塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

子飼いの選手という存在

2013-06-05 22:46:09 | 日記
 監督が職場を移る際、いち早く自身の意思を伝える手段として子飼いの選手を古巣から引き抜く事があります。

 J1で言えば槙野の獲得を熱望し、今季は更に森脇が加わったレッズとペトロビッチ政権がその代表格でしょうが、実はこ
の手法、監督よりもむしろ子飼い選手の方にリスクがあります。

 もしキャンプの段階から彼らと既存戦力の「ウマ」が合わず、開幕から勝利から見放されて低空飛行が続くようであれば、
周囲の視線は間違いなく

 「監督と共にやって来た選手」

 に向けられます。

 子飼いでなくとも監督が獲得を熱望した選手も同様の事が癒えまして、ファビオ・コエントランがレアル加入以降、常に懐
疑の目で評価されたのは移籍金33億円、マルセロの控えというよりも

 「モウリーニョの意思」

 が強く反映されたためです。

 子飼いにしても、獲得を熱望した選手のどちらにしても、最低ふたりは必要だと思います。

 ひとりしか存在しない状況であれば、あまりのもその選手にかかる負荷が多くなりますし、監督からのお目付け役と言う形
で見られてしまいがちです。

 モウリーニョがチェルシーに移籍した初年度の2004年。

 彼は最終ラインを構築するためにふたりのポルトガル代用、リカルド・カルバーリョとパウロ・フェレイラを連れてきました
が、それは両者の負担を半減させる形になりました。

 そのモウリーニョは既に

 「マタとトーレスの売却」
 「ヨベティチとスナイデルの獲得」
 
 を希望していると言われています。

 確かにスナイデルがインテルで劇的な活躍を見せたのは2010年、モウリーニョ政権最終年の事でしたが。

 その一方で既存戦力を移籍させ、子飼いを集める手法もやりすぎが良くないように思えるのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒野、工藤、そして東が代表から外れる

2013-06-05 20:39:48 | 日記
 「出場時間0 シュート0 代表キャップ0」

 結局工藤と東はコンフェデレーションズ・カップから漏れ、レイソルとFC東京に戻る形になりました。

 もうひとりの落選者は駒野ですが、彼もまたどこか便利屋のように扱われているのが気がかりですが、それ以上に前者ふたり
の内心はどうでしょうか。

 試合に出場して、それでも尚改善点が見つかったのならまだ良い。

 一切使われる気配すらないのに、ただ呼ばれて落選では措置としては全く適当では無いと思いますし、東の同僚である長谷川
アーリアジャスールならば、彼の気持ちにより添えると思います。

 この現象、実はジーコ時代にもありまして、現在はレッズに在籍するDF永田充が、やはり招集はされるものの起用は全くな
く、随分混乱したと聞きました。

 戦力は試合で使って初めて

 「戦力だ!」

 と認識できると思いますが。

 この現象が海外でも起こりえるのかはわかりませんが、選手としては嬉しさ半分悔しさ半分というところでしょうか。

 その反対に本大会登録の23名に逆転で滑り込む例もあります。

 2006年ワールドカップ、当時のフランク・リベリは老舗マルセイユの牽引者ではありましたが、代表とはまだ疎遠の状況
でした。

 しかし、当時はまだ「マシ」と思われていたレイモン・ドメネクがリベリの招集を決定し、フランス全土がこの決定に揺れる
も、リベリはドイツの地で躍動します。

 今振り返ると、ドメネクがリベリの招集に踏み切ったのは

 「ジダンへのあてつけ」

 だったように思いますし、その彼が2010年にヨアン・グルキュフへのあてつけになった点は何とも皮肉ではありますが。

 ただリベリのような思い切りの良さを発揮する若手がいる反面、代表キャップや出場時間を心の支えにする選手がいる事も
確かで、だからこそ代表キャップ0は避けがたい要素だと思うのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザッケローニ監督の発言に感じた違和感

2013-06-05 02:12:22 | 日記
 僕は来年の本大会、目標は16強進出が妥当だと思います。

 本田圭祐が常に

 「ワールドカップ優勝」

 を公言するのは、口に出すことで自身の決意表明がより具現化することを狙っての代物でしょうが、僕はやはり16強進出
を第一目標にすべきだと思います。

 2大会連続で16強進出を果たせたならば、2018年のロシア大会を8強進出を目安にした監督の選定と強化策を打ち出
せば良いと思いますし、当然そこには対戦相手との相性も加わります。

 「すぽると」

 が試合後のザッケローニ監督のインタビューを公開しましたが、僕はそこに違和感を感じました。

 「私の使命は日本をワールドカップに導くこと」

 画面の翻訳表示はそう記していましたが、この翻訳が間違っていなければ監督は目標を間違えている形になります。

 少なくとも日本はブラジル大会が初出場ではありませんし、やはり前回同様予選グループを勝ち抜かねば意味がありません。

 イタリアから指揮官を招き、専門誌が3-4-3の特集を組みつつ、一向に崩れる様子が無い序列の問題と、宇佐美や宮市
などA代表の突き上げを担うであろう選手が不調であることも、すべては

 「ブラジル大会での躍進」

 というお題目がある為です。

 もしオマーンやヨルダンのように、初出場を決めたということであれば協会は監督にも選手にも勝利ボーナスを支給し、そ
の労を労う必要があります。

 でも僕たちが騒ぐのは、今夏のコンフェデ杯を含めても1年後で良いではありませんか。

 セレソンはイングランドと2-2で引き分けましたが、現状の日本にとって最高の対戦相手ですし、ブラジル遠征はひとつ
の集大成となり得ます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本、ブラジルへの切符をつかむも

2013-06-05 02:01:49 | 日記
昨日のオーストラリア戦、隙を見て社員食堂に向かい、テレビを覗いていました。

 前半終了の時点で0-0ということは知っていましたが、次に見た時はテロップで大きくワールドカップ出場を出ていたので
すが、いかんせんスコアがわかりません。

 家に電話して母に問いかけると

 「見ていないからよくわからない、今チャンネル変えてみる。」

 という要領を得ない返答。

 試合の映像は帰宅してみることが出来ましたが、でも僕は母のような存在がいて当然だと思います。

 欧州、南米各国のほとんどはワールドカップ出場が国民最大の関心と言われていますが、例えそれがブラジルであっても国民
全ての総意ではないと感じます。

 「ああ、ワールドカップ出場が決まったのか。」

 それくらい冷めた表現をする方もいるでしょう。

 そうでなければ他の競技人口が一向に増えない可能性がありますし、いつもサッカーだけが新聞、雑誌の特等席を飾るようで
あれば、それらの人々を取り上げる機会すら訪れません。

 ブラジルはバレーボール、バスケットボールが盛んですし、日系の方を中心に野球も親しまれています。

 ですから冷静に判断できる人々の存在は、むしろ有難いのではないでしょうか。

 言い方は悪いですが総人口全てがサッカー好きならば、ある種の

 「全体主義」

 に陥ってしまい、異端(関心の無い方、他の競技の愛好者)は去れ!という風潮が世間を包んでしまうかもしれません。

 これは極端な話ですが、ここは1度頭を落ち着かせて今予選でも結局はオーストラリアには2引き分けだったということを
思い返した方が良いと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする