予習で聴いた2007年のアルバム「INTERMEZZO」がとてもよくて、今年の現役JAZZピアニスト100人に登録願おうかと思い始めました。
ECMでの初ソロアルバムだそうですが、1962年生まれだから結構なお年、もう少し前からマークしておけばよかった。
ECMということで、レーベル・カラーが加わったと思われます。録音もアメリアで少しタッチがやわらかくなっている気がします。
1曲目、ベルの音か始まってこれはプロローグと言う感じです。
陰影度が「INTERMEZZO」より若干増した感じで進みます。「INTERMEZZO」は曲名は書いてあるけれどコンポーザー名が書いていないからたぶんみんなピアノニストの曲だったのだろう。とても良い曲が多かった。
今回は作曲者が書いてあって、8曲目“Gunam”はAlessandra Francoと言う人の曲は静謐でクラシックの人の曲かと思ったけれど、ポップス系(ブルース、ソウル)の人だった。
一番最後もえらいきれいな曲でこちらは15世紀のギィヨウム。デュファイという作曲家のものだった。このピアニスト曲の審美眼に優れているのか、バッハを演奏しているアルバムもあるしイタリアの近代作曲家集をだしていたりで、クラシックの素養は確実です。
9曲目とっとリズミックにした曲では、「INTERMEZZO」で感じたとても正確にピアノを弾く人と言うことを思い出します。リズムと音の長さが本当に気持ちが良い。
他にも3曲目や7曲目、12曲目など美しい曲が奇麗に納められている感じでまた一人ECMにピアニストが増えたという感じです。
現役JAZZピアニスト100人になると、この1枚を選ぶことになるので、まだ2枚しか知らないのは申し訳ない。それでもこの2枚それぞれに素晴らしいけどたぶんこの人らしいのは最初の方なのだろうと思います。
もう少しほかのアルバムを聞いてから決めよう。
Miniatures / Glauco Venier
Glauco Venier piano,gongs,bells,metals
1. Ritual
2. Tiziano's Painting
3. No. 40
4. Byzantine Icon
5. Serenity
6. Abstractio
7. Prayer
8. Gunam
9. Madiba
10. The Temple - War - Litanies
11. Krunk
12. Ave Gloriosa Mater Salvatoris
13. Visible Spirit
14. Deep And Far
15. Ce jour de l'an