JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

シッポを付けるとデビルマ~ン  Stanley Music! / Polo Fresu

2008-02-22 21:46:28 | 聞いてますCDおすすめ


Paolo Fresu Devil Quartetという凄いバンドを薦められました。
メンバーを見るとpaolo Fresuをリーダーに、Bebo Ferraのギター、Paolino Dalla Portaのべース、Sterano Bagnoliのドラムス、好きな人は昇天してしまいそうなメンバーのアルバムです。
DevilQuartetと付けた事がなんとも気になるアルバムです。
1曲目エレクトリックなサウンドではじまるので、まずはビックリ。Bebo Ferraのギターサウンドに驚きます。そして多重か、エフェクターで音を変えてユニゾンで聴かせるペット、これまであったエレクトリックサウンドをコンパクトにこまめに聴かせるアレンジです。そこが狙い通りのようにはまっています。
2曲目エレクトリック調かとはじまりますが、段々とアコーステックなサウンドに戻り、PortaのベースからFresuのフリューゲルホーン、Ferraのナイロン弦のギターとこちらは良く知っている部分です。
3曲目ゆったりしたPaolino Dalla Portaの4ビートベースの上に、やはりエフェクトをかけたペットとギターの絡み、ブルースフィーリングの中で楽器のエレの部分を面白く表現したいという意図が良く伝わります。
4強目はエスニックなリズムに始まり、グループサウンズをとりながら、絵に描いたようなスパニッシュメロディが融合していく曲、1曲目と同様Fresuのかなり凝った曲に思います。
5曲目はナイロン弦とペットの美しし曲で、Bebo Ferraの曲、このベーシストPaolino Dalla PortaとのDUOを思い浮かべますが、Fresuが入ってしまって大好きです。
6曲目はミュートのストレートな演奏を意識した演奏で、噛み締めると味がでると何度か聴いて思います。
7曲目Stefano Bagnoliのドラムスソロから入ってエレクトリックを使った先鋭的な演奏ですが、これがマイルスのビッチェスやイン・ア・サイレントを完全に踏まえて、確信犯的に演奏しているのです。
ここにdevilとした思いがあり、曲後半Ferraのソロは出色、devilが実は凄いクリエートをしているだろうという意思表示を感じるのです。
Devilは全てを良く知っていて、マイルスのスタイルを感じるかも知れないけれで一向に構わないという感じです。
9曲目でもエレギターとペットのユニゾンなど当時の感じを含ませた曲にしています。
10曲目はゆったりした、高音でのメロディを聴かせた曲に全体の楽器が合わさってショーのような終わりかたです。

このアルバムのタイトルの意味はしりませんが、デヴルというと外国の人はそのままDevilでしょうか。
日本人の私は永井豪のデビルマンを思い出してしまします。
漫画はほとんど読んだことありませんが、変身がついって回るイメージがあります。



ここの奏者がちょっと変身してデヴルマンになった感じです。
エレキをつなぐ線がデヴルの尻尾みたいに見えると、とても演奏が決まってきます。


Stanley Music! / Polo Fresu

Paolo Fresu (tp)
Bebo Ferra(g),
Paolino Dalla Porta(b)
Stefano Bagnoli(ds)


1. ANOTHER ROAD TO TIMBUCTU
2. Il TEMPO DEL SOGNO
3. CALEDONIAN FLOWERS
4. MOTO PERPETUO
5. GIOVEDI
6. DOU DOU
7. DEVIL'S GAME/LABBRA BIANCHE - MEDLEY
8. L'AFFLATO PRODROMO DEL MISANTROPO
9. Il DIAVOLO E L'ACQUASANTA
10. QUAICHE ANNO DOPO
コメント (5)
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和菓子幾つまで Standards / The Nuttree Quartet

2008-02-22 20:20:19 | 聞いたけどCDどちらでも


ショップで見ていたら、バーゴンジーの名前があるので拾いました。
バーゴンジーは選んで聴いているわけではないのですが、なぜか安心ミュージシャンと思っていて、段々とアルバムがたまってくるプレーヤーです。
今回はジョン・アバンクロンビーなどとの一枚ですが、ほかの人は実は知りません。アバンクロンビーもフュージョンみたいなことをやっていた時のイメージが強いのです。
このアルバムについては、知識豊富なクリスさんが書いているのでそちらがをごらんください。いつも凄い情報量です。ずるいと思われるかも知れませんが、私は聴くだけ、ずっと信頼できます。
http://blog.goo.ne.jp/crissmorgan/d/20080221
私の方は、これを聴いてなかなか記事に出来ずに困っていました。
想像で購入するものですから、イメージと違うことがあります。今度のアルバムイメージとちょっとちがいました。
アルバムを聴くとやはりバーゴンジーのサックス良いと感じます。1曲目から3曲目“Footprints”本当にバーゴンジー上手いと思います。
出だしから3曲目ぐらいまではとても良い感じです。テナーは上手いし、リズムも良い、入りこむギターも小粋です。
でもここら辺から気になります。ベースラインを作るのはB3になりますが、どうしてベースを起用しないのでしょうか。ジョンアバ、など中間音に集中していてラインの締りが弱く感じます。
どの曲も同じような雰囲気に感じでてしまいます。
“Footprints”大好きな曲です、バーゴンジーが良い感じですが、私としてはアバンクロンビー、キックがたりないように思います。
B3を弾いているGary Versaceですが残念ながらここでは面白くない。B3で作らなければいけないベースラインが希薄な感じで、メロディが手癖が感じラインとして刺激が少なく感じます。
バーゴンジーはとても美味しい、餡子の味がとても良い、その餡子を使ったお菓子もとても美味しいと思います。でもバーゴンジーだけ10ヶは食べられません。
このアルバム最初の3曲というわけではありませんが、そこまでとても美味しく思っていたのですが、そのあとお腹一杯になってしまいました。

Standards / The Nuttree Quartet

John Abercrombie (g)
Jerry Bergonzi (ts)
Adam Nussbaum (ds)
Gary Versace (hammond B3 organ)

1 Our Love Is Here To Stay
2 Come Sunday
3 Footprints
4 Sometime Ago
5 Witchcraft
6 Israel
7 Eronel
8 All Or Nothing At All
9 12 Bars To Go
10 Naima








コメント (4)
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