塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーで学ぶ心意気

2013-06-01 23:35:45 | 日記
 スーパーで働いていると、しばしばアンバランスな光景を目撃します。

 例えば男性の方でジーンズがフェローズやエヴィス、靴がコンバースのワンスターやレッドウイングにも関わらず、店頭で
選ぶのが

 「4桁スーツ」

 という事は珍しいことではありません。

 確かに僕も折り畳み式携帯電話の愛用者ですし、乗っている軽自動車のグレードも至って通常のものですから、えらそうな
事は言いません。

 ただ僕は内心

 「今スマートフォンを下調べしておいて、店員さんが話す用語をわかるようにしておこう」
 「僕が払える中で、自分に最適のスマートフォンを選ばないとダメだな」

 という考えはありまして、実際店頭で勉強しています。

 4桁プライスのスーツでも僕は構わないと思います。

 ただそこに

 「俺にはこのスーツしか買えるゆとりが無いが、最高のスーツを選ぼう!」

 という前向きな気持ちを持つ方が良い買い物ができるはずですし、妻と同伴で買うよりも自分の感性で買ったスーツの方が
愛着がわくはずです。

 サッカーも同様で戦力補強、特に中小クラブは

 「2部降格」

 を避けるために、GMが監督とスポンサー、オーナーと綿密に打ち合わせて選手補強を行います。

 故障者の復帰、ユースからの昇格、他のクラブで戦力外になった選手に声をかける、金は無くとも懸命に汗を流しクラブが
困らない人員を用意する。

 それこそGMの心意気です。

 このがむしゃらな動きが、残念にも結果に結び付かないこともありますし、選手の大量入れ替えはむしろマイナスに作用す
ることもあります。

 それでも尚、クラブの価値を高めるためにGMやフロントが熱心に動いていることも確かなのです。
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ルイス・スアレス、リバプール移籍も視野に

2013-06-01 01:40:47 | 日記
 「代表は変えられない。しかしクラブは変えられる」

 ルイス・スアレスがリバプールを離れるかもしれない、そんな不安を持つファンは多いと思います。

 リバプールは現在ウォリアー・スポーツにスタンダード・チャータードというスポンサー収入もありますし、どんなに成績
が低迷しても「コップ」の熱意が失われるわけではありません。

 ただ、移籍して以降得たものが

 「2012シーズンのカーリング・カップ優勝」

 だけでなく

 「ウルグアイ代表FWは野蛮だ」

 という評判であれば、スアレスでなくとも出直しを図りたくなるでしょうね。

 リバプールはベニテス政権、そしてダルグリッシュ政権でも成績が上昇傾向にあるときに、主力の離脱が大きく尾を引いて
きました。

 少なくともトーレス在籍時の2008-09シーズン、この時のリバプールは2位でしたが、ジェラードとエル・ニーニョ
が怪我さえしなければ、プレミア創設以降初のリーグ優勝も問題はなかったと思いますが。

 レイナにギャラガー、そしてカイト。

 どんなに脇役が素晴らしい活躍を見せても、主役が不在では意味がありません。

 49億円という破格の移籍金で獲得したアンディ・キャロルも、ロジャース政権では復帰する事もないでしょうし、仮に
スアレスが移籍すれば、前例のように再び

 「やり直し」

 が迫っています。

 一部の識者はトーレスがチェルシーから再び復帰するのではないか、そんな憶測も流れているようですが、それは無いと
感じます。

 トーレスは移籍の際

 「リバプールには野心が無い」

 と語りましたし、一部のファンは彼のジャージを燃やすという暴挙に出たくらいですから、移籍が成立するとは到底思え
ません。

 一方でトーレスが移籍させしなければ、このスアレス移籍問題も勃発しなかったように思えますが、もし両者がコンビを
組んだならば、どのような形になったでしょうか。
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ザッケローニ監督のリスク・マネージメント

2013-06-01 00:09:04 | 日記
 「世の男性は、スーパーや量販店の廉価な喪服を選ぶ傾向にあるようだ。
  だがその安物で、君たちは喪主の悲しみを受け取ることができるのか?」

 上記の言葉は僕の物ではありません。

 以前雑誌か単行本に書かれていたと記憶している文章なのですが、誰によって記されていたのかもわかりません。

 ただ、言っていることは完全に正論であり、僕もこの文章に刺激を受けて、ブラック・フォーマルを用意したくらいですが、
実は日本の礼装は日本独自の物なので、難しい側面があることも事実です。

 僕の店でもブラック・フォーマルの廉価版を販売していますが、品質と値段は確実に比例します。

 「年に何度も着ないから」
 「太って着れなくなると勿体ないよ。」

 こうした自分に都合の良い解釈を求めるよりも、男の矜持として喪主の悲しみを受け取るだけの礼服、磨かれた靴と痛みの
ない靴下を常に用意すべきだと思います。

 駆け込みで着てサイズが無く

 「何だよ!」

が足りないと感じます。

 ザッケローニ監督が4-2-3-1を基本布陣にしながらも、3-4-3の導入を諦めないのは、やはりリスク・マネージ
メントと言えます。

 監督は従来の4-2-3-1において、選手をクラブで使われているポジションで起用することが殆どです。

 コンバートや配置を変えることで活性化させるのではなく、3-4-3という新しいシステムを導入することで、可能性を
高めようとしています。

 前回のワールドカップ、直前で4-1-4-1の導入を検討し勝利したから良い物の、もし失敗に終わっていたならば、岡
田氏には罵詈雑言しか飛ばなかったはずです。

 異なるふたつの戦い方と概念を共有することで高みを目指す。

 現段階でその目標は片翼での飛行を余儀なくされていますが、監督の心中はよくわかります。
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