昨晩の確認で。
椅子をお願いして持ってくれば後5席は増やせる可能性もありますが。。。
お聞きになりたい方は、お急ぎ下さい。皆さんにご連絡しておきます。
申込&詳細
https://kokucheese.com/s/event/index/542884/
東京の会合にいたずら目的かと思える状態で申し込んできた輩がいます。
電話番号はあきらかに虚偽、名前もきちんと名乗らない。
「名前:田中
メールアドレス :udon1180@【以下メルアドは省略】
性別 :男性
都道府県 :東京都
TEL :050-0000-0000」
こういう場合は、何がおきるかわからないので、当方は相手に警告メールも出して、キャンセルすると通告しました。
ネットでの関係で殺人もおきる時代ですから、こちらはここまで構えるしかありません。冗談ごとではありません。
こうした講演やお話会の申込で、あきらかに虚偽に申し込んでくる人は実はほぼありません。少人数なら、尚更です。本当におかしい。
幸いにも、きのうの東京でのお話会では、現実にトラブルはおきませんでした。電話番号などで虚偽の番号を連絡して、本名もきちんとなのらない「田中」とだけ書かれている申込者はメールで「過去にも参加したが、今回はキャセルでかまわない」という趣旨の返信はしてきました。僕が警告したメールへの返信。しかし、その返信でも自分の名前も明記してません。
実は東京での申込リストでこのメールアドスを数年分検索はかけてもらったのですか、メルアド自体も同一のものはありません。僕のメールボックスも同様の検索はしましたが、やはりありません。ですから、その返信を事実と納得することもできません。やはり、いたずら目的か、あるいは開催場所を知って、何らかの悪意ある行動に出ようとした下調べの可能性は排除できません。
ただ、一番可能性が高いと感じているのは、僕が伝えた「被曝回避側の市民団体内部でも発覚した高額投資詐欺」関係者が情報確認のために参加しようとしたのではないかということです。実は、その関係者が、一年以上前に伝えたときも、今回も、メールマガジンの購読を申し入れてきて、それを断った経緯があります。メールマガジンは、カードや口座など、本人確認が必要ですから、本名を使うしかありませんから、こちらの認知は容易です。メルマガ購読ができないので、その代りに名前を名乗らずにお話会に入り、自分たちに関してどういう話が出ているのかを確認しようとしたのではないかと。時間経緯から考えると、この可能性が高いのではないかと僕は考えています。まあ、推測でしかありませんが。
ただし、このようなおかしな人のために、今後は申込時の確認作業を一段階セキュリティをあげるしかないと話していて、ただでさえ、首都圏での会場確保に関して嫌がらせをされていて、開催場所を不特定多数に公開しないようにしているのに、更にこうしたことまで発生します。周りでの健康被害が多発して、はじめて考えて参加したというような人も今回はいて、会自体はなんとか継続していかないとならないと思いますが、本当にこんなことばかりおこる状況が、8年近くが経過しても改善されないことを苦々しく感じています。
東京でのお話会などの内容に関しては、メールマガジンでお伝えするつもりです。僕からの発信はメルマガを中心としていますので。
「木下黄太メールマガジン」申込&詳細⇨
http://www.hoshanobogyo.com
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拡散希望、ブログ告知が5日前ですいません(メルマガはかなり前から告知しています)。
【11/23(金祝) 三田医師&木下黄太講演会 in 岡山】
開場:AM9:15 講演:AM9:30~11:30
岡山国際交流センター 5F 会議室(1)岡山駅徒歩三分
定員50名
◎主催:放射能防御プロジェクト 岡山 info@rdp-okayama.net
申込&詳細→
https://kokucheese.com/event/index/542884/
終了後、希望者と近隣でランチしながら、更にお話する対応を出来る時間は確保しています。希望者は申込時にもお申し出下さい。
放射能を回避するという考えに立つと、原材料の確認に応じる会社と応じない会社とでは、大きな違いがあります。
特にコメのような、「偽装米」的な騒動が多い作物は、放射能回避するために、産地確認をきちんとおこなうことは、とても大切であると僕は思います。
そこで、或る会社が以前は産地確認に応じていたのに、会社の方針で応じなくなったとコメントをしてきました。以前は対応していたような会社が、変更する場合は、当然ながら言いたくない事情が存在すると、こちらは判断するしかありません。
この問い合わせは、産地を明記していないパック米の話です。
富山県の「ウーケ」という会社は、明示していないパックごはんの産地に関して、「以前は開示していたが、開示しないことにした」と答える会社になっています。
こういう会社は原材料をどう使っているかは、僕はいろんな点で信用できません。
放射能回避という観点から強く注意して下さい。
国内でそのまま販売で処理ができないコメがいろんな形で漂流していて、業界では怪しい話をかなり聞きます。そうしたことと、こういう対応が変化していくことは、僕には気になる話です。
僕の情報発信は「木下黄太メールマガジン」が主です。
月4回・原則水曜配信。
申込&詳細⇨
http://www.hoshanobogyo.com
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残席1席、明日開催。
11/17(土) 木下黄太と話す自由が丘ミーティングhttps://kokucheese.com/event/index/543349
本日、警視庁は、巨額のマルチ的投資詐欺事案で、この投資グループ「SENER」の柴田千成容疑者ら8人を無登録営業容疑でまず逮捕しました。
一年前に僕のメルマガで、この発端に関して伝えた内容の一部を再録しておきます。2017年7月に配信したメールマガジンより。
木下黄太メールマガジンの申込詳細→ http://www.hoshanobogyo.com
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普通の市民運動よりも、どこまで「被曝回避な人々」が、人間として最低の存在となっているのかを、あるケースに従って、詳しく書いておきたいと思います。
先に「被曝回避な人々」の定義づけからしておきます。被曝回避に関して現実やネットで参加している人々のある特定部分を指す言葉です。もう少し積極的に書くと、被曝回避をきちんと考えて、社会的に適応した振る舞いが出来る人ではありません。
被曝回避をきちんと考えていないが、気分的もしくはファッション的に被曝回避というスタイルを装っている人。
装っているだけの人もいれば、実は他の目的があって、一見そうしたスタンスにあるようにみせかけている人も含まれます。
他の目的は、経済的目的、政治的目的などのある種の合理的な話(その人間にとって合理的でも社会的に見ればアウトのケースも多数存在)もあれば、自己顕示欲などの非合理的な話も多いと思います。
いずれにしても、そういう人々を「被曝回避な人々」としておきます。まずは、放射能防御を考えている筈の「被曝回避な人々」にも、問題が多発しています。
この事案をどこまで書くのかは難しいですが、僕のところには、被曝回避側のあるグループ関係者から相談が寄せられました。
このグループで、中核を担っていたメンバーが、そのグループに所属する他のメンバーや、まわりの関係者に投資をもちかけていて、実際に巨額の出資をさせていたという話です(運営者である代表は事態が発覚するまで何も知らなかったので加害者でも被害者でもない状態)。
大きい金額では数百万円単位の話が聞こえていますから、勿論一人ではありませんから、数千万円以上の巨額な詐欺案件になっている認識のものです。
そして、ここに関わっている人たちは、僕は直接面識がある人間は数少ないですが、ほとんどは被曝回避の意識を持ち活動してきた人々です。被害者も加害者も。
そうした中で、どうして巨額な投資詐欺のような事案になるのかということは、本当にいろんな意味で判断が難しい話です。
すでに弁護団が下記のように最近になって成立している状態です。これも僕が聞いている話に間違いがなければ、こうした被曝回避側の中で、このマルチ的投資詐欺案件が横行し相談したのが、きっかけの筈です。
http://aoi-law.com/article/d9sener/
「D9投資被害対策弁護団」及び「SENER投資被害対策弁護団」という形です。
こういうマルチ的投資詐欺グループに、被害者として、そして一部は加害者として、「被曝回避な人々」が関与しているという事です。
僕はこの弁護団のホームページを読む限り、どうして被曝回避の活動をしている人々が、こんなマルチ的巨額投資にのめりこんで被害者となっているのかが、まったく解せません。わかりません。
[以下は本日配信予定のメルマガで追加などをして掲載します、読みたい方は、ご購読下さい。木下黄太メールマガジンの申込詳細→ http://www.hoshanobogyo.com ]
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東京でのお話会は今週末の土曜となっています。
もともと定員が少ないので、残席は5席程度です。当日空いていますと正午過ぎにアナウンスできる保証が無いので、話を聞きたい方、更に僕と話したい方が予約しておいでください。
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今週末【11/17(土)木下黄太と話す自由が丘ミーティング 】
福島の病院データで、疾患が増えているという内容について議論が出ているので、そのことに関しても話します。こういう決定的データに関して、あまり意識を払わないことを危惧します。残席は少なくなっています。
定員 24名
日時:11月17日(土)18時受付開始 18時20分-20時30分(休憩含む)
場所:自由が丘駅南口から徒歩1分(場所は、受付完了メールにてお知らせします)
申込&詳細⇒ https://kokucheese.com/event/index/543349/
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【11/17(土)木下黄太と話す自由が丘ミーティング 】
福島の病院データで、疾患激増という情報の関連も話す予定です。首都圏でお話会をするのは、年に二回程度ですので、関心がある方はぜひおいでください。場所の制約で参加は24名が限界となります。
18時受付開始、 18時20分-20時30分です。
場所は自由が丘駅南口徒歩1分。予約参加者に場所はメールします。
21時から23時なら参加者のうち希望者の方と、近隣で更に話す事は可能。
申込&詳細⇒https://kokucheese.com/event/index/543349/
なお、僕が内容を発信しているのは、主にメールマガジンとなります。
関心のある方はこちらから購読申し込みして下さい。
木下黄太メールマガジン 月4回・原則水曜日配信
申込⇨
http://www.hoshanobogyo.com
過去のメールマガジンからサンプル的に掲載しておきます。
2016年初めに出した第100号より。現在は233号となっています。「原発推進肯定思考が優位となる進学校」と大放談です。
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今日は、大放談の2回目をお伝えしますが、気になる話があって、それ
を先に、少し書いておきます。
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【原発推進を肯定した思考構造が優位となる進学校の生徒たち 】
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ある避難者の母子がいらっしゃいました。
お子さんと一緒に避難されて、相当優秀な進学校に進まれました。
そこで、生徒が何か一冊本を決めて発表する授業があるそうです。
その授業で、お子さんは反原発的な内容の本を発表したようなんです。
ここまでは、そういう授業もあるのだろうなという話です。
しかし、その後の展開が、異様です。
その本を薦める内容から、授業の中で、生徒同士で反原発の是非という話
になり、しかし、反原発ではない安倍首相が総理大臣となっているから、
民意は原発容認、反原発はないという結論に至ったそうです。
とてもディベート的な作業感覚の話ですが、これが東大にも多く進学する
ような学校で、授業中に展開している状態であると知ると、僕はとても複
雑な気分になりました。
このお子さんは、まじめに考えて、そうした本を推薦しました。
しかし、ディベート的に長けた対応はしていません。
例えば、自分の避難者としての立場を使って、反原発を言うようなことは、
この流れでは一切していませんでした。
それに対して、クラスでは結局、テクニカルなディベート的反応となり、
現実におきていることを容認することが正しいという立脚点に、押し切ら
れた結果みたいです。
そもそも、ディベートは所詮はテクニカルなものに過ぎませんから、どう
いう文言を使おうが、どういう言い方をしようが、言い負かせば勝ちとい
うゲームです。
そういうことを、授業スタイルに取り上げること自体に、僕には昔から違
和感があります。
(中略)
そのやり方で、現政権が選挙で選ばれたから多数の支持があり、現政権の
することを認めるべきで、だから原発は続けるべきという話が、大手を振っ
てまかり通るそうです。
すべての進学校、東大を狙うすべての進学校が同様とは言いませんが、
そうした事例が、少なくとも東日本ではあったということです。
まだ子供のうちから、そうするような気質の子供たちが、その進学校に
は一定割合以上いるのでしょう。ちなみに、学校には原発容認を積極表明
するタイプの教師も存在するらしいです。
そういう教師がいると、大半のノンポリ教師は、流されやすくなっている
と考えてもよいかもしれません。
こうした進学校が、東日本では体制順応型の子供を生み出しやすいシステ
ムになっている為、こんな流れの授業は行われやすいかもしれません。
そういう子供たちが、そもそも多くいるのかもしれません。
今の日本が進んでいる奇妙な方向性と、こうした子供たちの言動には、
とても類似性があると感じています。
それと、東大ヒエラルキーや其れを構築するシステムは無縁ではないとい
うことを、改めて確認しておきたいと思い、ここに書きとめておくことに
いたします。
原発を推進するための構造は、かなり根が深いということになります。
本日のテーマは次のとおりです。
・・・・ I N D E X ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 原発推進を肯定した思考構造が優位となる進学校の生徒たち 】
『2016年 木下黄太の大放談(2)』
【 CO2を減らそうとする世界的取組みを、原発拡大の口実にしていく者たち 】
【 除染土を建設資材にしようとする「環境省」は「悪の秘密結社」なのか 】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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『2016年 木下黄太の大放談(2)』をお届けします。
前回は、東海村JCO臨海事故によって、推進側が、放射能の被害が起きな
いように、より気をつけるという発想になっていなかったことを指摘しま
した。その流れです。
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【 CO2を減らそうとする世界的取組みを、原発拡大の口実にしていく者たち 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■聞き手 日本ではそうじゃなくって、JCOの事故の結果、2人死んだ、悲
惨な死に方をした、ということから、「いかにこれを隠ぺいし、放射能は
安全である」という風に「国民を教化」という風にいった。
■木下 僕はすごく反省をしてるんですけど、1999年のJCOの事故後にあ
まり原発のことをやっていなかった。普段の担当じゃなかったから、そのまま離れたから、よくあることなんですが、それでチェックを怠った。
当たり前に、原発を減らしていく方向になると思っていたら、実際は原発
は増えてるんですよ。逆目に出ている。
あの時には、ニュース現場で僕たちはあんなに危険を伝えたつもりだった
のに、にもかかわらず、実際上はそれを監視していないと、推進側は、む
しろ増やすってことなんですよ。
■聞き手 これ、経済部と社会部が一番違うのは、経済部的には何か起き
る前に、それを予見することができるけど、社会部の人たちは、悲惨な事
件とか事故とか直面して伝えて、それによって再発を防ぐ、そのようなこ
とが二度と起きないようにする、というのが仕事なわけじゃないですか。
そうすると、木下さんなりには、きちんと仕事をしたつもりなんですよね。
■木下 したんだけど、したことになってなかった。
■聞き手 不思議だ・・・
■木下 要は、世の中の表でね、半年一年語られてる言説はあっても、その言説が何となくもう語られなくなるわけですよ。
時間経過とともに消えていくじゃないですか。それが消えていったために、
それみたことかと、逆に手をどんどん打ってきてる。
そういうことが、この2007年に書かれた本(原子力防災)の、推進側の中
で当たり前に認められるような言説でさえ、どこまで書くのかという議論
で揉めて、ひとり筆者が降りました、と元四国電力の人が書いてることで
わかるのです。
■聞き手 JCOの事故の経験から、おそらくそのような空気が出来たんで
しょうね。
■木下 それはね、なんで民主党がね、原発を推進することになってしまっ
たのかっていうことと、多分そこはリンクしてる部分があるんだろうと思
います。
今回この流れの中で、一番重要なことは、世の中の人たちは、京都の環境
会議で京都議定書が出来たのに、なかなか二酸化炭素対策が上手くいって
ないので、新たにもう一回やりました、ということに今回なったではない
ですか。
そこまでの縛りが強い議定書にはなってないけど、皆でやっていこうって
いうことで、盛り上がりましたって言って、出てきてるじゃないですか。
■聞き手 COP21ね。
■木下 そう。あの話を見た瞬間に、僕はもう何を思うかっていうと、こ
れは、京都議定書というシステムを使って・・・つまり環境を守るという
ため、CO2を増やさないために、原発を増やしたっていうね。
その文脈の中に民主党は過去に乗っかったわけですよ。
そうすると、また同じことが国際的に行われてるのに過ぎないわけですよ。
もちろん、CO2を減らさなきゃいけない、減らせるものであれば、それは
私は否定はしません。
でもCO2を減らすということは、じゃあどうしてやるんですか。
“極力排出を少なくしましょう”という事の中に、何が入ってるんですか。
っていうときに、表面上に言えるのは、自動車をこうしましょう、工場を
こうしましょうとか、そういうことだけなんですか本当に、と。
それを探していってみたときに、結局は、エネルギーをどうするのか、電
力をどうするのかってことに、問題の大半が行き着く部分があって。
その部分というのは、“やっぱり原発は福島(第一原発事故)があっても
やるしかない”という文脈のために―これをいわゆる京都議定書以来十数
年、その状況からなかなか改善しなかった世界各国の意識が、突然に改善
をしたと言い出してるロジックっていうのが、実は本質はそこにあるんじゃ
ないかという気が、すごく直感的に僕はしてるんですよ。
■聞き手 これはね、COP21の結論の本質がそこかどうかは分からないけ
れども、あの結果からすれば、推進側はそれを利用するということは少な
くとも可能であるということなんですよ。
■木下 可能であるどころじゃないと思いますよ。
■聞き手 だからその、COP21の本質は分からないですよ。でも重要なことは、京都議定書だって別に日本の思うように作ったわけじゃないものですよ。
そもそもあれを呼ぶってことはどうなんだっていう議論すらあったわけで
すから。でも結果として推進側は自分たちの持つ力によって、それを自分たちのいい方向に使うだけのパワーを持ってるっていうこと。
■木下 だからまた、それと同じことが使われる道具立てになる・・・
僕が非常に危惧したのは、良かった良かった良かったと、またそういう風
な肯定言説以外は飛び交ってないわけですよ、実際の新聞紙面とかテレビ
とか。でも、私はそれを見ながら何を思ったかっていうと、「あ、また同
じことが起きる、間違いなくそうなる」と。
■聞き手 推進側には利用されるってことですよ。
■木下 いや岡本さんは、エクスキューズを付けて話されてると思うんだ
けれども、僕はもう、そこから疑ってるんですよ。利用されるどころじゃないんじゃないかこの話は、と思ってる部分はかなりあります。
これは僕だって、立証のしようのない話だから、言い様もないんだけれども。
■聞き手 あの、地球温暖化対策の議論っていうのは、単純じゃなくて、いろんな利害関係者がいっぱいいて、その中で、自分たちの良いような方向に行くように皆が引っ張り合いをして、その末に決まったことなので、まぁなかなかそんなに、ひとつの議論を誘導するということは難しい話なんですよ。
■木下 そうなんだけど、でもね、本質的にあの話というのは、CO2を増
やしてもいいですという話には、なかなかならないわけですよ。
■聞き手 それはなってないですよね。僕はそこから怪しいと思ってみているんだけど。僕は別に増やしてもいいと思ってるんだけど、それは置いといて(笑)。
■木下 いや、それもそうかも知れない。でもね、実際にそのCO2を減らさなければいけないということを強くまた打ち出すという。何となく、京都議定書以上にね、気分として全体として皆そう思いましたという風な文脈を立てる・・それでその意味合いだと言って、日本のメディアが、同じように全てが伝える。
この構造になった瞬間に、これはむしろ、原子力発電所を止めるロジック
とは全く逆の方向になってるんですよ。
それを、むしろ推進するためのロジックといっても良いような話を、平気
でしてる状況に、どうやらなり始めてる。そこをどう考えるかっていうこ
とですよ。
だから、かなり事態は厳しくて難しくなってきていると思っていて。
■聞き手 難しいですね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 除染土を建設資材にしようとする「環境省」は「悪の秘密結社」なのか 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■木下 例えばね、福井地裁が高浜原発3号機4号機を止めた、仮処分の判
決あるじゃないですか。あれの判決自体は、被曝回避側から見てみたら、ものすごく賛同したい話ではあるんだけれども、でも法的に見たときにね、ああいうことで果たして止められるのかどうかとか、議論は難しいわけですよ。
その判決自体の有効性に関しての、いろんな疑義があるということは、僕は法律をやってきた人間としては、むしろ分かるんですよ。推進側の言ってることも半分は理解できます。
だけど、何が理解できないかというと、
木下黄太メールマガジン 月4回・原則水曜日配信、バックナンバーもこちらから購読できます。お問い合わせ下さい。
申込&詳細⇨
http://www.hoshanobogyo.com