まるで知らない完全なジャケ買いです。何とも静謐そうで外れてもいいやと拾いました。
ノルウエーのギタリストとスウェーデンのピアニストがデンマークのコペンハーゲンで2008年に結成したデュオだそうです。
2012年のアルバムですからか十分に演奏をしあったグループのようです。
一寸沈んだピアノにギターがシングルトーンのユニゾンで入って、1曲目感じとしてはECMです。
似た感じの2曲目は1分ちょっとの接続詞的な感じで3曲目に続きます。
3曲目実はこのアルバムまるでしらないから、フォギーな感じを求めたのですが、コンテンポラリーな現代美術のような感覚です。
4曲目、結構テクニカルにインタープレーをみせて、二人が間合いを完全に解り合っているようです。
曲の切れ目がほとんどないけれど、曲によってギターは持ち替えて6曲目はアンプ音が強くなってなかなか良い。
たとえばホアン・ミロのような抽象画が並んだ現代美術館を歩くように、作品がきちんとならべられているような、思っていたのとは違いましたがこれはこれで統一感のあるアルバムでした。
ジャケットの裏も内側も、とても気をつかって作ったという感じです。
UNDERTOWED / Ferner & Juliusson
Arne Ferner (g)
Gunnar Juliusson (p)
1 Undertowed
2 Ascension
3 Beyond the no margins hill
4 This I pointed to; to a disappointed you
5 Small path
6 The road may belong to Baoding
7 Milla dates with density
8 Descension
9 Thank you dark matter, for keeping us together