塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

簡略化できないこと、相手への配慮を思う

2013-06-21 22:24:40 | 日記
 例えば僕も買い物で失敗したことは幾度もあります。

 先月あれだけ値段と着心地を確認して買ったにもかかわらず、先日夏用ジーンズをリサイクル・ストアで売却しました。

 買い取り価格は定価の10分の1でしたが、「辻褄」はあっていると思いますし、金を払って購入した以上それは店では無く
当然僕が責任を負うべきものです。

 ですから「着る」か「手放すか」の2択しかなく、店に返品すると言うのは僕のなかではその品に不良が見当たらない限り
存在しない内容です。

 でもこうして失敗するからこそ、新しい買い物の際にその反省が活きてくるのも事実です。

 良い買い物をするには、客側が最低限の知識を得て入なくてはいけません。
 
 例えば携帯電話で「4G LTE」という言葉が頻繁に出てきます。

 でもこれを店員の方が意味と用途を説明すると、際限なく長くなってしまうことは容易に想像できますし、つまりこれ以上簡
略化する事が難しいのです。

 「LTEはLTEです。」

 としか言いようがないはずなんです。


用語や価格は購入する際、既に理解しておくべき必要最低限の礼儀であり、この配慮ができないのであれば、買う事は控える
べきだと個人的には思います。

 客が最低限の配慮をすれば、説明の時間も省けますし回転率も高くなり、店側にゆとりが生まれむしろ店員の応対は優れる
と感じます。

 サッカーでは当然の言葉ですが、一般の方には

 「オフサイド」

 は大変わかりづらいですね。

 でも試合中に尋ねるのではなく、書店でルールブックでも立ち読みしてその意味を調べておく方が有意義ではないですか?

 「味方GKが相手FWと簡単に1対1にならないための仕組みだよ。」

 僕ならオフサイドの概念をこう伝えますが、これだけ捉えても単純にオフサイドと伝えた方が簡単で時間が節約できること
がわかります。

 今は店頭にもモニターや試作機がありますし、サッカーでも服装でもマナーさえ守れば試着はむしろ大歓迎です。

 そのマナーを守れるかどうかが、その方の人間性を表現してしまうからこそ、お互いが尊重しあう間柄になると嬉しいです
ね。
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サッカーでも実生活でも返品は効かないもの

2013-06-21 22:11:55 | 日記
 コンフェデレーションズ・カップでこれだけの情報が流れるのは、2014年に最も近い実戦の場だからですね。

 「ザッケローニでは駄目だ!」
 「いや、日本はよくやったよ!」

 様々な意見があって良いと思いますし、適切な議論、改善点と改善できた点を選手と周囲が共通認識しあう点が今は大切
ですね。

 その一方で僕の店に来店する中にサッカー・ファンがいれば、その方々は選手に批判する資格はないなあとも思います。

 サッカーファンはコンフェデレーションズ・カップのようなFIFA公式戦以外の、日本サッカー協会が仕切る親善試合
について様々な意見を寄せます。

 それは実戦(本大会とアジア予選)に対しての実戦の場、つまりより近い緊張感を生み出さねば意味がないと捉えるため
です。

 では僕の店でスーツを買う方はどうかと言えば、一概に全ては否定できませんがもう一工夫必要な事だけは間違いないで
す。

 今の時期、サンダル履きやTシャツ、短パンで来店してスーツを羽織る方がいますが、それで恰好のシュミレーション、
サッカーで言う親善試合の意味は為しません。

 実戦、つまり着ていく場所、それは顧客の自宅かもしれませんし、会社という方もいるでしょうし、出張に必要とその用
途は様々でしょう。

 ではその実戦を捉えるには

 「その場所に着ていくであろう靴、シャツ、ネクタイをしっかり着用して来店」
 「試着するのは当然だが、色彩と調和、着心地、胸と肩、ふくらはぎのシルエットを確認する」
 「素材の良しあしを見て、その場に相応しいか確認する」

 廉価品だとうが高価格品であろうが、こうした念入りな準備をせずに物を購入すると、やはり後悔することが多いように
感じます。

 家を買うとき、車の展示会に出かける際、皆さんは予算だけでなく、家なら耐震性や太陽光発電の有無、車なら最少半径
や燃費など、確認すべき項目を洗い出しますよね。

 服だって同じ心ががけが必要ですよ。

 サッカーに返品(試合をリセットする)はできません。

 「嫌なら返品しても良いですか?」

 と聞いてくる方もいますが、それは自分でリスク、言い換えれば購入する責任を自分では無く、店と店員に押し付ける行為
でしかありません。

 サッカーは敗れても、その多くが真剣です。

 僕も含めてもっと真剣に物を選びたいものです。
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アンドレア・ピルロに学ぶボールの軌道

2013-06-21 00:49:10 | 日記
 日本がイタリアに失点1を献上したのは、アンドレア・ピルロの速くて低い弾道のコーナーキックによるものでした。

 僕はコーナーキックだけでなく、サイドバックからのクロスも含めてこのピルロが蹴った弾道は、現在の日本に大きな参考
となったと感じます。

 酒井宏樹が得意とするこの低くて速く、正確なクロスは、相手が体勢を整える前にボールを送れるメリットがあります。

 つまり長谷部がマークすべきダニエレ・デロシを掴みきれなかったように、呼吸さえあえばいとも簡単に味方FWはフリー
となり、相手の視覚から消える事が可能です。

 加茂さんが代表監督の時は

 「サイドバックのクロスが正確でない」

 と批評され、ジーコの時も加地や三都主はウイングバックとして長い距離を幾度も駆け上がることで、クロスを上げる以前
に疲弊してしまいました。

 加茂時代の柳本、相馬などは、どこか山なりのボールをFWに供給していた印象があります。

 それだけ滞空時間が長いと言う事で、味方FWが合わせられる時間を持てる反面、相手CBも当然攻撃を読む時間が出来て
しまいます。

 日本がイタリア戦の前半30分までに疲労した

 「長短のパスワークとフリー・ランニング」

 にこの速い弾道のクロスが加われば、日本の攻撃はもっといやらしい代物になりえるように思います。

 それは前田と交代でハーフナー・マイクが起用されたように、ターゲット・マンの頭に賭けるという意味合いも含めてです
が、試合終了間際に何としても追い付かねばならない時。

 そうした勝ち点0を「1」に持ち込まねばならない緊迫した場面に、大変有効だと感じたのですがどうでしょうか。
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日本がイタリアに食い下がれた理由を思う

2013-06-21 00:33:12 | 日記
 一言で言うなれば「抜け目の無さ」でしょうか。

 各局は繰り返し日本対イタリア戦を放送しましたが、あれだけ体力を消費しながらもイタリアが勝利したのは、彼らが今まで
積み重ねてきた事が凝縮されていた点が最後に発揮されたためでしょう。

 つまり彼らは自然に

 「こういう形に持ち込めば、劣勢を挽回できる」
 「今攻撃に出向けば相手を打ち破ることができる」

 という事を理解しているのです。

 2002年の時、既にアズーリに採用する3-4-1-2は時代遅れを囁かれていましたが、彼らはヴィアリとインザーギ、そ
してトッティの3人が攻め、残りの7人は自陣に控えていればよいという考え方でした。

 つまり、仮に劣勢になっても上記の3選手が何とかできるだけの能力、言い換えれば

 「相手を仕留める3選手」

 という形だったわけです。

 本番で4-4-2に布陣変更したのは、トラップが自分たちが研究されていることに過敏に反応してしまったことが理由だと思
うのですが。

 日本がイタリアを追い詰めることができたのは、イタリア側にも理由があります。

 1・当日の気候が日本人ならば体感していただろうが、イタリア人には未知に形だった。
 2・にも関わらず、前半から交代枠を使う形になった。
 3・バロテッリとピルロに注意するのは当然だが、そこにエル・シャーラウイの姿が無かった。

 僕個人はエル・シャーラウイが欠場している理由を知らないのですが、体調が思わしくないのでしょうか?

 バロテッリと並ぶミランのエースが出場していれば、日本の最終ラインはもっと早い段階で混乱していたかもしれませんが、逆
にジョビンコと言う名の

 「伏兵の得点」

 も無かったように感じます。

 それでも惜しい敗戦でしたが。
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