できない状態となっています。

しかも、ワクチン全面否定論を容認できないとする僕自身のウォールへの書き込みが、ルール違反と称している状態です。

それは、ワクチン全面否定論を認めている価値観にFacebookがあることを示唆しているとも見做すことができます。

Facebookによってメッセージのやりとりができる利便性を大きく考えていましたし、被曝回避側のグループを維持するためにFacebookにいることを選択していましたが、ここまで意味不明なアクセス禁止措置が取られるようだと、Facebookを介しての情報発信はあきらめるしかないと判断いたしました。決定権限はこちらに何もなく、彼らの側にしかありませんから。

僕の個人アカウントも、一か月程度の猶予で、閉じようと考えております(情報の整理などが必要なため)。

ある種の言論統制を僕は容認できる感覚はありませんし、このことは僕が更に大きなハンディを背負うことになる可能性は否定できませんが(特に情報交換の観点で)、それでもFacebookとは絶縁をするつもりでおります。

特に今回は、特定の人物とのやりとりでもないにも関わらず、こうした表現に関して規制を過剰に加えるFacebookは明らかに異常です。言論の自由ということを全くまともにこのSNS運営側が考えていないことは明白と思います。


なお、「放射能防御プロジェクト」のグループに関しては、僕が離脱するとだれも実質管理者がいないことに近いグループが多いと思います。存続させるのかどうかは、他の管理人と話して決めますが、難しいことが多すぎると思います。


今回のことについて、ご意見やご要望、更にご提案がある方は、早く僕の個人メールアドレスにメールしてください。そうした内容も踏まえて、処理を決めたいと思います。