ブルガスからの帰り道、行きしなにどうしても気になったところに寄ってみることにしました。(だって、行き道はもう夜だったし、吹雪だったし・・・)それはビナリアつまりワイナリー!! なだらかな丘にブドウ畑が広がっています。
まだ新しいこのワイナリーは「ウィンディ・ヒルズ」という名前(このワイナリーのサイトはこちら)。名前の通り、風が強いようで、風力発電の風車が回っています。ワインに詳しいmiyoさん、オットさんとグラスワインをとって試してみることにしました。
ぶどうの種類でカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、マブルッドがあったので一杯ずつ。おつまみには地元のチーズが一番。・・・というとシレネ(白チーズ)かな?そしてルカンカ(平べったいサラミ)、パルジニ・カルトフィ(フライドポテト)などをとりました。ワインにあまり詳しくないし、ハンドルを握る私は香りを楽しみ、後はひとなめだけ・・・ ぐ~!! 飲みたいな~。(なんでもイイ!グビグビ飲ませろ!!ってか?)
miyoさんたちはカベルネが気に入ったようです。「香りが華やかでオイシイ!」
セルビチョルカ(ウェイトレス)のかわいいモミーチェ(女の子)が
「シャトーの見学はいかがですか? 無料でご案内いたします。」とさそってくれたのでカメラをにぎって行ってみることにしました。
まずは醸造タンクの並ぶ大きな部屋へ。さっきまでわたしたちの横のテーブルで計算をしていたおばさんがガイドでした。(たぶんこのシャトーの偉い人?) 説明によると、ここは2004年にできたそうです。この辺の気候はぶどう作りにとても適していてあまり心配しなくてもいいぶどうができるんだとか。そしてここではカベルネとメルローを作っているそうです。(ブルガリア固有種のマブルッドは作ってないんだ・・・ マブルッドはだいたいアセノフグラッド近辺だもんネ・・・)
次は下の階へ。地下6メートルまで掘り下げられた部屋に上から太いホースで送られてきたワインを貯蔵するところです。さらに隣の部屋には大きな樽やねかせたボトルが!!
おばさんによると、「ここはまだ新しいワイナリーなので2004年以前のワインはありません。今出ているのは最初の年のものです。」との事。清潔な施設からできたワイン。保存状態もよさそう。もう何年かたったら、特にぶどうのできのいい年のワインができてきて同じ種のワインでも年ごとに違いが出てくるのかな?
このシャトー、わたしたち観光客にとって、とても魅力的な施設です。こういうツーリストにアピールする施設がここブルガリアにもこれから増えるのかな? 何本かおいしかったワインを買い求めてこのぶどうの丘をあとにしました。
ここのワイナリーまた機会があったら行きたいですね~。レストランからの眺めも和みますよね~。
日本に持って帰ったワインの評判はいかがでしたか? たぶん、値段を聞いてビックリ!! されたんではないでしょうか・・・ この味でこの値段は日本ではちょっと見つからない、かな。
いろんなワイナリー、探してみたいですね。