塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

暴力に頼る応援は、何か意味があるでしょうか

2022-04-16 12:15:36 | 日記
 UEFAヨーロッパリーグの8強、ウエストハム・ユナイテッドに敗れたオランポック・リヨネのファンたちが、乱暴狼藉を働いたと聞きました。

 このような話を聞けば聞くほど

 「どうしてサッカーでは敗戦の度に、ファンが暴力行為を働くのだろうか」
 「UEFAチャンピオンズ・リーグで敗れた、バイエルン・ミュンヘンの指揮官であるナーゲルスマンにも脅迫状が届いたそうだ」
 「彼もこぼしたが、脅迫する人間の心理が僕もさっぱりわからない」

 ということになります。

 例えばラグビー・フットボールの世界では、宗教的価値観に隔たりのある北アイルランドとアイルランドが合同で「アイルランド代表」を構成しますし、競技人口とファンの数を一律に比較はできませんが、ファンが暴力に打って出たという話は聞いたことがありません。

 先日、AC長野パルセイロはホームでいわきFCに0-4で完敗しましたが、ファンがシュタルフ監督や選手たちの人権を脅かすような発言はしていませんよ。

 敗戦の度に暴力行為が起きたのであれば、そのクラブでプレイしたい、指揮を執りたいと思う存在そのものがいなくなりますし、ブラジルでは選手に石を投げますけど、それで選手が怪我をしたら病院で手当てを受ける、言い換えればレギュラーを欠くことになる。

 むしろ、クラブにもファンにも不利益ですよね。

 無観客であればただでさえ新型コロナウイルスの状況でクラブの収入が減少傾向にある中、更に追い打ちをかけてしまうでしょう。

 Jリーグに来るブラジル人選手が

 日本は生活面が安全で、秩序がある
 ファンが忍耐強く、暴力に頼る声援はしない

 と評価しますよね。

 すべてを欧州基準で把握しなくても良い、そうでなければJリーグは30年もやってこれなかったと考えても良いのではないでしょうか。
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