クレアチニン？クレアニチン？

最近気になっているサプリメントに「クレアチン」というものがあります。
現在、アメリカやオーストラリアで爆発的に広まっているそうです。
クレアチンは簡単に言うとエネルギー供給の際に使われる栄養素の一つです。
以前、無酸素運動と有酸素運動について少し書きましたが、
クレアチンは最も初期の段階で活躍します。
運動する際のエネルギー源はＡＴＰという物質ですが、
まずは体内にわずかに蓄えられているＡＴＰそのものが使われます。
使われたＡＴＰはＡＤＰに分解されるんですが、
クレアチンはＡＤＰからもう一度ＡＴＰを合成するときに使われます。
この機構で約８秒間くらいは運動を持続するのが可能なんだそうです。
その後は糖を分解してＡＴＰを合成する機構に変わり、
その際に酸素を使うか使わないかでまた機構が分かれることになります。
つまりクレアチン摂取は瞬間的に力を出す短距離走や投擲競技などに向いていると考えられます。
また、筋力や筋量の増加にも効果があるとのことで注目を集めているわけです。
ただ、副作用もいろいろ指摘されていまして、分解産物のクレアチニン濃度が過剰になると、
腎臓や心臓に負担をかけるといった報告もされているそうです。
僕自身、興味を持ちながらもなかなか使用には踏み切れないところです。

現代社会はインターネットをはじめ情報が氾濫しているのでついついそれに踊らされてしまう危険性があります。
その例として、副産物である「クレアチニン」が、「クレアニチン」と表記されている記事がネット上でかなり見られます。
もしかして両方あるのでは？と思ってしまったんですが、内容を見る限り同じものを指しているようなんですよね…
しかも信頼できるであろう専門の医療機関のホームページでも両方出てきたりするんです。
この時点で僕もかなり踊らされているわけです…
誰かちゃんと知っている方がいらっしゃったら教えて下さい！

便利な反面、しっかりとした態度と知識を持って臨まないといけない世の中になってきたんですねぇ。
それでは。