「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

噴水の一途に昼の月を恋ふ 酒井恍山 「滝」8月号<渓流集>

2012-08-01 05:40:01 | 日記
少し遠目に噴水を見ているのでしょう。パラフィン紙のよ
うな昼月に、触れんばかりに吹き上がる噴水。空の青が格別
に美しく見えてくる。「一途」「恋ふ」それは少年の憧れのよ
うな純粋さや、爽やかさに似て作者の心に涼やかに映ったの
ではないでしょうか。(H)


2 コメント

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恋ふ (今村征一)
2012-08-01 13:19:13
噴水の飛沫いている景色が見えますね。昼の月が頭上にくるのを待っているようです。
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噴水 (博子)
2012-08-01 17:12:35
 夏の昼の静かさに光る飛沫が見えますね。
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