「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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台湾の吉野家でも店頭に明示されていた原材料、日本産のものが殆どない状況で感じること。

2015-11-30 07:38:46 | 福島第一原発と放射能

吉野家の香港での騒動を覚えているでしょうか。
日本国内では、福島の産物を使うことにこだわっているのがこの会社のイメージとしては
強いと思います。
そうした中で、近隣諸国で展開している店では、むしろ日本産を使っていないことを
強調することがあり、そのことを知った日本人が微妙な反応をした話です。

ですが、こういうことは実際に多くあると思います。
少し考えて欲しいです。

実際に海外に進出している、日本ブランドの飲食店(チェーン店)は、ほとんど日本からの指示通りに動いているところではないです。

何かの現地企業と提携して、実体は日本企業側にロイヤリティを払って、現地企業が運営しているケースが圧倒的に多いと思います。

そして、外食産業は、基本的にはより安い産品を使うことが原則。
食事として提供されるメニューの質を落とさないなら、そういうものです。

では、海外で日本産のものを外食産業が敢えて使う必要はあるでしょうか。

答えは、ノーです。

単純な話で、円安になっているとは言っても、日本の通貨価値は、他国よりは高いケースも多く、少なくとも、アジアの中で安いわけではありません。

そうすると、その国で生産している産物を、運送費コストは確実にのっかっている日本産品を優先して使うメリットはあるのか。

あるはずがありません。ですから、特に日本のチェーン店なら、海外現地で手に入るものは、現地の産品を使うのが普通と思います。輸入で使うのは、その国にあるものより、海外産が安いからということが、圧倒的に重要です。牛肉が1番分かりやすい話です。

だから、吉野家の話は、実はあたりまえのことを表示したのに過ぎません。
その表示が必要なのは、近隣国では、放射能を回避したいと思う人が、日本国内以上に露骨にいても、何にもおかしくないからです。

日本が韓国や中国で原発事故が起きたら、もっと露骨なことをすると思いますよ。

そんなの少し考えたら、理解できることを過剰に反応している時点で、この国が相当に厳しくなっていることはよくわかります。

僕が台湾で、きのう見た吉野家の店頭掲示メニュー。

肉がどこの国、米が台湾のもの、野菜がどこと全部掲示してありました。

割と目立つ形で。

日本産のものがあったのは納豆だけ。神奈川県とまで、明示してありました。

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東日本大震災復興を目的として開催されることを政府が言明した東京オリンピック。

2015-11-29 08:22:02 | 福島第一原発と放射能

わかっていたこととはいえ、キナ臭い雰囲気が漂ってきました。
昨日の閣議決定で、東京オリンピックは国民一丸として取り組むことが決まったそうです。

その上で、東日本大震災からの復興を後押しするために聖火リレーをおこなうことなどを表明しています。

国家総動員によるオリンピック。

しかも、その中身が、東日本大震災からの復興を後押しすることが主目的のようなことを政府が言明しているということです。

東京オリンピックは2020年です。

東日本大震災からはおよそ9年近い時間が経過しています。

確かに被害は甚大でしたが、そのことを主眼として国際的なオリンピックを国家一丸となって開催するという感覚は時間の流れとあいません。

しかも本来は都市開催であるオリンピックとこうした内容はそぐわない話です。

大津波があって、多くの方が亡くなられたからと言って、その復興ということと他地域でのオリンピック開催をつなげるやり方への違和感。

9年近く後でも、世界に向けて、国民統合も含めて、こうしたイベントを展開しなければならない理由、それは福島第一原発事故が収束していないからに、他なりません。

原発事故がありましたが、大したことはなかったです。ほら、見てください、東北は元気です、福島は元どおりに住めています、何の問題もありません。

こうしたことを大きく言うために、道具としての東京五輪は開催されるということです。

これは、殆どマジックに他なりません。

このマジックが成功するかどうかは、その魔術師たちのレベルによるものですから、僕には今の段階ではよくわかりません。

しかし、一つだけ言えることは、マジックはその場限りのものということです。

どんなにスポーツという仕掛けの力、オリンピックの力を借りて、その日のその場を取り繕うことが出来たとしても、そのマジックは瞬く間に消えてしまうということです。

イルージョンは長続きすることはありません。

むしろその後には、幻影に身を委ねた報いとして、艱難辛苦が待っていることは間違いありません。

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しかし、騙されたい多数の日本人は、この道を歩いて行くと思います。

己が何に向かっているかを知ろうともしないのです。

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こんな避難ママ、実は多いです。「だっげらいよん」著者サイトはこちら。無断掲載厳禁。⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/


送電施設破壊の大停電、ロシア報道に寄りかかり、ウクライナ原発の危険を煽り立てるネット住民の愚かしさ。

2015-11-28 01:31:35 | 福島第一原発と放射能

僕に、問い合わせをしてきた方が、何人かいるので、書いておきます。

問い合わせが無かったら、あほらしくて書きません。

ウクライナからクリミアへの送電施設が破壊されています。

いろんな形でウクライナとロシアの対立が続く中で、あたりまえのようにおきるトラブルの類と思います。こうした破壊活動が、どの勢力によるものかはわかりませんが、緊張下ではおかしくありません。

こうした現象は、ある種の戦時下ではよくある話です。硬直している状況でも。

クリミヤでの大規模停電が続くことで、いろんな経済活動が滞ることは心配されますし、ウクライナとロシアとで、更なる対立が強まる状況も否定はできませんが、現況ではトルコとの問題が勃発しているロシアが、このことでウクライナに対して激しい攻撃を仕掛ける余裕はないだろうとは思いますが。

ロシアからすれば、支配地域クリミアへの嫌がらせ行為ですから、不快感は強いと思います。

しかしながらこうなってくると、ある種の情報戦状態にはなっていて、そうした文脈でロシア側メディア(ロシア・トゥデイ)が、ウクライナ領内の原発に停電リスクで危機が迫っているような話をたれ流すのは、実はよくわかる類のことと思います。まあ戦時下のプロパガンダによるパワーウォーの一環にすぎません。実質、国営放送ですし。

現在は、電源が止まっている訳でもありませんし、原発に直接攻撃が行われている訳でもありません。原発自体の異常も特にはありません。こういう状況で、ウクライナの原発リスクが従来よりも高まっていると言うほどの根拠は、ほぼ皆無に近いと思います。

そもそもこれは、クリミアへの送電を止めるために行われている破壊行為です。文脈がおかしすぎます。

一方の当事者であるロシア側メディアの報道に丸乗りしているだけです。こんな馬鹿げた流れで、放射能回避側にいると一応はみなされている複数のブロガー、また同様の立場にいるとされるツイッター発信者が、大きな根拠なく、騒いでいるだけと思います。そもそも割り引いて読むしかない情報源の話を(だって一方の当事者の実質国営メディア)大騒ぎするのは、この人達は、ど素人以下という事です。

はっきり言うと、頭が悪くなるだけなので、貴女はこんなものは読まないでと伝えておきます。時間の無駄です。

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先ほど、メルマガの最新号を配信いたしました。

きょうは、時間の余裕がなく、現在は家にいる状態ではありません。

あすも移動し、台湾に動きます。

明後日から、数日は台北に滞在するため、何かお話がある方たちと、お話して対応することは可能かもしれません。

ご連絡がある方は、僕の通常使用しているメルアドにメールしておいてください。



柏市に取材確認、甲状腺検査のC判定基準は福島県民調査と全く別物、がん検診のみが前提ではありません。

2015-11-27 02:42:22 | 福島第一原発と放射能

タイトルのとおりなのですが、この前から混乱している柏市の甲状腺検査結果の発表に関してのことです。

詳しくはメールマガジンに書きますが、柏市は福島県民調査に準じて行っているといいながら、実はC判定をあきらかに福島県民調査と違う判断でおこなっていることがわかりました。

福島県民調査と同じならば、結節20ミリ、のう胞5ミリのラインを超えるものをB判定とし、そのB判定となるもので、さらに問題のあるものをC判定とする筈です。

しかし、実際にはC判定は、B判定の基準を満たしているかどうかは関係なく(満たしているものもあると思いますが)、甲状腺がんの検診という意味合いだけでなく、他の甲状腺疾患に関しても更に専門病院などで検査したほうがよい事例と柏市立病院の医師が判断した場合にC判定にしていたということです。

こういう枠組みによる判定は、福島ではおこなっていません。

このことに関しての問題点や、更に細かい事情などは、きょう配信予定のメールマガジンでお伝えいたします。

しかし、僕もB判定を踏まえた上でのC判定ということがあたりまえの話と思って書いていたブログ記事が、部分的には訂正しないとならなくなりましたので、申し訳ないと思います。きょうの記事で、読者の皆さんに、ご報告はしておきます。

そのほかに、柏市とのやりとりでは、驚くような反応もありましたので、そのあたりも含めて、メールマガジンでは書いておきたいと思います。 

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今回の状態を踏まえると、柏市の現況の結果を、過大評価も過小評価も、通常よりもすべきではない状態であることだけは、はっきりしたと考えています。

こうしたことを、僕のブログ読者の皆さんは、きちんと踏まえていただければ、ありがたいと思います。


ブルーライトリスクを無視、LED照明を強制導入しようとする自民・安倍政権、放射能対応と似た為政者感覚。

2015-11-26 09:47:47 | 福島第一原発と放射能

放射能をそのまま受け入れさせようとする政治家や政権、政党は、違うことにも強制的な話を持ち出すことがあります。

きょうの報道を見て、LEDに関して普及させるために、蛍光灯や白熱灯などを、ほとんど強制的に製造もさせないし、輸入もさせない話が出されています。

エネルギーを使わないためには、LEDは普及したほうが望ましいまでの理屈だけならわかりますが、ではどうして一般にそこまで普及しないのか。

費用が高額ですが、その高額な費用にみあう製品性能があるのかが疑問であるということがあると思います。

実際にLEDで交換できない卓上ライトが、半年も経過しないのにライトが切れて使えなかったケースも、僕は体験しました。こういう現象も経験すると、実は高額負担するのに見合う性能はないのではないかと、疑う人はそもそも多いと思います。

しかし、そうした商品の耐用よりも気になることがあります。

それは、屋外や公共施設で、LED照明の光を見ていて、その光があきらかに変に見えるからだと思います。

LED照明のきちんとした会社の販売サイトを見ていると、こうした疑問へについてのQAを載せていることが多いです。

それは直接、長時間に見続けなければ大丈夫ですが、リスクは存在しますと。

こうしたことが書かれる原因の多くは、青色ダイオードによるブルーライトが主な原因であることが知られています。

そのブルーライトによって眼精疲労を引き起こすことは、ほぼ間違いありません。また、その光は波長が短いものです。心理的な不快感を催しやすいとするデータもあります。

よろしいでしょうか。

例えば岐阜薬科大学の原教授等がLEDの光を長時間マウスに照射した論文がありますが、青や白のダイオードによる光で、細胞に異常がおきることが報告されている記述も存在します。

勿論、いろんな人工環境にはリスクはそれぞれにありますから、LEDでなくても、他の光源にもリスクは存在すると考えるべきでしょう。

それでも、LEDには、特有の人体影響が他の光源よりも存在している可能性は、完全に否定はできない状況だとおもいます。

 そういう類のものを、市場に出して、その状況を見ながら普及させるという話ならばわかりますが(製品に問題があると買わなかったり、問題点の発覚で、何らかの改善が出来るかもしれません)、普及しないから強制的に政府が他のものを排除し、製造もダメだし輸入もだめにするという状態が異様だということです。

おそらくエネルギーを使わない点でLEDは優位です。それは「地球に優しい」というキャッチフレーズの抽象的な話ではなく、経済合理性の観点で、得なことを推し進めたいという話に他なりません。

そこで、放置されるのは、LEDが身体的にも心理的にもマイナス要因をもたらす可能性があるということです。

これは、放射能と比較すると、遥かに小さい影響しかないとは僕も思います。

しかし、為政者側が進める手口が同じなのです。帰還を積極的に進めて、問題がないと言い張る感覚と。

経済合理性が圧倒的に優先されていて、人体にどういう影響が出るのかという視点が最も蔑ろにされています。

そうした状態が、自民・安倍政権では固定的な感覚になっていると僕は感じています。

放射能のような根源的リスクをごまかすことしか思考しない為政者は、視覚神経への異常を少しはもたらす可能性など、無視するのが当たり前の話なのかもしれませんが。

そういう国に僕らは生きていることを、貴女も確認してください。

 

 

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インサイダー事件で「聞いちゃった」発言、旧・村上ファンド代表の村上世彰氏に株価操縦の疑いで強制捜査。

2015-11-25 22:18:56 | その他

旧・村上ファンド代表の村上世彰氏らに株価操縦の疑いで、証券取引等監視委員会の強制捜査が入りました。

およそ10年前に、僕も取材した村上氏たちのグループですが、あの頃には、物言う株主として席巻し、その頭脳集団としての底力が恐れられていた存在でした。

しかし、当時の東京地検特捜部は、ホリエモンについで、村上ファンドをターゲットにして、捜査に前のめりな状態。

僕は当時、NO.2を知っていて、再三取材に応じるように話したのですが、結局インタビューにはならず、その代わりに会見が行われました。

この会見で、事前に情報を知っていた趣旨の発言を、村上氏本人が行うという驚天動地の対応がなされ、僕は目が点になっていたことを思い出します。

判決後に、簡単に書いた文章を一部再構成して掲載します。

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村上世彰氏のあの会見はほんとにひどかった。

内部関係者から、直前に会見をすると電話が来たとき、
「とりあえず社会にはあやまるべき」と僕からは伝えた。

しかし自分の罪を認めるような文言を会見でぺらぺらしゃべる阿呆がこの世のどこにいるのかと思ったら、ここにいたという感じ。 

雑誌『噂の真相』で、女性スキャンダルで首をとられた元法務省幹部を弁護士にする
駄目センスといい(特捜部の現場とは、彼では裏交渉できない)、
日本経済界を震撼させた「物言う株主」、村上ファンドの危機管理能力なさに、あぜんとしたものだった。
元警察官僚が内部にいるというふれこみも、ただのこけおどしだった訳。

それでも法理的に無罪の可能性を言うマスコミ人が、かなり多かったのも事実。

でもテレビで放映された会見でげろっているのに、これ以上確かなことがなにがあるのだろうと思い、
僕は有罪でしかないと判断していたので、判決は想定内と思います。
ただし、執行猶予が付かない実刑二年は重いのだけれども。

それもこれも裁判官の
「インサイダー情報を『聞いちゃった』のではない、『言わせた』のだ」に尽きると思う。
会見で言っていること、調べの調書を、裁判でひっくり返す浅はかさ。
調べはともかく(当局に強制された可能性が排除しきれないから)、
自分で会見した内容が間違いと言い張るのは、まるで、まともな言い訳ではない。

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先ほど紀藤正樹弁護士と、今回の捜査について話をしました。

 「株価操縦というのは、立件が一般的には難しいです。客観的に分かりやすい事案でないと、なかなか難しい。今回は、捜査当局に、何かそうした見立てはあるとは思いますが。

 過去の事例だと、売りと買いをあからさまにぶつけて、商いが全体で大きくなったように見せかけ、そこで市場は期待しそれで株価をあげることになり、それで上がったところで仕掛けた側は持ち株を放出するのです。そうしたわかりやすい状況が村上ファンドにあったのかですよね。例えば海外Aファンドと国内Bファンドで売り買いをぶつけるようにして、実はAもBも示し合わせているようなスタイルとかね。

 いずれにしても、株価操縦をきちんと立証できる証拠がないと、只の村上ファンドたたきになりますから。ものいう株主は全部ダメということになりかねません。どの程度、証拠があるのかですね。

でも外国と比べると、日本でファンドビジネスは発展しないですね。近代化しないです。ファンド側の問題もあるでしょうが、取り巻く環境が外国と違いますね。」

また、今回の事案は、現在は株価操縦で証券取引等監視委員会の強制捜査ですが、当然に東京地検特捜部と示し合わせての捜査だろうと思います。

ある特捜部OBはこう話します。

株価操縦かどうかのポイントは、この場合、構成要件の要である、誘引目的が立証できるのかどうかという事です。

このあたりは、過去事例を参照すべきなのかもしれません。特捜部はこうした村上ファンド的なグループによる株価操縦で経験則があります。

そうですね、例えば、藤田観光の事件を思い出してください。

これは80年代の後半に小谷光浩氏による仕手集団「光進」が、様々な企業の株買占めなどを行い、90年代に入ってから特捜部によって次々と立件されていった「光進事件」と総称されているものの中に含まれます。

本人への直接のメスは、この株価操縦事案でまず入りましたから。

株価操縦に関しては、特捜部には、この時の経験則がありますし、今回は立件できる見通しがあっての強制捜査だと思いますよ。」

特に、このところ大きな当りがなく、「リハビリ中」とも揶揄される特捜部にとっては、事件の規模や反響、さらに社会的にやりやすい立ち位置の事件ではあると思います。

ただし、これも村上氏らが株価操縦とされる明確な状況があるのかです。

投資ファンドは、株の売り買いを大きく行うことで、利潤を得ることが目的ですから、巨額の売買をしたら、ものすごく広い意味で株価操縦になります。

しかし、それが捜査に値するような株価操縦であるのか、ないのか。

このことについて僕は、過去の文章にも書いたあることを思い出しています。

過去のインサイダー事件で、村上氏本人が釈明の会見中にインサイダー情報を「聞いちゃった」と認めるような発言をしたことです。

これは捜査の駒を決定的に前に進めた、墓穴を掘る発言でした。

そんなありえないレベルのリスクコントロール感覚が、実は彼の根幹の本質だとすると、それが娘さんも含めた家族ぐるみの状況の今も、改善されている可能性は大きくない気がしています。

特捜部OBはこう話します。

「まずは、ブツ読みですね。年内は時間が限られていますから、正月返上で年度内に決着をつけるのではないでしょうか。」

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そういえばきょう、東京地裁で、旧ライブドアの株主が株価が暴落し損害をうけたとして、ホリエモンなどを訴えていた裁判の判決公判がありました。

判決では、ホリエモン等が、業績が虚偽との認識があったことなどを認めていて、合計で7800万円の支払いを命じています。

こういうホリエモンを喜んでテレビのバラエティは出しているのが、劣化し続ける日本を更によく示していると僕は思っています。

いずれにしても、10年前の戦友同士、村上氏とホリエモンが、同日にそれぞれ、まずいニュースの対象となるのは、奇縁だなあと、僕は感じています。


 


 

 





【国立がんセンター管理職の医師「福島の甲状腺がんは過剰診断」をどう考えるのか】←木下メルマガ最新号。

2015-11-24 17:16:40 | 福島第一原発と放射能

先週金曜に配信したメールマガジンより、一部分のみ転載します。

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 がんということをあなたはどのように考えていますか。
 がんは、多くの人々がその疾病に罹り、そして命を落とすことも多い病
気です。そうしたがんに関して、全体としてはこういう傾向であるという
ことと、それが個別の人にとって、どういうふうなのかは、まず常に違う
話です。

 (先週)木曜日の朝日新聞で、国立がんセンターの津金昌一郎がん予防・検診研
究センター長のインタビューで、今度は「福島の甲状腺がんは過剰診断」
という話が掲載されていて、相当に僕はビックリしました。スクリーニン
グ効果の次は過剰診断なのか。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12074780.html

 僕の見解は、後で書きます。
まずは、その記事を読んだ2人の医師見解です。

 まず、旭川の松崎医師と先ほど電話で話しましたが、こんな感想を言わ
れていました。

「読んだのですが、あの記事は、よくわからないけれども放射能とは関係
ないという話ですね。たいした線量は浴びてないから関係ないという論調。
たんに、変な話だと思いますよ。
肝心のときに初期被曝データがわからない部分があるから、藪の中にして
おきたい感じでないですかね。
それから、立場によって発言が違うような気がしますね。
放射能の問題は、政府と密接な話だから、言いにくいだけではないでしょ
うかね。それに大丈夫ながんと大丈夫でないがんをどうやって識別するの
かという事ですよ。
福島県立医大が切らなくてもよいがんを切っているということはないと思
いますよ。すぐ治療すべきものでしょうね。」

更にタイトルの後は三田医師の見解です。

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【 国立がんセンターのがん予防・検診研究センター長が唱える「福島の
甲状腺がんは過剰診断」をどう考えるのか 】
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チェルノブイリでも増えたDV(家庭内暴力)、福島でDV相談件数が今年度前半に増加しているということ。

2015-11-23 09:35:22 | 福島第一原発と放射能

福島県の「配偶者暴力相談支援センター」(DVセンター)に相談している件数が、今年度上半期で781件になっていると報じられています。

2012年、2013年と増加傾向になっていましたが、2014年になってやや沈静していました。

それが、また2015年度になって、増加傾向に転じているということです。

僕は、過去に福島の児童養護施設関係者の講演内容を紹介した記事を引用しています。

[福島は出生率が高く、三世代同居で、祖父母の助けを借りて子育てする。家族地域の関係の濃いところ。しかし震災後仮設では三世代は暮らせない。分断される家族。そんな中、虐待される子どもが倍増する。親がストレスを抱え、一番弱いところに問題が派生する。DVも増える。自殺も増加している。](『共助』2014年第6号(10月発行)p30より)

こうしたことが時間経過とともに、むき出しになっているのはどういう関係性があるのか。

チェルノブイリでも、リクビダートルの家庭で、ドメスティックバイオレンス(DV)が急増したことは問題となりました。これは被曝影響として、現地では語られていることです。僕の目から見たときに、移住などによるストレスというよりも、時間経過とともに、被曝影響が増えている可能性も考えるほうが妥当な気がします。

 

バンダジェフスキー博士も、僕に一般論的にはこう話します。

 

「我々は1999年に、放射性物質の取り込みによって、脳内の代謝異常がおきて、これが人間の行動がおかしくなっていることの原因である可能性ということは疑えないです。」

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僕のブログ記事、講演会で話した内容、盗用や無断引用は厳禁。酷い場合は法的措置を取ります。

2015-11-23 07:26:28 | 福島第一原発と放射能

著作権という概念があります。

それだけでなく、引用している内容が正確なのか、不正確なのか、ということもあります。

ブログの記事や講演会の内容に関して、その中身を相当部分を勝手に引用したり、

講演会で何を話したのかを細かくインターネット上で拡散させることは、本来は許されている話ではありません。

まず著作権者に断らなくてよいレベルの記事引用は、その引用をするために、著作権で許される限られた範囲内でなければなりません。

「この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるものでなければならない」

著作権法でもこのように規定しています。

つまり個別に書いていることがあり、その補強であるとか検証の為に、「」等に入れて、引用部分であることを明記し、引用元も明示することが望ましいです。勿論、引用は一部であり、本人の地の文が主に書かれていて、従としてある立場でなくてはなりません。

特に、僕はジャーナリストや著述家の立場にありますから、著作権侵害について法的に対応する要求は強いと考えてください。酷いケースは訴えます。

盗用の有無が明確なら、こちらが訴えれば、そういう盗用する輩は、最低でも、数十万円は支払うことになりますから。

こうした法律を守らないことは、完全に異常な行為です。

しかし、インターネットではそうしたことが、相当多く見受けられますし、最近、またそのような被害にあうケースが増えています。

なぜ5年目で、いまさらこんなことをする連中が増えているのか、理解に苦しみます。

精神状態がかなり異常であるケースもありましたし、商売目的で無断引用を連発しているとみられるケースもありました。

商売目的は、誘導記事の内容が自分で書けないため、こちらの内容を平気で盗用して、商品販売につなげるのが目的です。

こうした誘導記事に、僕が話していることや書いていることを無断で利用することは、許されません。

僕の考えとは、全く異なる目的に盗用しているのは、更に別の問題も生ずる話です。最悪。


講演の内容は、そこの場所に足を向けて来られた方が優先です。

来ていない人、コストも支払っていない人に対して、どこまで情報を公開するのかは、講演で話している演者の判断です。つまり僕の判断。

講演会に来て、簡単に内容を紹介し、その内容に関しての感想やコメントを書くのは、著作権と同じ引用の範囲内と思います。

こういうブログ記事やFacebookやツイッターには何もいうことは勿論ありません。

しかし、講演内容に関して、細かく記載することを目的にブログ記事を書く、Facebook記事を書く、ツイッターでも内容を相当数のツイートをしていると、これもあきらかに著作権侵害の範囲に入ります。

いいですか、たとえば一般の新聞で社会面や地方面で取材して講演会を紹介する記事があります。講演会のないよう記載で、許されるのは、その範囲内と同じ基準にすぎません。あたりまえの話です(新聞で講演会の全容や一問一答が出ているのは、新聞社主催での記事か広告宣伝の記事だけで、これらは主催や宣伝記事だから許される話)。

細かく掲載するなら、その掲載に関して、最低でも事前の協議が必要です。

講演会は、その参加者が講演会の情報を知ることや、その情報を私的に活用することはあたりまえですが、公的に(これはインターネット上に公開することも含めて)事こまかく、講演会内容を第三者に紹介するのは、許されません。

以前は、動画データや音声データをネット上にあげる頭のおかしい輩がいて、相当警告し、やめさせました。

この流れが収まったなら、今度は講演会内容をメモし(メモは勿論自由)、それを勝手にネット公開する(これがアウト)ということです。許されません。


こうした行為を繰り返す連中に関しても、特定して、法的対応をおこなうケースがあると思います。

頭のおかしい人たちが、非常識な対応を繰り返しているケースが、目立っているのは本当に気分が悪いです。

更に、被曝に関して、何かの商売に利用しようとする連中が一定数いて、平気で繰り返しています。

 

そして、こんな連中が拡散させていることを容認する人達が一定数いることは、本当におかしな話であると僕は感じています(読者の皆さんにいないことを希望します)。

Facebookやツイッターで、シェアしたり、リツイートしたりすることは、ほぼ同罪です。

止めてください。


読者の皆さんにお願いがあります。

僕がこうした情報拡散を許していることは、殆どありません。

こうしたいい加減な情報伝達を嫌っていることをきちんとした読者の皆さんはご存知だと思います。

このため、ネット上の動画や音声、ブログやFacebook、ツイッターなどで、僕が発信しているものを大幅に掲載しているものを見かけられましたら、僕までメールして知らせてください。よろしくお願いします。

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp


 

また、「だっげらいよん」の漫画に関しては、しばざきとしえさんという著者がいます。 

もちろん僕のブログにコンテンツとして掲載しているのは、著者の意向によるものです。 

四コマ漫画は、当然ながら四コマすべてを無断で掲載したら、只の盗用でしかありません。 

引用が成立する可能性は法的には、ほぼありません。 

アウトです。

 

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【 国立がんセンターのがん予防・検診研究センター長が唱える「福島の甲状腺がんは過剰診断」をどう考えるのか 】

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大阪市長選挙&府知事選挙結果を見て思うことは一つしかありません。

大阪には住んではいけないと、改めて確認しておきます。

市民のレベルが低すぎるということが、再認識できました。

 

 


【ふくしま心のケア】一番多い相談「身体症状」は1413件⇒1661件⇒1826件と明確に増加。大阪市長選投票日。

2015-11-22 11:35:00 | 福島第一原発と放射能

被曝に関して関心が有り、ガレキ受け入れに反対したあなたは、大阪で何があったのかを今一度思い起こして下さい。

そして、被曝回避にプラスになるのは誰なのか、少なくとも、ガレキ受け入れのときにおきたことを思い出して投票しましょう。

大阪人がどこまで理性があるのかという事が試されている機会と思います。

大阪市長選、そして大阪府知事選。投票は午後八時までは可能です。

有権者が、一人でも多く投票することに期待しています。

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【 国立がんセンターのがん予防・検診研究センター長が唱える「福島の甲状腺がんは過剰診断」をどう考えるのか 】

 

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「ふくしま心のケアセンター」による平成24~26年度の相談実績がメディアに報じられているようなので、元データを確認しました。

http://kokoro-fukushima.org/wp/wp-content/uploads/2015/10/katsudohoukoku_27_2.pdf

およそ2万件程度の相談のうち、体の不調を訴える「身体症状」が4900件と最多です。

年度単位の変化を見てみると、1413件⇒1661件⇒1826件と毎年、あきらかに増加しています。

次に多かったのは「気分・情動に関する症状」が859件⇒1382件⇒1663件。ここも増えています。

被曝エリアで、あたりまえのことがおきているだけな気が僕はします。

身体症状だけでなく、精神的なことも被曝後にいろんな形で起きることは、チェルノブイリでは常識です。

このまとめでは、相談に至る背景が何になるかも調べているようです。

これは本人が明言した、もしくは相談により推測された、相談する背景となる「生活上の出来事」が何かという事。

複数回答のようですが、「健康上の問題」はあわせて8561件と「居住環境の変化」があわせて8447件と拮抗しています。

拮抗しているのですが、これは年度単位で確認すると興味深い傾向がありました。

「健康上の問題」が背景で相談しているのは、 1331件⇒3282件⇒3949件と明らかに増加しています。

「居住環境の変化」が背景で相談しているのは、3058件⇒2808件⇒2581件とこちらは減少傾向です。

これをふつうに見れば見るほど、、家族で何か体に不安な現象がおきることが年々多くなっていて、このために相談件数が増えていると考えるしかないような気がします。移住による問題は当初は起きていても、それが徐々に薄まりつつある状態とも考えられると思います。

はっきり言って、こういう生の数字を見ると、問題の在り処がどこにあるのかが、実はよくわかります。

ところで、是非、この話を報じているメディアの記事をグーグルやヤフーの検索で確認して下さい。僕の書いていることと、同じ数字を引用しながら、どのくらい報じている中身が違ってくるのでしょうか。

ある意味で、面白いくらいの状態だと思いますよ。

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僕のブログは、著作権法や表現の自由で許される通常の範囲を超えて、引用することは、勿論できません。

更に、だっげらいよんの4コマ漫画の引用掲載は、著者了解がない限り、許される話ではありません。

社会常識です。こんな話は。

 文字が過剰に大きく、名前も名乗らない、内容の論旨が意味不明なメールが僕に届き、その人間が書いていると自称するブログがあり、そこを確認したところ、メールに書いてある内容とは別に、だっげらいよん漫画を勝手に盗用して掲載していました。信じられません。インターネットでおかしいことをする輩は多すぎますが、また一人発見しました。こういう輩は一見被曝回避側に見えても、社会通念がほとんど通じないことが多い輩です。こういう連中の対応は時間の無駄ですし、被曝回避をまともに考える人達にとって、邪魔でしかありません。

本当に気分が悪いです。

漫画の無断掲載に関しては、著者と相談し、法的な対応も含めて検討します。

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「だっげらいよん」著者サイトはこちらです。当然無断掲載はできません。⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/



 

 



甲状腺がんではない疾病の可能性もC判定と判断していた柏市甲状腺検査、幼児や小学生も甲状腺異常と診断

2015-11-21 07:28:28 | 福島第一原発と放射能

 柏市の甲状腺検査で補足的な情報が出ていました。ただ、補足というよりも、本質的な話です。こんな話は最初から明示する話だと思いますが。。。

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Q1 C判定が福島県「県民健康調査」と比べて多いのはどうしてですか。

C判定につきましては、結節やのう胞に限らず、比較的よく見られる甲状腺の疾患が疑われる場合も含まれます。確実に二次検査が受けられるように判定の対象としたため多いと考えられます。現時点では最終的な結果は出ておらず、福島県「県民健康調査」 と単純に比較できるものではありません。また、現時点ではがんと診断された方はいません。今後も継続的な調査をし、結果につきましては、まとまり次第、ホームページ等で公表していく予定としています。

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つまり、このC判定は単純性甲状腺腫腺腫様甲状腺腫、バセドウ病、橋本病をうたがうものも含んでいること。

がんを疑っている事例のほうが、相当に少ない可能性が高いと思います。現時点ではありませんし。

しかも、もしかするとB判定てある、のう胞20.1ミリ以上や結節5.1ミリ以上というサイズに達していなくても、C判定としている事例があると考えるべきかもしれません。

これはいろんな意味で、全く考え方が違うことをしていたということです。

あまりにもC判定が多いため、通常ならB判定に入れるべきものを広く考えているのかと思っていましたが、どうやら全く違う考え方で行われている模様です。

この考え方に関しては、リスクを広く捉えるという意味で理解できるものですが、福島検査との比較は殆どできない公開データになっていると思います。

こうした一般的な甲状腺疾患の可能性がある情報と、甲状腺がん可能性を考えた情報の区分をしないと、大きく誤解を招く原因となると思います。広くリスクを取っていることは評価できますが、そのリスクをどう考えているのかという内実をきちんと伝えないと、一般に大きな誤解を生じさせると思います。

僕は最初の時点で、C判定が多すぎることに違和感があり、その判断に慎重な記述をしていましたが、やはりという思いもあります。今回の説明でおおよそは了解しました。被曝を懸念する医師たちの感覚でも、こういうことなら理解はできると思いますから、あとは、C判定とB判定との関係性に関して、連休明けに電話取材で確認はしておこうと思います。

しかし、正直に言うと、市町村レベルの広報は、そもそもレベルが高くありません。ですから、いつもいつもは、常識的なやり方で情報提供はなされていないと考えるべきだと思っています。しかし、どんな形で実際の情報と、広報で公開する内容がずれているのかを、こちらが確認できない状況も多いです。今回はそういう事例と思います。少なくとも、福島県民調査と考え方を変えて判定基準を作っているならば、そのことは最初から明示するべき事例であると思います。

なお、性別は、B判定は男女比は男性4人と女性3人。

判断基準が県民調査とはまるで違うC判定は男女比は男性2人と女性9人。

年齢区分の表も掲載しておきます。

 幼児や小学生にC判定があることをどう考えるのかは判断が難しいです。甲状腺がんではなくても、甲状腺疾患が幼い子にもおきている兆候と考えられなくもありませんが、あまりにも広い判断基準のC判定なので、原発事故前との比較も難しいでしょう。こういう数字はあるけれども、更なる判断ができないと現時点では考えておくべきでしょう。

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原発避難地試験米を食べて出荷安全PR、福島の「風評払拭」と話す言語感覚、元女子アナ環境相のおぞましさ。

2015-11-20 02:28:05 | 福島第一原発と放射能

最初から成立する可能性がとてもあるとは思えない話を環境省という役所が行い続けています。

環境省というのは、環境を守るための省ではなく、環境を汚染するための政府機関ではないのかという感覚が、この原発事故以降に、多くの方に強まっていると思いますが、まあ、この話もその感覚を強めるだけだと思います。

本来、福島第一原発由来の汚染を最終的に処分することは、それを他地域に求めるという発想が本質的に成立する可能性は、殆どありえない話です。

そのありえない話を持ち出して、否定される状態が継続しています。

そうするとどうにもならなくなるのは目に見えている話です。

今回は、宮城県内の候補地となった地元が、とにかく立ち入り調査すら物理的にさせないように行動していて、環境省側が入ることは出来ない状態が、11月もずっと続いていました。

ある候補地のホームページなどを見ると、毎日のように環境省が調査に来るのかこないのか、さらにこのように対応したという記述ばかり書かれていました。

田代岳候補地に向かう町道に、詳細調査のために東北地方環境事務所職員×名とコンサル業者×名が訪れましたが、町民らの抗議により、当日の調査を見送りました。」

こんな記述が毎日毎日、10月下旬から最近まで2週間ほど書かれています。候補地に通じる町道を通行止め状態にしての反対です。

その結果として、年内の調査は断念することを環境省はきのう宮城県に伝えています。降雪も考えると、調査ということは春までは現実に不可能ですから。

二年連続に調査も出来ない現実からすると、最早、ここで処分場を考えることはありえない話です。

というか、あたりまえのことですが、放射能は移動させるものではありません。

放射性物質に汚染されているものは、その汚染程度が高いものは、その汚染エリアに極力とどめて置くしかありません。

汚染エリアで一定程度集積を試みるとしても、それすら限界があると思います。

汚染のより少ない地域に、高濃度汚染されたものを置く場所なんてどこにもありません。

こんな当たり前のことを、何年が経過しても、環境省が対応しないことを見ていると、この役所の存在価値はどこにあるのかと思います。まあ、現在は元テレビ朝日女子アナが環境大臣ですから、彼女のようなタイプの政治家から、何かまともな政策判断が為されることも極めて難しいと考えるのが、常識的感覚でしょうし。お飾り。

こんな御飯事みたいな世界で、僕も貴女も生殺与奪されているのが、日本のリアルという事です。

この年内調査断念に関して、宮城県には丸川珠代大臣は来ていません。マイナスの話は副大臣が行うということでしょう。

彼女が前日に行っていたのは福島です。汚染水対策と廃炉作業の確認を現場でしています。

そして、丸川大臣は、「風評被害の払拭が、福島復興に欠かせない」と述べているそうです。

風評という言葉を平気で使う言語感覚の中に、この元女子アナの大臣がいるのだということを、皆さんも再度確認しておいたほうがよいと思います。

もちろん、現地で、彼女は厳重なマスクをして、眼にも大きなゴーグル、防護服という姿であったことは間違い有りません。

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そうした環境省が入っている合同庁舎の5号館食堂などで、福島第一原発周辺の避難地域で、今年の秋に収穫された作付け試験米を、きのうから、食べはじめたそうです。

更に、元女子アナの大臣が嬉しそうにおにぎりを試食する様子が、テレビで大々的に伝えられています。

おぞましい光景です。

これは、市場に流通させるためのPR措置ですし、除染の効果を強調して、この地域に住民を戻らせるための詐術みたいな話です。

また原発と関係ない一般論として、こうした試食PRを政治家がおこなう時は、眉に唾して聞くのが当たり前だと僕は思っています。

ちなみに、僕はこの5号館の記者クラブ(環境省ではない)で仕事をしていた時期もかなり前にありますが、ここの地下食堂は何回かしか食べなかった記憶があります。地下の薄暗さが嫌だったのと、美味しくなかった印象が強いです。


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福島県川俣町・飯舘村・楢葉町・浪江町の作付け試験米の中央合同庁舎第5号館の食堂での使用について

 中央合同庁舎第5号館の職員食堂において、福島県川俣町・飯舘村・楢葉町・浪江町の除染後の水田における作付け試験で今秋収穫され、検査により安全性が確認されたお米を提供します。

1.実施日

 平成27年11月19日(木) ~ 無くなり次第終了 

2.実施場所

 中央合同庁舎第5号館 地下1階 大食堂 

地下1階 そば・うどん 日豊庵

26階  中華料理 龍幸

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頭のおかしいコメント書き込みが続く為、コメント欄は閉鎖。

2015-11-19 07:39:10 | 福島第一原発と放射能
こちらのブログを読まずにコメント投稿する頭のおかしい輩が居ますので、コメント欄はまたしても閉鎖します。

同じようなキチガイの相手にうんざりします。

なおこのHNは武尊43というもの。色んなサイトに書き込むのが趣味の輩。60代の可能性があります。おかしなネット住民に年配者が増えているのが、最近の傾向です。

ブログのコメント欄にレベルの低い書き込みが続出することで、ブログ閉鎖について悩み続ける僕の日々。

2015-11-19 02:48:28 | 福島第一原発と放射能

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 【 「被曝影響」=「甲状腺がん」だけという推進側の図式を、そのままあなたは信仰していないのか?という問いかけ 】

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 僕はこのブログを、数少ない被曝回避や放射能防御に関してきちんと書き続ける場として存在したほうがよいと感じていたので、一応残してはあります。

しかし、正直、本当にそうすべきかということについて、疑問はつきません。

要は、こういうオープンアクセスなシステムがあれば、いろんな意味で助かる人はいると思います。

しかし、それだけではなくて、質の低い連中が入ってくることも、否めません。というか、多数のそういう人々の乱入が続いて、話にも何にもなりません。過去にこの場では議論の終わったような話を再度、蒸し返してきます。

この5年近く、そういうことの繰り返しで、僕は辟易しています。時間の無駄です。

久しぶりに、コメント欄も開放してみたのですが、まともな話を書き込む人は殆ど皆無で、自分の自己主張の場を書き込む感覚の御仁ばかりです。

話になりません。

あまりに酷い一例は

「何で管直人元首相を評価しないのか、彼のおかげで原発は止まった」

「関東の人が全部避難するなんて無理だから、その人とその人の対応がよい」

「反原発運動がなければこんなに止まってはいなかったから、評価すべき」

ということを執拗に書いてくるようなレベルの人達です。

勝手にしてください。あなたの頭の中に付き合いきれません。

管氏の評価に関しては、直接本人も知っていて、周辺からの当時内部情報も豊富にある立場から、既に何度となく書いています。もう、僕にも、おそらく大半の人にも終わった話です。まともに情報確認もしない、お宅の思い込みの対応をするつもりはありません。

避難に関しては、こういう誤魔化しの話は散々に聞かされました。もうこんな話は5年近くが経過した現在はどうでもよいです。

避難は、最初から、だれかにさせてもらうものではありません。自分が考えることです。こんな議論を5年経過して、ネット上で細かく書き込んでいる時点で、あなたが人として終わっていることに過ぎません。馬鹿馬鹿しい限りです。

避難について、多くの人がなんだかんだと言って避難していません。僕は避難しない人を責めるつもりはありません。それがその人の限界と思っているだけの話です。でも、まともな意識で被曝回避を思っていて、避難していない人は、こんな馬鹿げた言説を僕に今更伝えてきません。あたりまえのことです。

反原連の話に関しては、あそこまで書いても意味がわからない馬鹿は読みに来るなと断言します。こんな奴に読まれているだけで、虫唾がはしります。


ここでは内容紹介しませんが、最近メルマガ読者にアンケートをして、多くの人からいろんな返事がきていますが、その返事を読むと、こういうフリーアクセスだけしか接していない人よりも、読者の方がきちんとしている文章や意見が遥かに多かったことは間違いありません。

メルマガ配信元は「こんなに素晴らしいメルマガ読者の方々が多くいることがわかっただけでも、アンケートをした甲斐がありました。」とはなしています。

有料といっても一般的な大手メルマガサイトの配信額よりも安い金額での配信です。決して高額なセミナーなどへの誘導も行っていません。そういう読者としていくらかの負担を支払う感覚の方と比較すると、ただネットでフリーアクセスして更に関わろうとする感覚の人に、違和感が大きいタイプが多いのは、当然なのかもしれません。

要は質が低いのです。

こういう連中の意見として、こんな話も聞こえてきました。

「木下は、ブログで全部公開しないで、メールマガジンを取らせようとするのはおかしい。全部公開しろ。」

私が大金持ちなら、慈善事業の一環として、そうしたことに取り組んでも構いません。ただしその場合は、無料であっても、購読者全員の身元を特定する形での運営にするしか有りませんが。そうでないと、リスクが大きすぎますから。

勿論、僕は大金持ちではありません。どこかにスポンサーも存在しません。どこかの機関から裏金も得ていません。その僕が、例えば何か収入を得ようとすると、まずは著述を書いて得るということをしているのに、他なりません。昔ならば、本を書いて収入を得る構図を考えますが、書籍市場の冷え込みを知っているだけに、それがメールマガジンというスタイルとなっているのに他なりません。そんなことまで裏で糾弾している連中の話を聞かされると、被曝回避側にいてフリーライダー志向の強い人々のキチガイ光線は凄まじいなあと思います。

あんまり関わりたくない、こういう人には次のこう話しておくだけです。

「只より高いものはありません。」

ブログには、他にもおかしい行為は続きます。

出所の怪しい原発情報を、まったく価値のないサイトのURLと一緒に貼り付ける行為。

そのサイトが何をしているのか、確認していないことも多いです。

情報がいい加減に留まらず、違う勧誘を平気でしています。

高額なセミナーへの誘導、有料で閉鎖的グループに招待(別でも同様手口で商売)、物品販売、手かざし療法など騙しに近いような施術関連。こんなものに金を支払わせるための誘導として、ネットで勧誘するものを僕のコメント欄に貼り付ける輩。

ひたすら公明党への陰謀論を書き込む行為。

僕は公明党も創価学会も支持していません。しかし、そのことに拘泥する感覚もありません。そういう僕のブログコメントに、ひたすら書き込んできます。どこまで、キチガイなのかと思います。というか、まともなコメントは圧倒的に少ない量しか書き込まれません。あまりにおかしいのは既に反映していないので。

きょう、こんな記事を書いたことで、本当に伝えた方がよい内容が、ひとつ伝え損ねているかもしれません。被曝回避側と言いながら、積極的に関わってくる連中に、まともな人が少ないことで、このブログはどんどん意味を失っていきます。本当にやりきれない気持ちで一杯です。僕は悔しいのです。

当面致し方ないので、次の措置を取ります。これで収まらなければ、書き込みをシステム的に禁止します。何回、繰り返せば馬鹿が認識できるのか、僕にはわかりません。

 

コメント欄は加工食品関連のスレッド書き込み以外は、きょうから全て禁止します。

要は、下記記事のコメント欄へ書き込み以外は禁止、書き込み内容も当該記事コメント欄の先行書き込みに準ずるもののみ(食品の情報書き込みとそれに関しての議論のみ)。

 「岡山のメーカーの牛乳に福島の原乳を使用」という情報の真偽について。製造地と原材料、再確認の重要性。

それ以外は、いくら書き込んでも反映させません。そもそも僕への意見などは、メールで寄せろと何百回も書いています。きちんと名乗ってメールしなさい。自分の氏素性を示して、変な話を送ってくる人間は本当に少ない。匿名読者でまともな人はいません。まともな人から、まともなメールが来るだけです。コメント欄は2ちゃんねる掲示板よりも、自浄的働きが機能しませんから。殆ど無意味です。

僕のメルアド nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

フリーアクセスで本当にこうしたブログを続けるべきなのかどうか、毎日悩みます。メルマガ読者とのあまりのレベル差に愕然とする状態です。ただしメルマガ読者の多くが、ブログ継続を望んでいることがあり、当面はこのまま続けますが、次年度以降にいろいろと変更する可能性は相当にあることは認識してください。

 

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セシウムが蓄積されにくい筈のマダコで合算52Bq/kg検出、いわき市漁協の試験操業が出荷一時停止。

2015-11-18 02:58:38 | 福島第一原発と放射能

そもそも原発から汚染水が出続けている近接海域で、魚を取るのかどうかということは、僕には有り得ない話と思います。

それをどうしても行いたい人達がいて、福島近海で、試験的に操業をしようとするケースは多いです。

いわき市漁協による、南相馬市小高沖で取ったマダコから52Bq/kgの数値が検出されました。

福島県漁連の自主出荷制限値は50Bq/kgにしているそうですから、それも平気でオーバーしている状態。

そうするとあたりまえですが、出荷制限になります。

ここの問題点は、浸透圧なども含めて体内にセシウムを蓄積しにくいはずのタコですら、このくらいのセシウムを蓄積させていることをどう考えるのかです。

タコやイカなどが最も多く含有しやすい、放射性銀の蓄積はセシウムよりも多い可能性が高いと思います。

一番安全度が高そうに見えるタイプの魚介類でも、近隣海域では捕獲し販売するのは、一般人に被曝影響を拡大させる行為に他なりません。

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 きのうから、川内原発2号機が4年3ヶ月ぶりに、本格的運転の状態になっています。

 更に、原発再稼動は、あたりまえの話になり始めていて、関西電力高浜原発3、4号機の再稼働についても、立地自治体である高浜町の町長は、来月の町議会で同意表明する見通しを毎日新聞に述べていました。福井地裁の判断を無視する構えです。

きのうの記事ではありませんが、原発再稼動反対運動の不在という状態が、全国的にあたりまえの図式になっていることは、とても怖ろしい話であると僕は感じています。こういうことは、日本の置かれている、決定的に厳しい状態をよく示していることだと感じています。