しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

昭和10大事件、のうちの「ヌードショー」

2016年12月08日 | 昭和41年~50年
半藤一利と宮部ゆきの対談集で「昭和10大事件」という本がある。
その10大事件に「日本初ヌードショー」が選ばれている。
こんな事が10大事件なのかと読んでみたら、
ヌードショーは戦前にはなかったそうだ。
東京っ子の半藤氏は終戦後すぐ「額縁ショー」と呼ばれた裸のショーを日劇で見て、「国破れてヌードあり」と感じ、それがビジネスになることにも感心したようだ。
戦後初のヌードショー当時、踊り子は帽子で隠していたらしい。

ついでながら、管理人の経験も時代を感じるので書き残しておく。
時は昭和42年の5月頃、場所は四国の松山市のはずれ、立花町というところに「立花劇場」というストリップ劇場があり、そこで初めてストリップを見た。
入場料は500円、入ったのは昼間。
踊り子がカツラと赤い着物姿。演歌のレコード音楽にのって舞い、着ているものをじゅんじゅんに脱いでいく。
腰巻姿になったらおしまい、次の踊り子(ストリッパー)に交代する。
それをつづけて5人目くらい、最後の踊り子になる。
この人は腰巻も脱いだ。
ついでズロースも脱いだ、しかも、うっかり手にした扇子を落とした。
・・・
そしたら、ズロースの下に、更にズロースを着ていた。
おもしろくも、なんもない、あほらしいヌードショーだった!



追記1・そのころ福山では有名な「第一劇場」があったが、残念ながら入った事がない。

追記2・昭和48年頃、住んでいた鹿児島市のストリップ劇場では「まないたショー」というのが人気だった。
一度見に行ったが、松山市で見たのとは段違いだった。日本経済も激変中、ヌード界も激変していた。料金も1.000円程度だった記憶がする。
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