JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

鍛錬の時  Jan Jojansson & Arone Domerus 1959-1961

2008-02-06 22:11:46 | 聞いてますCDいいと思う



Jan Johanssonの1961年と62年のカップリングアルバムを聞きました。なかなか真摯にアメリカのプレーヤーを研究して、その影響と個性がスタンダードに反映して面白い演奏でした。結構良いので記憶に残ったらすぐ別の一枚に出会ってしまいました。機会ですから拾ってきました。タイトルは「Jan Johansson & Arne Domnerus」と成っていますが、1969年のArne Domnerus(as)のアルバムやヨハンソンのトリオ演奏などが合わさっているアルバムです。
一つ前に聴いたアルバムは独立して個性を主張するところがありましたが、こちらはちょっとその意味では、散漫、記録的な意味合いが含まれます。
①~④がアルトのArneno入ったカルテット、アルトはポール・デスモンドににて悪くありません。
⑤から⑨間ではベースがGeorg RiedelからDan Jordanに変わったトリオ演奏です。
ピアノの演奏スタイルがまだまだ模倣の域を出ていないので6曲目の“love For Sale”も次の“Autumn Leaves”などアメリカの奏者が見え隠れしながらの演奏で、独自性などはありません。“枯葉”の出だしはシアリングみたいになったりします。しかしタッチやフレーズ作りのセンスなどはなかなか凄いと思います。
このアルバムの後に録音されたのが、「8 BITAR」ですから、その進歩も凄いと思います。
8曲目の“Now See How You Are”もで出しのパターンは既存のパターンではじめますが、個性の息吹を感じます。
10曲目から15曲目は3曲の別テイク、13曲目などのピアノソロかしっかり個性的で好きです。
ただやはりこのアルバム資料的なところが出てしまっていますので、ばらつきがあり、14曲目の“ベックス”はまるで違います。
前の記事に違いがわかる男みたいに書きましたが、違いがわかると感じささせるためには、研究し、鍛錬しその中でパターンを造って行くのでしょうね。
一つ前のアルバムが違いがわかってきたとすると、感覚的にはこちらはそれにいたる鍛錬の時みたいに感じるアルバムです。
努力ものが好きな人にお薦めです。


  Jan Johansson & Arne Domnerus

Jan Johansson p
Arne Domnerus as1-4.16
Georg Riedel b 1-4,16
Dan Jordan b 5-9
Sture Nrodin b 10-15
William Schoprre ds 1-9
Egil Johansen ds 10-16
Bengt-qrne Wallin tp 16
Bjarne Nerem ts 16

1 EXACRLY LIKE YOU
2 WHERE OR WHEN
3 SOMETIMES I'M HAPPY
4 THRTR'S A SMALL HOTEL
5 YONGER THAN SPRING TIME
6 LOVE FOR SALE
7 AUTUMN LEAVES
8 NOW SEE HOW YOU ARE
9 MACK THE KUNIFE
10 SERENADE IN BLUE
11 B4ECK'S
12 SEINGIN' THE BLUES
13 SERENADE IN BKUE alte take
14 BECK'S alt take
15 SWINGIN' THE BLUES alt take
16 SUBURBAN STREET




コメント
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