しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

大勲位の遺言①あの戦争を振り返る --中曽根康弘  

2015年09月04日 | 昭和20年(終戦まで)
文芸春秋2015・9月号に「大勲位」こと中曽根元首相の寄稿文がある。
大勲位はさすがに視点が違う(高い)と思い、その記事を転記した。・・その一


文芸春秋2015・9月号

昭和20年の秋復員して内務省に復職し、廃墟の東京で茫然と立ちつくし、この国を立ち直していけるのだろうか、国民生活は本当に回復できるのだろうか、と思ったあの日からすれば、誠に隔世の感がある。

20世紀の初頭には世界に胎動しつつあった脱植民地の潮流と相俟って国際連盟が発足する。
日本は国際連盟の常任理事国となるが、満洲国の建国を境に孤立化し、追い込まれる形で国連を脱会、世界の民主主義への正統的潮流に反する形で、無謀な戦争に突入してしまうのである。

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