おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ついに買ったゾ!! ロシアン・カメラ!

2006-11-07 14:50:10 | まち歩き

Fed2 ある日、友人のロザンと一緒にソフィアの友人たちに会いに行ったとき、彼はかばんから自慢のカメラを取り出し、「写真を撮ろう!」と言い出しました。カメラは何と「キエフ」!!

ウクライナの首都の名前を冠したこの旧ソ連製カメラ!! 最近のデジタル一眼レフとはまったく違う、金属のかたまりのようなカメラでした。何だか最新のデジカメを持つ事を「アタリマエ」とする日本とはずいぶん違った雰囲気・・・ (もちろん、ブルガリアでも売ってますよ、デジカメ。最新機種もありますが、日本での一型前を店頭でよく見ます。そして、こちらはまだフィルムカメラが主流です。)基本的にブルガリア人は写真大好き!で、みんなでとっては焼き増しして配ったりします。(日本みたい。)

以前から「ライカ」に興味を持っていたのですが、手が出ずじまい。でも、いろいろインターネットで調べてみると、この「ライカ」のコピーを旧ソ連で作っていたとか。第二次世界大戦の「戦利品」としてドイツから技術者や施設を持ってきて作らせたそうで、最初はまったくのコピーだったのがソ連独自の方向に進化していったんだそうです。ライカのコピーから発展したFED(フェド)やゾルキー、コンタックスから発展したキエフ・・・ んん~、チョッと欲しいんだけど・・・ でも、まったくのアンティークじゃなくて実際に使えるのがいいな~・・・

同じ旧共産圏、どこかにあるはず、と思っていたある日、友人が使っている敏腕(悪徳?)アドボカット(弁護士)の事務所に行くのにソフィアの中心部、ツムやハリの近所、バーニャ・バシ・ジャーミヤの温泉水汲み場から裏道を入ると・・・ おおお~(喜)!!! カメラ屋さん、それもデジカメとか一切なく、なんともレトロな二眼レフやトイカメラ、レンジファインダー・カメラなどがほこりをかぶって並んでいるではないですか! 

チョッと入ってみよう!! 「ドーバル・デン!」 歳は40歳くらいのおにいさんが「何をお探しで?」

「ロシア製のカメラ・・・ フェドかゾルキーに興味があるんだけど・・・」 彼は英語を巧みに使い、上手に説明します。「あんた、日本人かい? 自分はオーストラリアで仕事してたんだけど、日本人のお客はみんないい人たちだなー、いっぱい買ってくれたよ!! 何でも聞いてよ。いっぱい買ってくれたらいっぱい割引するよ!」と、超! フレンドリー。

Fed2top  「今ここにあるゾルキーは共産革命50周年記念モデルだからコレクターズアイテムだね。チョッと高くなるかな。このフェドは緑色、コレもコレクターズアイテムだね・・・」などと教えてくれました。う~む、なかなか難しいので少し考えて出直すことに。すると、店のおにいさんは「今、映画を撮ってるからほとんどいないんだ。でも店の人に言っておくから、いつでもおいで。」とのこと。Fed2case Fed2withcase

日をおいて再来店。「ドーバル・デン!」 今度は修理専門らしいおじいさん。あれ?英語を話す彼は?と聞くと、「シリアに仕事で行っている。春まで帰ってこないよ。」 でも、話が伝わっていたようでお目当てのフェドを見せてくれました。一つは黒いもの、もうひとつはセルフタイマーの付いた青いもの、そしてもうひとつは緑でした。う~ん、どれにしようか・・・とかなり考えていたのですが、黒はレンズのフィルターを取り付けるところが、どこかでぶつけたのか少し曲がっていて、おじいさんはいきなりペンチで直し始めました・・・(お~、コワ!) 悩んだすえに、緑のものに決定!

さて、どんなふうに写るんだろう?! (というより、ホントにチャンと撮れるんだろうか?)チョッとワクワクしています。フィルムを入れて写真を撮ったらまたアップしますね。

コメント (2)
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