goo blog サービス終了のお知らせ 

塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ラウルが抱く感情、レアルファンの持つ心情

2011-04-14 21:32:24 | 日記
 昨シーズンの欧州王者に輝いたインテルを語るとき、多くの識者がレアルに対する

 「復讐」

 という言葉を用いました。

 つまりスナイデルやカンビアッソ、サムエルとレアルに在籍しながらお払い箱になった
選手が、かつてのホームで祝杯を揚げたのですから、復讐という言葉を用いることは、あ
ながち間違いではありません。

 またDFのルシオにしても、自分を必要としなかったファン・ハールが敵陣に座ってい
たわけですから、ルシオにとっても復讐という意味合いはあったかもしれません。

 ではもし今季のチャンピオンズ・リーグ決勝の対戦カードが

 「シャルケVSレアル」

 になった際、果たしてインテルの選手達と同じ意識をラウルは抱くでしょうか?

 会場となるウエンブリーに集うレアルのファンは、かつての自分たちの英雄に罵声を
浴びせるのでしょうか?

 僕はそうはならないと思うんです。

 恐らくラウル自身、ここ数年自分を取り巻く環境を踏まえて、近いうちにスペインを去る
ことは覚悟していたと思いますし、それは熱心なレアルファンも同じだったに違いありませ
ん。

 逆の見方をすればアンリが去ったことでファン・ペルシーやベントナーが、主軸として
の責任をより強く意識するようになったアーセナルのように、レアルもラウルが移籍した
ことで、イグアインやベンゼマの成長を、より促した側面があると思うのです。

 もしシャルケが欧州王者に輝いたならば、宿敵ドルトムントに優勝回数(1回)で並び
ますし、今季のリーグ戦の不調を拭うこともできます。

 そしてレアルのファンは、かつての英雄の勇姿に心からの拍手を贈るのではないでしょう
か?

 勿論レアルからすれば、バルセロナを叩くことが最優先になりますし、シャルケにして
もユナイテッドに勝つ事は至難の技ではありますが
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もしシャルケが欧州王者に輝いたなら

2011-04-14 21:21:18 | 日記
 バルセロナ、レアル・マドリー、ユナイテッドにシャルケ

 もし僕が日本テレビの「クラブ・ワールドカップ」の担当者ならば、来日する欧州王者
の顔が

 「地味」

 で無い事にほくそえんでいると思います。

 日本開催だろうがカタール開催だろうが、やはり欧州王者の存在は大会の「華」ですし、
皆が近くで見たいと思う存在だからです。

 最後のトヨタカップとなった2004年、ファンの中には

 「FCポルトとオンセ・カルダスなんて、地味すぎる対戦カードだ」

 と両クラブに失礼な発言をした方がいるようですが、言い換えればそれだけ日本人が
かつて遠い存在であった本場のサッカーを、より

 「身近」

 に捉える機会が1990年代後半から増えてきた証拠でもあります。
 
 準決勝に残った4クラブの中で、最も目立たない存在がシャルケですが、仮にシャルケが
来日する形になっても

 「内田」

 という切り札が存在しますし、勿論ラウルという欧州を代表する選手も在籍しています。

 もっと突き詰めれば香川が在籍するドルトムントとの比較や、共に智将として名高い
ラングニックとクロップ両監督の描くサッカーの嗜好なども、特集として加えると面白い
かもしれません。

 ユナイテッドならばルーニー、バルセロナならメッシ、そしてレアルならロナウドと、
どのクラブが来日しても目玉となる選手が存在しますが、関係者は心のどこかでシャルケ
が勝利することを望んでいるかもしれません。

 そしてアジア代表としてグランパスエイトが参戦し、シャルケと対戦することになった
なら。

 スポンサーのトヨタ、日本テレビだけでなく多くのファンが満足する大会になるでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「おはぎ」読み始めました

2011-04-14 00:27:24 | 日記
 先日長野で購入したカズの著書「おはぎ」を、今日から読み始めました。

 まだ全体の5分の1程度しか読んでいませんが、何だかカズが横で僕に語りかけて
いるような感じがします。

 これはカズが自分の言葉を、誰もが感じ取れる優しい言葉を選んでいる事、編集を担当
した講談社の方が、読みやすい構成を考えた事が影響していると思います。

 じつは「おはぎ」が刊行されたのは2005年の12月で、冒頭の話は2001年から
スタートするので、今読むとさすがに古い感は否めません。

 だからこそ

 「当時のサッカーはこんな出来事があった」
 「そうそう、こんな試みがあったなあ」

 と、過去を振り返り現在と比較する楽しみもあるんです。

 例えばカズは2001年当時ヴィッセル神戸に在籍していましたが、当時のヴィッセル
のジャージは現在の「クリムゾン・レッド」ではなく、

 「白と黒」

 の縦縞でした。

 他にもJリーグは当時通年制ではなく前期と後期にわかれていましたし、JOMOカ
ップも存在しました。

 今JOMOはENEOSと合併して会社そのものがありませんから、時代の流れを痛感
します。

 またカズは22ページ、24ページで

 「オールスター」

 に選出された事に言及し、投票してくれたファンに感謝を述べていますが、そのオール
スターも昨年は開催されませんでした。

 今年も震災の影響とコパ・アメリカ、夏場のリーグ戦消化とオールスターの試みは無い
でしょうが、オールスターにしてもJOMOカップにしても、ひとつのイベントを毎年
欠かさず開催する事の難しさを痛感しますね。

 皆さんも「おはぎ」良かったら読んで見て下さい。

 今も昔も変わらないカズの姿がそこにあります。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする