JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

中世から現代まで the Kingdom of Arwen / Thierry Maillard

2016-07-18 11:20:09 | 聞いてますCDいいと思う


ティエリー・マイラードは数年前に出会ったすぐに100人に入ってもらったのんだけど、新しいアルバムが出ていた。
前作でも素晴らしいアレンジで魅了されたけれど、今回も全曲マイラードの作、編曲、お父さんに捧げたアルバムになっているので期待充分です。



オケの音だし音のあと1曲目が始まります。
フル・オーケストラのバックに、ドラムスがリズムを協調するなか、やはりピアノが主役だと解る演奏。
2,3曲目は続いた曲でオリエンタルな女性ヴォーカリーズに中世の民族弦楽器の淡い曲調からパート2、インリズムでやはりピアノが主役になる演奏です。
4曲目、タイトル曲は中世の荘園をテーマにしたような組曲風、チェロの音も聞こえて、こんどのマイラードのアルバム統一テーマがある感じです。トールキンの小説、『指輪物語』に関係があるのでしょうか。
5曲目“Ethnic Song”アブストラクトを入れた大作、オーケストレーションとソロとの絡み合いです。
6曲目これも中世風メロディ、タイトルが“The Legend of Sparta's King”
7曲目はちょっとロックも入ってプログレ風になったか。
8曲目、パトカーのサイレンみたいな音が遠くにサンプリングされてオリエンタルなエレキギター、これはやっぱりザッパかな。モダンなアンサンブルに急に変わってマイドーラの踊るくべきピアノ・ソロカッコいいエレキ・ギターのソロになってやっぱりザッパのことでしょう。ここで中世から現代に飛んでどうしたのということになります。
9曲目になると再びチェロによる美しい出だしにふるーとのメロディ、中世に戻った感ではなくて美しい地に移ったという感じです。
10曲目パーカションとオーケストラで動的な雰囲気は現代にいるのでしょう。
11曲目もドラムスのリズムからでザッパ以降は切り替わったのでしょうね。エレベのソロが凄い。最後は肯定の「yes」
最後はチェロ主体のメロディの流れで美しく終わってくれてうれしい。

オーケストレーションのいろいろが目的で、それがベースになっているので統一性みたいに感じたのだ思います。


the Kingdom of Arwen

Thierry Maillard Trio with Prague Philharmonic Orchestra, Jan Kucera conducting.

Thierry Maillard : Piano, composition, arrangement and orchestration
Yoann Schmidt : Drums
Dominique Di Piazza : Bass

The Soloists:
Didier Malherbe: Duduk, Flutes
Minino Garay : Percussions
Olivia Gay : Cello
Nguyên Lê : Guitar
Neil Gerstenberg: Whistle
Taylan Arikan: Bağlama
Marta Kloučková: Vocals

Scheduled Release Date: September 25, 2015

1 BHiéroglyphes
2 SPHYNX, Pt.1
3 SPHYNX, Pt.2
4 The Kingdom of Arwen
5 Ethnic Song
6 The Legend of Sparta's King
7 Le Monde Des Elfes
8 Zappa
9 Les Hautes Plaines
10 L' Entre Silence
11 Trait D'union
12 Adagio




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする