おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

自然発生的にできた?道の駅みたいなドライブイン!!

2016-10-05 14:37:14 | 旅行

「政治is道路」を貫く(?)ブルガリアのボリソフ首相・・・ 一昔前の日本の政治家のようです。高速道路をつくりまくり&修理しまくり・・・ キレイになるのはいいけど、都市と都市を結んでいた以前からの幹線道路とは違い新しい高速道路は都市に入らずそばを通り抜けていくもの。だから最高速で速く行けるけど、それぞれの都市には利益を落として行きにくくなってしまいました。

例えば、スリーヴェン地方を通ると、以前は道端でこの地方名物の大きくて甘く、ジューシーな桃をお安く買うことができました。だから黒海方面へ海水浴に行ったソフィアナンバーの車がいーっぱい買ってて、桃売りのスタンドもそこいらじゅうに!! でもブルガス方面への高速道路「トラキア」が全線開通した今、元の幹線道路を走る車はグンと減り、高速道路も市中心部からはるか遠く、売りに行く人はいません。何か特別な許可が必要なのかな?

だけど、ソフィアからプレーヴェン、ルセ方面やヴァルナ方面に行くには、高速道路「ヘムス」はボテフグラッドの先のヤブラニッツァで終わりで、そこから先は対面通行の、ちょっと細めの、村々を通り抜けていかなければならない道がまだあります。ヴァルナ方面に海水浴に行こうとするとここを通らなければならないので、途中のレストランやおみやげ屋さんにはまだまだ商機アリ!! レジャーに行く、比較的お金持ちのソフィアナンバーは金払いがイイゾっ!!

そのうちの一軒。テテヴェン自治体に属する小さな町「ブルガルスキ・イズボル」にはレストラン・・・ と、

バーベキュー(スラブスカ・スカラ)屋、魚屋さんにおみやげ屋さん、それに肉屋さんに乳製品を販売するお店が一気に建っているところがあります。いつも通っていたところで、対面通行ゆえの入りにくさやもう少し行けば高速道路まで入れる距離ということもあり今まで入ったことはなかったのですが、この夏、ガブロヴォから帰るときに、お世話になった家族のパパ、ニキを乗せたら、

「ここの店が、この路線上で一番おいしい「ムレチュニ・プロドゥクティ」(乳製品、つまりシレネやヨーグルトの事)を売ってるんだ!!」というのです。ニキは元トラックの運転手でブルガリア中を走り回っていたので、どこにオービス(じゃないけどね、ブルガリアだから。速度取り締まりのカメラの事)があるか、警察が張っているかなどとともにこんな情報も知っているのです。そんな彼が言うんだからここのはおいしいんだろうなァ・・・

乳製品とお肉を扱うコーナーにはたくさんの人が列を作ってお買い物っ!! この「道の駅」風のコンプレックス、最初は食品工場から始まったらしく、お店の裏には大きな加工場が・・・ その食品工場が直販店的にお店をつくり、軽食スタンドをつくり、レストランをつくり・・・ それに後付けでいろいろなものをくっつけていった、っつーノリでしょう。もう9月だったからやってなかったけど、レストランの上にはプール、バンガロー、よく見るとポニーちゃんまでいる!! 

まるで道の駅を通り過ぎて、いま日本ではやりの「宿泊施設、遊園設備付きサービスエリア」だァ!!

最近ソフィアのスーパーではブルガリアの地元産製品が少なくなっています。だからかもしれませんがこういうお店は間違いなく地元で作ったものを売ってて、新鮮でおいしい!! そして年配の方にはナツカシイ味!! で、アタクシも思わず寄ってしまいました。水牛のヨーグルトと羊乳のチーズをゲット!! ここからソフィアまで2時間以下。帰ったらちょうどいい!! 夕食の食材だ!! 


ワイン造り2016!! 今年は久々に仕込みましたぜいっ!!

2016-10-02 09:49:56 | 食・レシピ

田舎のまま首都に組み込まれたナデジュダ区・・・ のんべぇオッサンたちは10月に入るとソワソワ・・・ なぜってワインの仕込みの季節だから!! 今年はなんとウチはタダでワイン用のブドウを手に入れました!! お友達の家に鈴なりになっていたぶどう、それも品種の違う2種類のブドウがっ!! 「蜂がいっぱい来るからヤなのっ!いっつも近所の人にあげてるんだから・・・」というので少しいただいて帰ることにしたのですが、最初はカウフランドの買い物袋くらいもらって帰るつもりだったのに、「もっと採って採って!!」とタダでぶどう狩り状態(笑)!! 

全部なんて採りきれないヨ~(涙) もう袋では持って帰れないほどたくさん採っちゃったので発酵用のプラスチックのビドン(樽)まで一緒にいただいちゃいました・・・ ありがとうございま~すっ!!! 超甘い感じがしたので砂糖も何も加えずとっととつぶして・・・ それこそ古代のように「ぶどうを踏んで」!!

先日遊びに行ったプレーヴェンの友人家族のところはちょうど仕込みしてました。近所のおじさんおばさんを手伝いによんで・・・ 

おじさんの持ち込んだ工具、これってセメントやペンキを混ぜるやつ?(笑) 

でもその勢いでぶどうをかき回せば速いっちゃ速いよね~。 そしてザハロメル、つまり糖度計を取り出して計ります。 

「ちゃんと計った?」 へっ?まァ、ぶどうを食べてみておいしいもんでいっかな~と思って・・・ 
「えーっ⁉ 計らないとダメよ~っ!!!」 じゃあ、その工具で混ぜたヤツ、ちょっと飲ませて~っ!! んん・・・と・・・ こっちの方がずいぶんと甘いような・・・ 

糖度計も24度を超えてメーターが緑のところから赤のところに入りつつあるほど・・・ うむむ、ウチのには砂糖を混ぜないといけなかったかな? 酢になっちゃう?よぎる不安・・・

とにかくすごい量!! ご近所さんたちはイスに座って、手でぶどうの実を軸から外し、バケツに入れて工具を回し・・・ 手元にはビール(笑) 

アテには友人たちが近所の湖で釣ってきた小ブナ的なヤツのから揚げ!! 

泥臭さもゼロでカリカリサクサクっ!! ウマッ!! ワタシもビール!!

ソフィアに帰ってきて定期的にマゼマゼ・・・ 友人曰く、「上の方がカビるから気を付けて!」 ハ~イ、気を付けまーす!! 白ワインかロゼになりそうな感じのブドウの方は2週間で炭酸水のペットボトルに移し、「滓引き」行程へ。 赤ワインのビドンの方はもう少し発酵させてみます。どうなったかはまた書きますね・・・ (失敗するんじゃないか、とちょっと心配・・・)

そうそう!! またまたワインの滓で作れそうなレシピ!! カウフランドで売っていた「ザワークラウト」は「白ワイン仕込み」って書いてあった・・・ ザワークラウトってブルガリアでいえば「キセロ・ゼレ」!! キャベツを漬けるのに薄い色の方の滓を使ってみようかな?
 
ブルガリアではこれからキノコの季節!! ポルチーニ茸やアンズタケを仕入れてクリームソースで・・・ それと一緒に赤ワインの滓の方はビーフシチューか・・・ ワインの滓はおいしい調味料!! 楽しみ~♪