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「まともな人」養老孟著/中公新書

2013年05月20日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」

◉ 本書に、たばこ(タバコ)に関する記述は次の2つです。ちなみに、著者の養老猛さんは愛煙家です。

▼ 145ページ 村上春樹の「アンダーグラウンド」に、日比谷の地下鉄の駅長さんのインタビューがあったと思う。サリン事件のような事件が起こると思いましたかという質問に、自分が階段を掃除しているところに、タバコの吸い殻を捨てていく人がいるのだから、何が起こっても驚きませんと答えていたはずである。こういう人たちの国が栄えたほうがいいのか、滅びたほうがましか、老人は時々本気で悩む。

▼ 157ページ いまは世界中が「禁煙」に近い。あらゆる航空会社が禁煙である。おそらく商売に圧力がかかっているのであろう。その圧力は、どこから来るのか。今にどれだけ「科学的根拠)あるのか。そもそも人間の寿命はどこまで伸びて良いのか。生物学的には寿命は35歳で十分だという説もある。

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