おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

砂糖が高くなっちゃった!!

2006-04-19 18:25:04 | ブログ

甘いものが大好きなブルガリアの人々です。コーヒー、チャイ(特にビルコフ・チャイ=ハーブティー)、ミルクなどのカフェメニューには必ずザハル、つまりお砂糖をルジチカ(小さじ)2~3杯ドサドサッといれます。かえって「べス・ザハル」(=砂糖抜き)というと、「ええ~、そんなのおいしくないじゃない!?(=あんたちょっとおかしいんじゃない?)」という反応が返ってきます。 

ネスレ社やジェイコブ社の出している、すでに調合、加糖してあるカプチーノ、モカチーノ(ココアとコーヒーのミックス)、アイリッシュクリーム・フレーバーのコーヒーやバニラ風味、バナナ風味、のホットチョコなど、一パック一杯分の「お湯に溶かすだけ」飲料も人気です。が、人々はこれにもさらに砂糖をドサドサと入れます。さらに、友人のマヤは炭酸飲料(当然冷たい)にもお砂糖をドバッ!! 溶けるのか?? かきまぜたらシュワシュワいってました・・・

Zaharikomport  タダでさえ砂糖の消費量が多いブルガリア人ですが、それに輪をかけて、フルーツの出回る初夏~夏にかけて人々の砂糖の消費量はまた格段に上がります。なぜかというと、このフルーツを使ってジャムやコンポート(シロップ煮)を作って、来年のこの時期まで食べるようにしなければならない(!? ブルガリア人は本当にそう思っているらしい)からです。

 イチゴ1kgで、わたしも去年ジャムを作ってみましたが、1kgのイチゴに対して日本人のわたしの味覚でちょうどよかったのは同量の1kgの砂糖でした。しかし!! ブルガリア人からもらうジャムやコンポートの甘さはハンパじゃないゾ!! 「保存するためにつくる」という目的のためなのか、とにかくスゴイ!! 

そんな最近のある日、ラジオのトップニュースで扱われていたのは「砂糖の値段が高騰している」と言うこと。そういえばそうだなあ~。わたしは1kgの砂糖を買うと普通2ヶ月以上もつのですが、1ヶ月に何キロも買うとなると砂糖代もバカになりません。 以前は1kgだいたい80~90ストティンキ(60~70円)だったのが今では1レバ80(130円くらいかな?)と、ほぼ倍です。だからでしょうか? たまに近所のスーパーで「ザハル・プロモッツィア」(砂糖安売り)の表示があると大混雑!! そしてすぐに売り切れ!!! コマったものです。

こちらの砂糖は日本のものと風味がちょっと違う気がします。(たぶんテンサイ糖) なつかしい黒砂糖、三温糖のようなものは見かけません。でも、砂糖が高くなるとすると、代替品ってないですよね~・・・・ (ダイエット用の「パX・スィート」のようなものが小さな錠剤のようになったのをここでは見かけますが、それじゃ、コンポートはできないもんね・・・)

そんな時、友人のステフチョがステファノボという村の知り合いから自家製蜂蜜を譲ってもらっていると言うことを聞きました。ずいぶん市価よりも安いとはいえ大瓶ひとつ6レバ。本当に質のいい蜂蜜で香りもよくすごくおいしくて甘いけど、砂糖の代わりになるものではないですね。次の冬はコンポートはあきらめて蜂蜜なめて過ごそうかな・・・(悲) 

最後にブルガリア人ジョークをひとつ。絶対に自分の好きな甘さのコーヒーを飲めない人の話。 その人は砂糖を2杯コーヒーに入れて飲むのが好きなんだそうな。でも、自分の家では砂糖がもったいないので1杯しか入れず、人の家にお客になったときには(人の家の砂糖なので)3杯入れるんだって。チャンチャン。おもしろかった(?)ですか?


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。調べものをしているうちにここにた... (石田裕輔)
2006-04-21 11:06:32
はじめまして。調べものをしているうちにここにたどり着きました。
楽しく拝読しました。
とつぜんのメールで失礼だとは思ったのですが、ひとつ教えていただけないでしょうか?
ブルガリアを訪れたとき、予想に反してスーパーなどのヨーグルト売り場が大きくなく、日本とそれほど変わらない、という印象を持ちました。
その代わり(なのかどうかはわかりませんが)、日本のタバコ屋か豆腐屋のようにヨーグルト屋さんが町のあちこちにあったような記憶があります。
なにせ6年前の記憶なので判然としません。上のことはあるていど実情に合っているのか、それとも実情からはかけ離れているのか、教えていただけないでしょうか?
それと、ひとりあたりのヨーグルト消費量は年間50キロと、世界最大だと聞いています。そのわりにはやはり売り場が小さいと感じたのですが、これは、各家庭でヨーグルトを作っているからかな、と推測したのですが、実際はどうなんでしょう?
とつぜん、このようなこと(しかもブルガリア在住の方にすれば超月並みなテーマ……)をお聞きしてたいへん恐縮ですが、お返事いただけると幸いです。お手数かけて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。


返信する
石田様、こんにちは。お返事が遅くなりまして申し... (むうちえ)
2006-04-26 17:44:53
石田様、こんにちは。お返事が遅くなりまして申し訳ありません。確かにスーパーのヨーグルト売り場は日本と比べてもさほど大きくないかもしれませんね。それに日本ほどいろいろな味の種類もありませんし・・・でも、乳脂肪分の違うプレーンヨーグルトが何種類かあって、毎日売り場においてあるものはほぼ売り切れます。一度に何個も買っている人をよくみますよ。消費量が多いのはなるほど納得です。
道端のお店(パビリオーナと呼ばれる、時には半地下のものも)でもシレネ(豆腐に見えますが、チーズです)などとともに売られていることもあります。
確かにヨーグルトを作っている人はいるようです。が、これは特に高齢者や田舎で新鮮な牛乳を入手できる場合です。本当の自家製のものは風味も強く、さじが立つほど硬い(?)そうですよ。これまで(友人たちの中では、ですが)ヨーグルトを作っている人には一人しか会ったことがありません。ソフィアの友人たちは「ヨーグルトは買うものよ」と言っています。
あまり詳細でなく申し訳ありませんが、お役に立てれば幸いです。
返信する
ありがとうございました! (石田ゆうすけ)
2006-04-29 22:41:27
ありがとうございました!
とても参考になりました。
ソフィアの人がヨーグルトは買うもの、と思っているところが、ちょっと意外でした。そうですかー。韓国のキムチみたいに多くの家庭で手作りしているんじゃないかという幻想を抱いていたんですが。。
とにかくありがとうございました!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。