ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



幸福の科学って、自分で修行が大事だって言ってたから、「自力」の教えだと思ってたんだけど、でも、いろんな祈願があったりもして、神さま、仏さま頼みの「他力」の教えみたいじゃない。どっちがほんとなの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、1995年に刊行された『宗教選択の時代』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 仏陀の一生を考えてみても、「悟りの宗教」が基本スタイルではあったのですが、その神通力等を信じる人たちからは、やはり救いを求められることが数多くありました。ですから、仏陀が他界してからのちに、霊界に還った仏陀に対して救いを求める救済型宗教が出てきたというのは、「むべなるかな」という点があって、それを完全に否定することはできないものではないかと思います。
 また、仏陀があまり奇蹟を起こさなかったといっても、パータリプトラ等の町で疫病が流行った時などには、実際、密教の呪術にも似たようなものを使って疫病を鎮めています。仏陀が、人々や弟子たちに呪文を教え、聖化した水を街角に撒きながら、呪文を唱えて、今でいうとペストに似たような疫病を、現実に鎮静化したりもしています。仏陀はそういう力を持っていた方なのです。しかし、その力をあまり使いませんでした。
 人々を智慧に導くという目的からすると、仏陀は、奇蹟を起こすことが必ずしもいい方法だとは考えなかったのです。ですから、そういうことは勧めていません。
 要するに、智慧というものを得ることによって悟りを開く、解脱するということが、やはり仏教の中心でした。
 しかしながら、底辺にある者にとっては、智慧を得て悟りを開くことは非常に難しいことなので、仏陀の救済力を願うということも否定できません。また、後世の流れのなかでは、そういう救済型の仏教思想も出てきているのです。これを、完全な異端として批判しきるつもりは、私にはありません。(中略)
 幸福の科学も、やがては、おそらく仏教と同じような流れをとるであろうと思います。ただ、現在進行形で続いているあいだは、やはり、悟りによって目覚めていく人を数多くつくる運動が大事だと思います。これは、私が生きているあいだでないと、できないことだからです。(中略)
 悟りを開いた方たちには、悟りを求めることによって得た力、一種の法力、神秘的な力、霊界と通じた力が生じてきます。すると、そういう人たちがまた、この世の人たちのいろいろな悩みを、断ち切っていく力を得ることができるのです。
 現実に、幸福の科学の支部に行き、支部長の話を聞いて救われたという方が、毎日毎日、数多く出てきているはずです。
 悟りの力を求めれば求めるほど、悟りが高くなればなるほど、多くの人たちの苦しみを救うことができるようになっていくのです。ですから、悟りを高めるということは、救済力を弱めることにはなりません。悟りを高めることが、多くの人を救済する力を高めることにもなるのです。「悟り即救済」になっていくのです。(中略)
 ですから、幸福の科学的な「悟りと救済」というものを考えるならば、やはり、現在進行形では、「悟りを求めながら、その悟りの力によって、多くの人々の悩みを救っていこう」「自分に力がある人たちは、多くの人たちにも智慧を芽生えさせて、解脱させていこう」「自灯明でみずからを光らせることが、まだできない者に対しては、入口の教えではあろうが、方便を使いながら、彼らの悩みを断ち切って、正しい方向に導いていこう」と考えることが大事です。
(274~278ページ)

幸福の科学も、仏陀(大川隆法先生)在世中にしかできないこととして、2500年前の仏教と同様に、智慧を得て悟りを得る(解脱する)人を数多くつくることが大切である。

悟りが高くなればなるほど、多くの人たちの苦しみを救うことができるが、誰もが悟れるわけではなく、仏陀の救済力を願う人々も多いため、後世、救済型の仏教思想も出てきており、幸福の科学もやがては同じような流れとなるだろう。

だから、まずは悟りを求め、その悟りの力で多くの人々の悩みを救っていこうと考えることであり、それがむずかしい人に対しては、入口の教えであり方便ではあっても、彼らの悩みを断ち切って、正しい方向に導いていくのが大切である──。

この教えが説かれてから25年余りの歳月を経て、海外百カ国あまりに信者を持つ世界宗教へと大きく飛躍しつつある幸福の科学。

この教団では、自ら悟りを求めること(「自力」)を教えるだけでなく、救済型の「他力」の教えも幅広く説かれ、そのための祈願も精舎や支部で数多く行なわれている、と理解していけばよいのだと私は思っているのです。

『宗教選択の時代』

 大川隆法著

 

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