しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

備中高松城の桜  (岡山県岡山市北区高松)

2022年04月12日 | お城と桜

登城日・2022年3月30日

あまりに有名な”高松城水攻め”、

この城は、戦国のむかし、本丸のほか二の丸・三の丸・池の下丸があり、ふだんは橋で結ばれて、いざという時は橋を切っておとすようになっていた。
周囲はふかい沼地、まことに要害の城だった。

 

 


この城としての長所を逆手にとったのが、秀吉の軍師黒田官兵衛孝高である。
近郷の百姓を動員し、土嚢一俵の運搬に銭100文と米一升をあたえ約2.6kmの大堤防をわずか12日で完成し、足守川を堰き止めた。
ときは梅雨、みるみるうちに増水し、城は泥酔の中に孤立した。

(岡山県の歴史散歩 山川出版社 1976年発行)


 

 

浮き世をば 今こそ渡れ武士の 名を高松の苔に残して

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富田茶臼山城の桜  (岡山県備前市西片上・茶臼山公園)

2022年04月12日 | お城と桜

登城日・2022年4月5日

 

備前市の桜の名所。

茶臼山公園に「茶臼山城跡」という標識が建っている他は、城跡であることは実感できない。

 

 

展望はすばらしく、片上湾と桜の眺めがいい。

登城口は山麓の葛坂峠で、そこでは戦国時代に宇喜多氏と浦上氏の合戦があったそうだ。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

周匝茶臼山城の桜  (岡山県赤磐市周匝・吉井城山公園)

2022年04月12日 | お城と桜

登城日・2022年4月5日

旧吉井町周匝の茶臼山城は、天空の城の趣があり、それに加え春に桜が咲くと一層見事な景観となる。

 

 

戦国時代の山城で土塁や空堀遺構が残っている。

城は江戸時代初期に廃城になったが、周匝の町には陣屋が置かれ、町は水運の要所として栄えてきた。

 

 

 

 

 

山頂には展望台を兼ねた模擬天守があり、吉井川の清流をゆったりと眺めることができる。

天守閣横の装置では、ボタンを押すと「吉井川詩情」という五木ひろしの歌声が流れる。

 

 

 

吉井川は四国の清流のように、静かな自然に囲まれ、見ているだけで心が安らぐ。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする