塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

半田裕氏の著作を再読中

2013-06-17 01:46:04 | 日記
 ソニー・マガジンズから刊行された半田裕氏の著作「ナイキ・アディダスで学んだ仕事術」を再読しています。

 この本を読みながら思うことは

 「ナイキ、アディダスのような多国籍企業ではヘッド・ハンティングは当然だろうし、宿敵から移籍してきた人物を素直に
  受け入れることが出来るのだろうか?」

 というものです。

 半田氏は第一章でアディダス時代を振り返りますが、アディダスのライセンスを持っていたデサントの従業員が加わった際
に、欧州式の販売方法を推す本国からのスタッフと

 「日本にはこういう方法がある」

 を真正面からぶつかったことはあると記載しています。

 それは単に国籍や人間性ではなく、より良い売り場を目指したいという意見が飛び交っただけのことですが、宿敵からやって
きた人物を日本人はなかなか受け入れがたい側面を持つように思えます。

 例えば今季アントラーズからレッズに入団した興ろきがそうですし、引退しましたが福西がFC東京からヴェルディに加入し
た際もそうでしたね。

 こうした悪感情はリバプールがトーレスが去った時も見受けられたように、一般的に囁かれる

 「欧州人はドライ」

 という表現ではすまされません。

 ナイキからアディダスへ
 ミズノからアシックスへ

 こうした職場変更はある意味奇妙に思えますが、サッカーというピッチではなくその周囲を整える側としては、有意義な人材
の採用はむしろ利点と思っているのでしょうね。

 1990年代前半、米国市場で不振だったアディダスはフォードやコカ・コーラから積極的に人材を招いたと聞きましたが、
競争に勝つには人間を見極める目が必要なのでしょう。
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パルセイロと福島ユナイテッドの交流風景

2013-06-17 01:28:20 | 日記
 日曜日の信濃毎日新聞に、15日土曜日に行われた長野パルセイロ対福島ユナイテッド戦の交流風景が掲載されています。

 この試合はパルセイロが福島から長野に移り住んでいる方々を無料招待しますと随分前から告知をしていた試合でしたが、
実はパルセイロ側が子供用のサッカーボールを10個、福島ユナイテッドに手渡したのです。

 僕はこの対戦の前に、千曲市サッカー場で福島ユナイテッドと遭遇しています。

 それは2010年秋の事で、パルセイロはJFL昇格を賭けた地域リーグ決勝の前に、福島ユナイテッドを招いて調整を
行ったんですね。

 この試合では

 1・試合終了後、お互いにチャント仕をしあい健闘をたたえあう
 2・ユナイテッド側は専門学校生でしょうか、実戦と実習を兼ねた場にふさわしい機敏な動作

 をしていることを今でも覚えていますし、良い印象があります。

 この試合の事は当時のブログにも執筆しましたが、これはある意味Jの理念が日本全国に波及している証明になります。

 ファジアーノ岡山や山雅のように、地方クラブでも万単位で集客できるクラブもあれば、観客動員に苦しむクラブもあり
ます。

 スポンサーをフィンタに変更し、クラブ名を変更して再出発をはかったザスパクサツ群馬、あれだけ地域社会貢献活動を
精力的に行うも、資金繰りの問題が尾を引っ張るFC岐阜は、下位に低迷しています。

 それでも成績、資金など様々な問題を抱えながらも、幾多のサッカークラブが存在し日本全国を飛び回る姿が日常化した
ことを、むしろ凄いと思うべきなのかもしれません。

 パルセイロと福島ユナイテッドだってJが無ければ交流は無かったでしょうし。

 欧州への選手流出やJのレベル低下など叫ばれている面は幾つもありますが、今の日常まんざらでもないと思うファンは
案外多いのではないでしょうか。
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