ちょっと恥ずかしい告白だけれど、JAZZを聞き始める少し前にはムード音楽とか聞いていた。なんとオヤジみたいな中学せいだったのです。そのころのムードテナーみたいな言われ方でサム“ザマン”テイラーがいた。あのゾクッとくるハーレム・ノクターンのあの人です。もっと恥ずかしい話してしまうと私この人の亜流のシル・オースチンという人がすきだった。
ねんに一回来る日の1か月はレンタルが半額とうので、ちょっと借りたいものがあるので探していたらこれがあった。もうたまんなくなって借りました。ハーレム・ノクターン聞きたい。
サム・テイラーの事をご存じない人に説明すると、日本に何度も来日したテナー・サックス奏者で日本の歌謡曲なども盛んに演奏したからムード・テナー・サックス奏者みたいに言われているけれど、もともとはジャズ・マンでそた。
クーティー・ウイリアムス楽団やキャップ・キャロウェイ楽団で演奏していて、たしかどこかのアルバムで一度見た記憶があります。
このアルバムはそのテイラーのムード調のベストアルバム、ハーレム・ノクターンが聞きたかったってしつこいか。
艶のあるストレートな音で、時にはブローしたり、ジャズとして聞けることに驚きました。思ったよりかずっといい、もちろんバックのオケ・アレンジがムードミュージックなとろもありますが、ペットのアドリブがはいったり、テーラーだってアドリブみたいに吹いているところもあります。
6曲目“クライ・ミー・ア・リヴァー”なんかギターに始まってヴァイブ、ハモンドと聞きほれてしまいました。11曲目“ジャニー・ギター”は歌謡曲だったけなどとこれはまた違う面白さで、実はきっとジャズが見つかるだろうと予想して借りたわけで、満足できたアルバムでした。
サム・テーラーたぶん何十年ぶりでした。」
The Best of SAM TAYLOR
Sam Tayler tener sax
1. ハーレム・ノクターン
2. ダニー・ボーイ
3. ミスティー
4. 夕陽に赤い帆
5. 恋人よ我に帰れ
6. クライ・ミー・ア・リヴァー
7. ラウンド・ミッドナイト
8. スターダスト
9. ジャニー・ギター
10. サマータイム
11. 夜霧のしのび逢い
12. 枯葉
13. ムーングロウ
14. オールナイト・ロング
15. ミッドナイト・サン
16. イージー・リヴィング
17. リトル・ガール・ブルー
18. ロンリー・ビル
19. ストミー・ヴェザー
20. 恋した時は