塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

時代の転換期、1974年と2007年

2012-08-30 23:18:05 | 日記
 僕は携帯電話の流行に関心がなく、今でも折り畳み式を利用しています。

 折り畳み式に一石を投じたのが、2007年にアップル社が発売したアイ・フォンで、以後
携帯市場は俗に言われる

 「スマート・フォン」

 にとって変わりました。

 正直契約内容がどんなに下見をしてもよくわからず、僕のように関心が持てない人間を
世間はどんどん置いてけぼりの状況に追いやっています。

 サッカーの世界でも、1974年以前と以後では、異なるサッカーの価値が露わとなりま
した。

 そう、オランダが

 「トータル・フットボール」
 
 で世間の度肝を抜き、一気に世界の潮流へと発展したためです。

 1974年のワールドカップ、オランダはあの有名なクライフのジャンピング・ボレー
を含む2得点、完封勝利とせれソンを粉砕します。

 このときのブラジルは

 1・ペレの引退
 2.リベリーノの衰え

 という2点のハンディがあったことは事実ですが、それでもオランダの輝きは眩いものでした。

 サッカーに限らず世界では、時代の転換期が存在し今に至っています。
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ドイツと日本の共通点

2012-08-30 01:48:36 | 日記
 サッカーの世界では、しばしば「宗主国」という言葉が用いられます。

 つまり支配する側、される側という立場のことで、その代表例が

 1・ポルトガルとブラジル
 2・コート・ジボワールとフランス
 3・スペインとアルゼンチン

 になります。

 これらの国でサッカー選手が立場を築きやすいのは、言語の面で苦労することが無いため
であり、風習も似通った点があるためです。

 日本は幸運にも植民地になったことはありません。

 しかし、ブンデスリーガでここまで日本人選手が受けいられているのを見ると、まるでド
イツと何らかの共通項があるのではないかと考えてしまいます。

 ロベルト佃氏によりますと、日本以外ではドイツとイングランドは大変仕事がしやすいと
言います。

 つまり

 1・時間と約束を守れること
 2・金銭面で信頼できる

 というのがその理由です。

 確かに選手の移籍に関しては、時間とお金がつきまといますから、この2点は大変大切な
要素です。

 僕個人の見解では、人の気質も似ている印象を持ちます。

 ドイツも日本も車の品質には定評があり、ファッション、スポーツの分野でも高い評価を
得ています。

 ドイツならば

 ヒューゴ・ボス、ジル・サンダーにアディダスとプーマ

 日本ならば

 ミハラ・ヤスヒロにベイシング・エイプ、そしてミズノとアシックス

 ですから、日本人が違和感を感じることなく溶け込められる環境が、そこに存在するのか
もしれません。

 違和感を感じることが海外旅行の醍醐味なのでしょうが、仕事で出かけている選手からすれば、
ストレスが少ない方が良いに決まっていますから。
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インテル、ブラジル代表GKと契約を解除

2012-08-30 00:37:29 | 日記
 そしてインテルも、ふたりのブラジル人と袂を分かちます。

 ひとりは既にユヴェントスに移籍が決定しているルシオ。

 そして新たにGKのジュリオ・セーザルとの契約を更新しないことが明らかとなり、彼はプレミア
のQPRへの移籍が囁かれています。

 こうして3冠達成の選手が次々と去ってゆくインテルですが、

 1・ファイナンシャル・フェアプレイの導入
 2・自国選手の抜擢

 というUEFAの案件に逆らうことは出来ませんしね。

 また、年俸の削減とスカッド・リストの圧縮は、ストラマッチョーニ政権をより強固にするはずで
す。

 同じ30代の選手が幅を利かせていては、この青年監督も気を揉むでしょうし、その悪い空気の流
れはチェルシーですでに実証済です。

 一方ジュリオ・セーザルは噂通り、新天地にプレミアを選ぶのでしょうか?

 実は彼の古巣もカカ同様サンパウロなんですね。

 もし両者をセットで獲得できれば、純粋な戦力の向上とチケットの増収に結び付くと思うのですが。

 サンパウロはブラジルの中でも名門としれ知られ、その優れた育成でも有名ですが、現状の戦力と
合致するようであれば、獲得を打診しても良さそうな気がします。

 2010年にロナウジーニョがフラメンゴに移籍した際、かなりのスポンサーが瞬時にみつかり、
彼の年俸を彼らが受け持ったという例もあります。

 ブラジル代表監督のメネゼスからすれば、ふたりの実力者がすぐに視察できる状況は、非常に好都合
だと言えるでしょうが。

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カカの移籍はまだ決まらず。

2012-08-30 00:27:13 | 日記
 推定市場価格24億円

 かつての姿を取り戻しつつあるとはいえ、僕はバーゲン価格だと思うこの金額でも、カカ
の獲得に名乗り出るクラブが見当たりません。

 候補に挙がった古巣のミランも、この取引には応じない模様です。

 僕は仮にミランに戻っても、かつてのような歓迎は無いと思います。

 4-3-1-2の「1」はボアテングで決まりでしょうし、何よりも2012年のカカ
は2007年のカカではありません。

 さかのぼること5年前
 
 1・リバプールを破りチャンピオンズ・リーグを制覇
 2・2007年バロンドールを獲得

 した当時の面影を、ファンはどうしても期待してしまうでしょうし、単に5歳老けただけ
と捉える人間もいるでしょう。

 チェルシーからのレンタルバックを試みた、シェフチェンコ同様結果は芳しく無いと予想
します。

 夫人のカロリーナは

 「サンパウロに戻ることを検討しています。」

 と答えています。

 ロナウジーニョのフラメンゴ、セードルフのボタフォゴ移籍を踏まえると、カカの移籍も
既成事項のように思えます。

 この3人すべてがミランの出身というのも、何だか出来すぎた話ではあるのですが。

 ただ、活況であるブラジル経済を考えても、24億円という移籍金は随分高額のようで、
結局は流れてしまうかもしれません。

 カカが本調子であれば、規律を乱すことなく代表にも加えられますし、ネイマールへの
批判に対する

 「防波堤」

 にもなれるのですが。
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感性は理論を打ち破るか

2012-08-29 23:11:44 | 日記
 作家、小松成美氏は題材に中田英寿を選び、いくつかのノンフィクションを上梓しています。

 その作品の幾つかは、中田がローマ、パルマでプレイしていたときの物であり、日本代表が
フラット3を旗頭に、トゥルシエ政権の下で強化に取り組んでいたときです。

 小松氏は

 「トゥルシエは中田に嫉妬している。」

 と観察していますが、僕はこのフランス人が中田に嫉妬していた理由、それは感性にあると
思います。

 トゥルシエはフラット3という名の

 「理論武装」

 を展開し、自分の戦術の優位性を常に語っていました。

 逆に言えば、周囲からの指摘をかわすことで、自分を鼓舞していた部分があると言えます。

 一方の中田は日本人でありながら英語、イタリア語に精通し、ローマではスクデットを、パ
ルマではコパ・イタリアを獲得します。

 同時にその服装や言動で、理論武装で身を固めた人間が、その防波堤を感性によって崩される。

 恐らく両者の間に横たわっていた間隔は、この言葉に集約できると思います。

 中田が最後までジーコに敬意を払い信じ続けたのは、この感性という点で認め合えたからだと
思います。

 ジーコが口汚い言葉で選手を罵ることは無く、選手との話し合いにも応じる柔和な人柄。

 だからこそ中田は、代表にとどまり続ける意思を持ったのだと言えます。

 
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