3月にはいると、寒い日があっても、雪が降る日があっても、「今は春だ!」と自分に言い聞かせてウキウキしてしまう私です。いや~、ブルガリアの冬はつらかった~!、しんどかった~!! 暗いし、大好きなカフェもインドアのみ(たばこ臭い!)だし、トイレは凍るし、雪の中を歩くのはなんだか砂浜を歩いてるみたいだし、それが溶けるとべちゃべちゃだし・・・ああ~あ、もういやっ!!!
ブルガリア人も同じ思いのようです。3月に入ったとたんに近所のバビチキ(かわいいおばあちゃんたちの意)4人もそろってお出かけするようになりました。
この時期ブルガリアは「お祭りだらけ」になります。3月(ブルガリア語で「マルト」)1日は「マルテニッツァ」といって春の訪れを告げるイベントです。この日に備えて2月の後半から、まるで日本の縁日のよう道端どこでも露店が並び、赤と白のひもで作るラッキーチャームを売っているのです。だいたい20ストティンキ(15円)~1レバ(70円)くらいで、なんでも「ラッキー」ならいい、とばかり星座名を入れたり、「愛(ブル語でリュボフ)」と書いてあったり、はてはアイドルの写真や「キティ」ちゃんもどきがつけてあったりするものもあります。これを上着の、ちょうど胸の辺りにブローチのようにつけたり、首飾りとしてつけたり、ミサンガのように手首に巻いたりします。どうもこれは3月中つけていて、そのあと木に結び付けるようです。(なんだかおみくじみたい)
この「マルテニッツァ」には、(momoさんのコメントに書かれていますが) 特有のあいさつがあります。「チェスティタ ババ マルタ」 チェスティタはおめでとう、ババは日本語と同じく「おばあさん」、そしてマルタは3月(女性形?)。んん?「弥生ばあさん??」 友人のロザンに「なんでババ・マルタなの?」と尋ねたら、「3月は女性の月」なんだとか。この月は女性が男性に命令する月なんだとか・・・ おお、それはいいことを聞いたな! よお~し・・・・
さらに3月3日は(女の子のお祭り、ひな祭り、ではなく)ブルガリアがトルコの支配から解放された日と言うことで国の祝日で学校もお休みです。さらに地元の(ブルガリア正教会の)カレンダーをみると、3月後半には「クルスト・ポクロンナ」、つまり十字架崇拝という意味の祝日があり、4月にはいると復活祭、そして5月もなにやら祝日マークで真っ赤です。おお、ブルガリアの少年少女諸君はいつ勉強するのだろう・・・そしてブルガリア人たちはいつ仕事をするのだろう・・・・
ところで、この赤白を身に着ける「マルテニッツァ」、ブルガリアの伝統的なお祭りなんですが、友人たちに起源を聞いたところ「なんか、中国から来たらしいよ・・・」 ホントかなあ~? まあ、なんともいい加減なものです。でも、世の中おもしろいものですね。紅白がおめでたいのは洋の東西を問わないものなのでしょうか。なんでも赤は血液、白は空気を表していて生命に不可欠なものなのでおめでたいとか・・・ だからそれを3月になると身に着けるんだそうで・・・
その他、日付は確認していないのですが、「イエス・キリストが弟子たちの足を洗った記念日」なるものもあるようで、3~5月は祝日だらけです。ウキウキ気分はいいけど、あまりに祝日ありすぎじゃない? とツッコミたくなります。まっ、とにかく春はおめでたい!ブルガリア人はけっこう「おめでたい」のかも・・・
日本からは、赤や白の梅の花の写真が送られて来ます。
赤道を挟んで南側にあるニュージーランドは季節が日本とは正反対、三月になると急に秋の気配が濃くなってまいりました
農業国であり、観光国であるニュージーランド。熟年の方がロングスティ先に、日本からの渡航者も年々増えています。
「治安の良さ」と「物価の安さ」がその大きな理由ですが日本は→デフレ、ニュージーは→インフレですので物価や家賃はほとんど変わらなくなりました。
現在、海外情報関連のサイトを集めたリンク集「異国でごじゃりん!」というのをやってます。
リンク先を探していたところこちらへたどり着きました。
ブルガリアでのいろいろな話題を掲載されていて面白かったのでリンクさせて頂きました。
リンク拒否等がございましたらお手数ですがご連絡をお願いします。
信男さん、はじめまして。近隣国からブログを発信している方々のところでリンクが張られているのを見ておりました。了解です。よろしくお願いします。
U子さん、今年は花粉の飛びが少ないと聞いていましたが、どうですか? それにしてもキナコっておもしろい名前の猿ですね。「つくし」は食べると花粉症に効くんですか?九州(福岡?)ではみんな結構一生懸命集めて卵とじやみそ汁なんかにします。はかまむきが大変ですが・・・