しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

小便小僧(子供平和記念塔)

2021年05月24日 | 銅像の人
場所・徳島県徳島市徳島町城内 徳島市中央公園


徳島城は蜂須賀家25万石の平山城、日本100名城。
阿波の青石の石垣と堀が壮大に残っている。
阿波踊りが、あまりに有名なので、この名城はやや認知度が落ちる。仕方ない。

城跡は今、「徳島中央公園」となっていて、歴史や文化やスポーツを楽しめる。






公園に「小便小僧」があるので行ってみると、
それは
「子供平和記念塔」だった。




子供平和記念塔

子供平和記念塔は、世界の平和がいつまでも続くようにと願って、
昭和23年に県子供民生委員の主唱でつくられたものであり、
塔に埋め込まれている石は、徳島の子供達の呼びかけに応じた全国の小中学生やアメリカの子供達から送られてきた特色のある石や化石が使われており、
その中には皇太子殿下(今上天皇)から贈られた石(那智の名石2個)もある。
 
搭上にあるブロンズの子供像は、県内の学童からデザインを募集し、
福島小学校6年の速水和明さんの作品が第一位に選ばれ、
そのデザインを基に日和佐町の彫刻家・大田三郎氏の制作による。
長年の風雨により痛みが激しくなったので、平成7年戦後50年を機に修復され、
盗難にあっていた二羽のハト像も復元された。

     塔の高さ      約4,6m
     搭上の子供像   約1m(ブロンズ像の小便小僧)
     竣工日       昭和23年(1948年)11月3日
     総工費       36万8000円(全額徳島県下の子供達による献金)
                            徳島市公園緑地課

        



撮影日・2013年9月19日


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