
ユダヤ人虐殺にかかわったナチ将校として、1961年にアルゼンチンでつかまったあとルス・アイヒマンに対する裁判をいスラエレで行たことに対しての映画。
2015年のイギリスの映画になるが、そのスタンスにインテルジェンスを感じる。
今野アメリカでは作れない。
アイヒマンはイタチ何者だったのかを描こうとするドキュメンタリー監督レオ・フルビッツと、裁判の全体を世に問おうとしたテレビ・プロデューサーの二人をメインに描いたドラマだが、そこに描かれるのは実は歴史の現実でそれがすべてとなる。
二人の演技はもちろん素晴らしいが、そこに入り込まれる実写はそれを上回るものがああり、観る意味を換える。
この理不尽の理由を映画の最期で差し込まれるが、ぜひすべての人にみてもらいたい。
ツタヤ 採点 3.4 採点 3.7

同系列でドイツの「コリーニ事件」という映画がある。合わせて観てもらいたい映画になる。
こちらはドイツの実業家を殺した人間の裁判のはなし。殺人の動機を一切語らない容疑者の弁護で真相が明らかになっていく。ナチ占領下でのナチ将校の報復殺人と戦後の戦時犯罪の事項を認めた法案の告発を描く。
実業家を殺害した犯人の役はフランコ・ネロだったのですね。驚いた。
ツタヤ 再演4 採点3.3
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます