春深くなってもまだ帰らずにいる鴨。「静かなる水位」に、
雪解水で増した水位の深さを思います。そこに、他に水面を
揺らすものも無く、鴨は一羽のみなのだろうと思いました。
淡々とした叙景句。作者と鴨の間で「どうして帰らないの」
と、自然を媒介にした会話がなされていそうです。何か事情
がありそうな鴨が気になった作者の優しい目を感じます。(H)
雪解水で増した水位の深さを思います。そこに、他に水面を
揺らすものも無く、鴨は一羽のみなのだろうと思いました。
淡々とした叙景句。作者と鴨の間で「どうして帰らないの」
と、自然を媒介にした会話がなされていそうです。何か事情
がありそうな鴨が気になった作者の優しい目を感じます。(H)